金正日死亡で拉致問題は進展するのか?

そろそろ真面目にマンションのことを書こうかと思っていたら、
金正日君が死んだとのビッグニュースが飛び込んできました。
朝の8時に列車の中で突然の心筋梗塞ですか?
それで、土日でじっくり準備をして月曜の昼発表。
なんだか出来すぎのシナリオを感じるのは私だけでしょうか?

まあ、生きているより死んだ方がいい人間なので、
そのこと自体は慶賀にたえないのですが、問題はこの後。
北朝鮮当局は後継者を正恩(ジョンウン)君だと発表しているようです。
でも、まだ28歳というから何とも経験不足ですね。
あの国はナンバーツーがいなかったので、
すんなりと正恩体制に移行できるかどうかが不安です。

正日君はかつて、若き日に友邦の支那を訪問した時、
かの国の指導者に「あなたの国は修正主義だ」とのたもうたそうな。
つまり、バキバキのマルキスト・・・という面があったのでしょう。
ただ、北の体制は社会主義というよりも、
オカルト的な絶対王政と見做す方が実態に合っています。

とはいえ、隣国の支那が改革開放政策で経済的に発展するのを尻目に、
ずっと閉鎖的な経済体制を続けてきたのは、
きっと正日君の考え方がマルキストっぽかったからだと思います。
あれだけ、隣国の各経済特区を視察しながら、
ちっとも学ぼうとしなかったのですから。

さて、北が取っている今の閉鎖的な経済体制では、
どこまで行っても飢餓国家のままであることを、
あの国の多くの方は気づいているはずです。
28歳の正恩君だって、スイス暮らしの経験があるそうなので
親父のやり方ではうまくない、と考えているかもしれません。

ニュースを見ている限り、北が混乱している様子は窺えません。
正恩君は、親父が祖父の死後に権力を引き継いだときのやり方に倣い、
当面は派手派手しく動かないかもしれません。
でも、来年早々にもありそうな支那への公式訪問が、
権力の安定移行を示すひとつのシグナルではないでしょうか?

日本と北との間の懸案の第一は、何といっても拉致問題。
これを解決しないと、何も始まらないでしょう
前にも書いた通り、日本の警視庁外事課が持っている
北朝鮮情報は世界でもトップクラスです。
政府はそれをうまく活用して拉致問題の交渉再開へと
道筋をつけるべきでしょう。
正日君が独裁的に権力を握っていた時代に比べれば
幾分か扉は開きやすくなっているのではないでしょうか?

ただし、交渉には十分注意すべきです。
あの半島に住む人々は南北問わず反日的です。
今日の新聞報道では、韓国大統領が野田君に慰安婦問題を持ち出したとか。
そもそも、連中の主張する慰安婦問題など存在しません。
半島が日本領であった時代の問題は、すべては日韓基本条約で決着済み。
それを、わざわざ首脳会談でもちだすなんて・・・とんでもない非常識さです。
それに、ソウルの日本大使館前に据えられた慰安婦のブロンズ・・・
あんなことを平気でやってのけるのが半島の人々です。

残念ながら、我らの隣国に住む人々は、
通常の国際常識というものからは程遠い感覚を持っています。
そのことを、多くの日本人は気づいていません。
彼らが作る時代劇ドラマは、歴史というよりもSFに近いことも
一般の日本人は知らないでいるでしょう。
そして、あの半島では南北ともに、日本を一方的に悪者扱いする
嘘で塗り固めた歴史教育を何十年も行ってきたのです。
「未来志向」なんて言っていますが、ただの空事。
半島の人々と我々は、今後何十年何百年も心理的に和解できないでしょう。
その原因は、100%あちら側にあります。

では、日本人はこれから彼らにどう対していくべきなのでしょう?
実に簡単です。
彼らを悪意の隣人と見做して監視をなまらず、
様々な侵害に注意し、何事にも毅然と対処していくべきでしょう。
個々の問題は、是々非々で対するべきです。
例えば、日本大使館前に据えられたブロンズ像が撤去されるまで
日本大使は本国に召還すべきですね。
アメリカが同じことをされたら、きっとそうするでしょう。

ようするに、悪童に対するのと同じやり方です。
猫なで声で擦り寄っても、ただ増長させるだけ。
棍棒を手に、しっかりと言うべきことを言う。
こちらの主張が受け入れられなければ、
棍棒を振り上げることぐらいはやるべきです。
ここでいう棍棒とは、必ずしも軍事力ではありませんので誤解無きように。

そういった手法は、世界のあらゆる国がやっているのと同じこと。
特に、ああいう非常識な連中を相手にする場合は、
なおさら必要なスタンスではないでしょうか。

さて、北に話を戻しましょう。
権力移行の状況を見極める兆候のひとつが、
正恩君の北京訪問であることは前述したとおり。
しかし、年内に行われるという国葬の様子も興味深いですね。
正恩君の取り巻きにはどういう連中がいるのか?
国葬自体の進められ方にも、
後継体制を読み解くヒントはありそうです。
これからしばらく、北の情勢から目が離せませんね。

でも、それはマンションとは全然関係ないので、
次回からはまた真面目な話題に戻りたいと思います。


2011/12/19 15:46 Comments (0)

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