「売った者勝ち」という悪癖から脱却を!

このブログを始めた頃にはまだ部分的現象だった「値引き」や「価格改定」が、
今やどこでも見られる現象となりました。
コメントでいただく相談にも「元の定価が0000万円、000万円の値引きで0000万円を提示されました」という感じのものが多くなっています。
何度も同じことを書かせていただいて恐縮なのですが、値引き幅や値引き率の問題ではありません。購入額が実勢の市場価格に対して適正なのか。中古になったときに、購入額より上がるのか、下がるのか、という視点で判断すべきです。
そもそも「元の定価が0000万円」というのは、恐ろしく無謀な価格設定であることが多いのです。
また、「年内限定です」とか「この場で判子を押してくれたら」、あるいは「今週の土曜まで」といって営業マンに迫られたら、それは「年明けはもっと値引き」「もうちょっと粘られればあと000万円」「来週は新たな値引き案提示」だと思ってください。単なる営業トークです。
「他に検討されている方がいます」「今決めてもらえれば大丈夫です」「売れ行きは好調なので、値引きはほとんどありません」などというのも、頭から信用する必要はありません。フェイクであることがほとんどです。
様々なご相談をいただいていると、中には相手が素人だと思って無茶な販売をしているケースがよくあります。ローンが通らないといって住戸を変更させたり、インチキな返済例を示して契約をしたり・・・
この業界では、まだまだ「売った者が勝ち」という体質が残ってるのです。
会社が丸ごとそうだったりもします。あるデベは、うんと高い価格設定をして「ウチの物件は一流だから高くて当たり前なんです。みなさん、当社のブランドで買ってくださいます」「値引きはまずありませんから、心配無用です。それより、早く契約なさらないとご希望住戸がなくなります」とかいっておいて、売れなくなったら途中からなりふり構わず値引き。それでいて、その前に契約した方にはなんの説明もなし。要は、正直者が馬鹿を見させられているのです。そういう会社が、テレビのCMでバンバン企業広告をして、ブランドイメージを高め、エンドユーザーの目を眩ませているのがこの業界なのです。
それで、コンクリートや耐震強度の問題が発生したときには、事務的な説明だけで後はほっかむり。誠実とはとてもいいがたい企業体質です。
かといって、真面目にマンションを作って、一生懸命売っている会社もあります。業界全部が、そういう「売った者勝ち」体質に染まっていないところが、まだ救いでしょうか。
「榊淳司の注目のマンション情報」では、そういう企業が手がけたマンションや、値引き・価格改定などの情報を中心に配信していく予定です。
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第2弾も、榊らしく地味なマンションになる予定です。
近々の発信になりますので、楽しみにお待ちください。
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ただ、当方もボランティアなので即日回答というわけにはまいりません。
2,3日から最長で1週間ほどお時間をいただいています。
榊淳司


2008/11/13 19:27 Comments (21)

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