近畿圏、中京圏は来期も大型マンションが出る?

●注意情報「モリモト」
クレッセント、ディアナコート、ピアーズというブランドで
マンション分譲事業を続けている「モリモト」という会社。
東証2部上場なのですが、昨日はストップ安、今日もストップ安気配。
理由は「四半期報告書」というものを提出できなかったこと。
同じようにこれを提出できなかったゼファー、ノエルがどうなったか・・・
この会社のマンションをご検討されている方は、どうかご注意ください。
●来年度のマンション供給は?
さて、来年度(21年4月以降)のマンション分譲について書きましょう。
このブログでも度々述べてきましたが、供給は大幅減になります。
特に首都圏は2万戸台を予想します。
実は、土地がないわけではありません。
各社とも、事業用地は持っています。
ただ、出さないのではなく、出せないのです。
つまり、土地を高く買いすぎているので、
マンションを建てて、今売れる価格で売ると、その事業が大赤字になります。
だから塩漬け・・・・しておける体力がある企業はそうします。
そうでない、倒産した企業の土地は、安値で叩き売られていずれ事業化されます。
でも、そういう土地は、それほど多くありません。
それ以外の財閥系や大手が持っていて「塩漬け」された土地はどうなるのか?
誰にも分かりません。
いずれ、どうにかしなければならないでしょう。
予想されるインフレが早めにやってくれば、すべてをキレイに解決してくれます。
でも、今の日銀の政策を見ていると、インフレだけは絶対避ける、という感じです。
2,3年以内のインフレは望み薄ですね。
●中京、近畿圏は大型プロジェクトも
首都圏のそういう閉塞状態に比べて、
中京圏、近畿圏は「塩漬け」にまわる土地が少ないようです。
約2年前の仕込み時に、それほどの高値掴みをしなかったのでしょう。
来年度の大型案件の販売準備が始まっています。
例の如く、広告の大量投下によってエンドユーザーの目をくらまし、
なんとか売り逃げようという魂胆がみえみえのプロジェクトも多くあります。
私としては、エンドの皆さんはデベが考えているほど馬鹿ではないので、
来年の今頃はどこもかしこも販売不振で頭を抱えていると予想しています。
近畿圏では、今でもほとんどの大型物件は売れていません。
性懲りもない、とはこのことですね。
まあ、冷ややかに見守りましょう。
●お知らせします。
今週の金曜日(21日)に販売される月刊誌の「日経マネー」に、
榊淳司のコラムが掲載されます。
みなさん、ぜひ買って読んでください。
●原稿のご依頼は、このブログのコメントからご連絡ください。
当方よりメールで返信差し上げます。
●「榊淳司の注目のマンション情報」首都圏版
まもなく第2弾を配信予定です。
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メールアドレスを知られることもありません。
名前も住所も不要です。もちろん無料です。
ただ、当方もボランティアなので即日回答というわけにはまいりません。
2,3日から最長で1週間ほどお時間をいただいています。
榊淳司


2008/11/18 13:42 Comments (9)

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