あらゆることは1分で説明可能

5年ほど前のゴールデンウィークに、墓参りもかねて関西方面へ
車で旅行(帰省?)したとき、息子の希望もあって、
東大阪の「司馬遼太郎記念館」なるところへガラにもなく行ってまいりました。
噂には聞いていたけれど、あの蔵書の数にはビックリ。
安藤忠雄氏の設計になる、見事な建築にも感嘆。
そこで思い出したこと・・・・
司馬さんは、理科系の分野で分からないことがあると、
小学生向けの「○○事典」みたいなのを読まれてたということ。
元々、数学が苦手で志望校も変えられたお方。
でも、新聞記者時代は京都でお寺と京都大学のご担当。
理科系の学者さんが何か新聞沙汰の業績を上げられると
取材して記事を書かなければならないお立場。
理解して、一般人にも分かる文章にするわけです。
でも・・・・
司馬さんがそういう偉い先生にお尋ねなさると、
必ず理科音痴にも分かるように説明くださったとか。
つまりは、一流の学者は、素人にも分かるように説明できる
知識と教養と、何よりも「解説力」をお持ちなのです。
それ以来、司馬さんは執筆に当たって理科系のことで
分からないことがあると、そういう一流の学者先生が書いた
小学生向けの「○○事典」を何よりの参考になさったそうです。

さて、私は若い頃にお仕えしていた上司に
「物事は、何でも1分で説明できるはずだ」と
常日頃いわれておりました。
つまり「報告は1分でしろ」ということ。
何かまずいことがあって、言い訳からはじめると
当然ながら1分では終わりません(汗)。
結論から始めて、途中経過の概略を説明してやっと1分。
あとは、上司の鋭い質問に、それぞれ1分以内で回答。
上司は二つ三つ質問すると、およその事態が把握できるわけです。
その間、報告を始めて10分にもなりません。
上司は、直ちに必要な処置を取ります。
おおよそ、世の中に存在する既存のシステムの中で
概略をつかむのに何時間もかけて説明しなけばならないほど
複雑なものはないのではないか・・・と傲慢な私は考えています。
もちろん、高校卒業程度の基礎教養と知識は必要です。
ひとつの項目、ひとつの事件、ひとつのエピソード、
そしてひとつの事業スキームの全体像などは、
口頭による1分の説明にまとめることが可能です。
もちろん、それで深い理解は得られませんが、概略はつかめます。
必要なことは、短時間で全体像を伝えることです。

文章も、同じですね。
音声で伝えるか、文字で読ませるかの違いです。
最近、またマンションの購入相談が多くなりました。
メールでお答えするのですが、声に出して読めば
2,3分の内容でしょうか。
そこにエッセンスを凝縮するのですが、
うまく伝わっているのかどうか、ちょっと心配。
無料でやっていることですが、やはりきちんとお答えしたいと思っています。
マンションレポートは各物件1000字前後。
あまり長くなってもいけないので、こちらも内容を凝縮。
みなさん、ご自分の検討物件は熟読されるようです。
でも、もっと突っ込んだ見解をお知りになりたいのなら、
遠慮なくこのブログから相談をお寄せください。
初回は無料です。2回目からは3150円。
時々、名前やアドレスを変えて何回も相談を受ける
不埒な輩がいますが、大半は2回目の料金をお支払いくださいます。

レポート更新情報

ザ・パークハウス グラン三番町も好調スタート
プラウドタワー千代田富士見、ブランズ四番町も間もなく完売!
「千代田区総集編」
価格4490

■このレポートに収録されているマンションは、
■ザ・パークハウス グラン三番町,■ブランズ四番町,■ザ・パークハウス 四番町レジデンス,■アトラス千代田末広町,■グローベル ザ・ステーション水道橋,■プラウドタワー千代田富士見レジデンス,■クラッシィハウス神田■ザ・レジデンス平河町,■ルネ千代田神田和泉町,■リビオレゾン大手町,■ウィルローズ小伝馬町,■ポレスター千代田御茶ノ水,■CONOE(コノエ)三番町,■CONOE(コノエ)秋葉原 岩本町,■CONOE(コノエ)秋葉原 万世橋,■パレステージ神田,■ルネサンス九段下ザ・レジデンス、以上の17物件です。

夕刊フジの公式サイト zakzak
に榊淳司の連載コーナーが設置されています。
どうぞ、みなさん寄って行ってください。


2013/7/15 23:32 Comments (0)

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。