外国人労働者の住宅需要も侮れない

ここ数か月の間に4回ほど地裁で刑事裁判を傍聴しました。
知り合いの先生に国選弁護が入ったので、見学。
なんと「無罪主張」だったのでおもしろくて。
だって、日本の刑事裁判の有罪率は99.9%ですからね。
裁判の中身については、動画をご覧ください。
話せる範囲でお話しをしています。

さて、今日の話題です。
今年は空家率が発表されました。
0.1ポイント増えて13.6%。なんか変ですね。
自分のまわりの体感空家率はもっと高いはず。
ちょっと郊外に行くと、空家だらけではないですか。
多分、この統計数字には裏があると思います。

総務省発表の空き家率は大して増えなくても、
実際の空き家が増えているのは事実です。
しかし、激増しているわけではありません。
その理由は、外国人居住者の増加でしょ。

2018年の12月に入管法が改正が可決されました。
施行されたのは今年の4月1日。
それで急に変わったわけではないのでしょうが、
最近はやたらと外国人の居住者が多くなりました。

私の住んでいる街はインド人が多いことで知られています。
私の自宅は駅から10分ほど歩いたところですが、
その間に日本語を1回も聞かないことがあります。
インバウンドがいるのは駅周辺だけ。
だから、ほぼ居住者なのですよ。

埼玉には中国人が半分以上住んでいる団地が出来ています。
統計的には、今後毎年20万人ずつ外国人が増える見通し。
日本人が毎年40万人減るので、ちょうどいい感じですね。
40万人の中身はほとんどがジジババでしょうから、
労働人口は実質的に増えているのかもしれません。

そういった外国人にも住むところが必要です。
都市部の賃貸住宅への需要が、わりあい底堅いのは
彼ら外国人のニーズがあるからではないでしょうか。
それが空家率の急増を押し留めているのかもしれません。

今後はどうなるのでしょう?
鍵はAIがどの程度人間の労働に取って代わるかですね。
運転手やコンビニの店員を不要にするほど普及すれば、
日本の人手不足はある程度解消するはず。

しかし、建築現場で型枠をつくったり、
コンクリートを流し込んだり、鉄筋を溶接する作業は
まだまだAIには無理っぽく思えます。
つまり、建築現場は当面人手不足ですね。

AIが浸透するにはまだ10年程度の時間が
かかるような気がします。特にこの国では。
多分、中国の方が断然早いでしょうね。
その理由は「規制」の考え方。

中国だと自動運転で人が何人か死のうと、気にしません。
改良しながらどんどん普及させるでしょう。
日本だと、人がひとりでも死のうものなら大変。
すぐに運用を中止して総点検でしょうね。
何といっても「想定外」のことを考えて
原発を全部止めてしまった国ですからね。

であれば、この国では当面人手不足は続きます。
外国からの労働者の呼び込みも継続するでしょう。
そのうち、外国人のタクシー運転手や
マンションの管理人まで現れそうな気がします。
建設現場では、すでに職人の半数近くが
外国人であるようなところも出てきています。

ということは、今後賃貸住宅についてはそれなりの
需要が見込める、ということですね。
但し家賃は10万円以下の物件がほとんどだと思います。
ITの技術者にしたところでほぼ20万円以下。
欧米系企業の役員クラスは別格ですけどね。
東京もだんだんパリやロンドンみたいになってきました。

2019年7月13日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して3年余り。
すでに十数物件、総額5億円以上の相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:7月13日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は3組様。
多少の待ち時間が発生しました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2019/6/25 18:56 Comments (0)

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