「道徳なき拝金主義者の大集団」を見誤るな

「貪官汚吏(たんかんおり)」という、言葉をご存知ですか?
読んで字のごとく、「官を貪り、吏を汚す」ということ。
日本の役人も悪いことする奴はたくさんいるし、
高級官僚は国益ならぬ省益ばかりを追い求めています。
でもまあ、そんなのは支那に比べれば可愛いもの。
あっちは何といってもスケールが違います。

今、支那で大問題になっているのが「裸官」という連中。
支那国内で一定の地位についている官吏で、
海外に家族を住ませ、資産を持ち、いつでも逃げ出せる
いわば「裸」で国内にいる人々を指すそうです。
そういう連中は、支那にいる間に出来るだけ多くの私服を肥やし、
ヤバくなったら即座に海外に逃亡しようと企てているわけです。
連中の「公金横領」や「収賄」のスケールといったら、たまげますよ。

ある支那語系の海外メディアの報道によると
過去12年間で海外に逃亡した汚職官僚は約18000人。
持ち出された資産は8000億元(9兆6千億円)。
その額たるや、わが国の消費税2%増税分を軽くぶっ飛ばしています。
しかし、これは統計数字に出てきた部分だけ。
北京大学のある研究員の試算によると、これまで持ち出された総額は
1兆元(12兆円)を超えるのではないかといいます。
海外に逃亡しようとした汚職官吏が、
1日に51人も捕まったこともあるそうです。
先日は、北京発ニューヨーク行きの支那の航空機が、故障でもないのに
離陸7時間後に北京に引き返して着陸した珍事がありました。
どうやら汚職官僚を逮捕するためだったと言われています。
まあ、我々の常識では理解しがたい国です。

大陸支那はここ20数年、凄まじい勢いで経済を膨張させました。
今や、世界第2位の経済大国です。
しかし、経済のみが膨張して、法制や政治体制は旧態依然。
社会構成も人々の意識も基本的には3000年前の漢帝国のまま。
むしろ、共産党が大躍進運動や文化大革命などの蛮行があとを引き、
健全な読書人階級が消滅してしまっている感じがします。
つまり、社会の隅々まで絶対の価値観は「カネ」。
約13億人という、世界史上最大のスケールを誇る国家の
隅々までに拝金主義が行き渡っているのです。
これは、ちょっと考えれば恐ろしい事です。

カナダという国は、不幸な事にアメリカという超大国がお隣です。
しかも、多少の違いはあるにしても英語が公用語。
こんな条件が災いして、優秀な人材がどんどんアメリカに流出しています。
だから、カナダは他国からの移民を歓迎する傾向にあります。
つまり、移民の条件が「甘い」のです。
カンタンに言ってしまえば「金を持ってくる」人は大歓迎。
この政策のおかげで、バンクーバーなどはすっかり支那人の街に
なってしまっているそうです。
前述の「裸官」の逃げる先の最有力候補はカナダだそうです。
今やカナダには支那人の街がうじゃうじゃあるといいます。

ある評論家は、支那人のことを「人類のガン細胞」だと表現しています。
まあ、それも言いえて妙ですね。
私はもっとマクロな視点で、先進国でエネルギーを大量に消費する人々こそ、
地球にとってのガン細胞である、とこの30年主張してきました。
しかし、もう少しミクロな視点でみると・・・・
現代の国際社会において、その秩序を受け入れずに
拝金主義によって破壊しつつある支那人は、ある意味「ガン細胞」です。

今、アメリカでは大統領選挙が行われています。
民主党大会におけるミシェル夫人の演説は素晴らしいですね。
日本の政治屋100人が束になってかかっても叶いません。
情けない事です。
しかし、実のところオバマ対ロムニーの重要な争点のひとつは
他ならぬ「チャイナ(支那)問題」なのです。
ロムニー陣営は「オバマは支那に甘い」と攻め立てています。
超カンタンに解釈するとロムニーは「強く、豊かで自由なアメリカ」。
オバマは「平等で、愛と平和のあるアメリカ」という図式です。
このまま行くと、多分オバマが再選されるでしょう。
しかし、支那情勢の動向でこの傾向が逆転する場合もあり得ます。

今、支那は世界中で問題を起しています。
極東ロシア、東シナ海、南シナ海、チベット、ウイグル、
アフリカ、北極海、カナダ、南米・・・・
これらのどこかで問題が噴出して、オバマが対応を誤るとどうなるのか・・・
例えば、尖閣諸島よりもアメリカの関与度が薄そうな
ベトナム領の南沙諸島を支那軍が占領するような事があると・・・
これは、アメリカにとって非常に難しい問題です。
ベトナムはかつて戦争で痛い目に合わされた国。
しかし、ここでアメリカが支那の横暴をほっておけば、次は日本の尖閣。
だけど、オバマは支那とことを構えたくないからといって、
軟弱外交に流されると、これがロムニー陣営にとって格好の攻撃材料。
だから、オバマも妥協できないところですが・・・

「中国はそこまで乱暴はしない」
なんていうお考えは、甘いでしょうね。
今、支那の「永田町」である中南海は凄まじい権力闘争のさなか。
どこかの陣営が現政権の足を引っ張るために、
南沙諸島で一発何かを仕掛けてもなんら不思議はありません。
そうでなくても、あの国では年間の暴動発生件数が10万件以上。
道路は陥没するは、橋は崩落するわ、たかがM5の地震で多量の死者、
7月には北京に大豪雨で死者数千人というテンヤワンヤ。
さらに、改革解放経済(資本主義)になって、ほぼ初めてというバブル崩壊。
そうでなくても大卒者の半数が就職できないという歪な経済構造。
何が起こっても不思議はないのです。

ところが、不思議な事に日本では一部のメディア以外に
支那情勢の的確な報道がありません。
外務省のチャイナスクールは、あいも変わらず事なかれ主義。
欧米企業が逃げ出しているのに、これからあの国に投資しようなんて
おめでたい中小企業もウジャウジャ。
そうでなくても、いつ反日デモで大きな被害にあうか分かりません。
支那の政府は基本的に「愛国無罪」の立場。
つまり、反日活動による被害はなんら補償してくれないばかりか、
なんだかんだとイチャモンをつけて余計な税金を取られたり、
場合によっては人質として逮捕される事もあります。
実際、尖閣問題で逮捕されたゼネコン社員がいましたね。

みんな、どうしてあの国に幻想を抱くのでしょう?
あの国はただの「道徳なき拝金主義者の大集団」でしかないのです。
その事に、もっと多くの人は気づくべきですね。
根本的な価値観、道徳観が違う集団の間では、
結局は「真の友好」などは生まれません。
そのことになるべく早く気づき、あの国へのコミットを控えるべきです。


2012/9/9 14:31 Comments (1)

1件のコメント

もはや「主義」ではない。
主義を通り越して「宗教」になっている。

2014/09/03 22:39 | by 反拝金教

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