避けようもないチャイナリスクについて

どうやら、中国の経済はマイナス成長になっているようです。
表向きの成長率は7%ですが、そんなの誰も信じていません。
鉄道貨物輸送量と電力使用量はマイナスです。
7%成長が本当なら、電力使用量が減るわけはないですね。

かの国では過剰設備も大問題になっています。
粗鋼生産能力は、日本の消費量の4年半分。
自動車の生産能力は、中国国内販売量の2年分。
まあ、どこかの国が買ってくれれば問題はないのでしょうが・・・

それで、上海の株式市場はいつ暴落してもおかしくないのですが、
あの国では事実上「株の売却が禁止」されているため、
相場は不自然ながら平穏に推移しています。
まあ、時間の問題でしょうけれど。

外貨は急速に流失しているようです。
あの国では外貨の国外持ち出しは禁止なのですが、
そんなものいくらでも抜け道があります。特に政府の高官は。
だから、日本の不動産市場にもジャブジャブ流れてきています。

個人単位でタワーマンションを買う動きは依然として続いています。
ところが最近、数百億から数千億という巨大なお金が流入する気配。
日本の優良不動産を買いまくろう、という動きです。
そのうち、いくつかは明らかになるはずです。

しかし、そういう単位のビッグマネーの出所がいまいち不明。
多分、政権の相当上の方の連中が、外貨を持ち出しているようです。
もちろん、買いに出ているのは日本の不動産だけではありません。
アメリカやカナダ、オーストラリアにも行っている模様。
何といっても世界第2位の経済大国です。
しかもその経済規模で、アングラマネーが何割もありそうです。
それらが、一斉に中国国外へ逃避しようとしているのです。

だから、上海の株が下がったから爆買いがなくなる、ということはなし。
よほどの円高にでも戻らない限り、このチャイナマーの勢いは衰えません。
まあ、高く買ってくれるのはいいことです。
売るのはたいていが日本人ですから、国内にお金が落ちます。

困るのは、連中が売りに回った時です。
何といっても「一斉に」動くのが彼らの習性です。
今は「爆買い」なので、市場には上振れの影響しかありません。
これが「叩き売り」に転じた場合、市場は混乱するでしょうね。

日本は4年半前の東日本大震災で福島の原発事故が起きました。
私は専門家ではないので詳しく理由を示して断定できませんが、
中国の原発というのは、日本に比べて
かなりいい加減に管理されていると聞きます。
いつかきっと、何らかの事故が起きますよ。
きっとチェルノブイリ級のすごい事故が。

中国政府は都合の悪いことを何でも隠蔽したがります。
でも放射能は隠しようがありません。チェルノブイリみたいに。
日本では最悪の事故に最悪の民主党政権が対処しましたが、
幸いなことに「現場の力」で大惨事だけは防ぎました。
つまり、放射能で死んだ人は一人も出ていません。

中国の共産党政権は、原発事故にきちんと対応できるでしょうか。
おそらく大多数の日本人と、ほぼ全部の中国人はそうとは思いません。
きっと、滅茶苦茶な対応をして多くの死人を出すでしょう。
広範囲にわたってパニックが起きます。

普段の情報統制がたたって、人民は政府を絶対的に信用しません。
我先にと海外へ逃げ出すことでしょう。
日本の地震の直後、東京‐上海便は片道20万円でも飛ぶように売れたとか。
その逆が起きても、何ら不思議はありませんね。

そうなったときに、彼らは日本で持っている不動産を換金したがるはず。
つまりは「叩き売り」の始まりですね。
日本だけでなく、世界は非常な混乱に巻き込まれます。
これは悪夢。しかし、いかにも起こりそうなことです。

例えば、東トルキスタンのウイグル族過激派の誰かが、
北京や上海で爆弾を爆発させたり銃を乱射するよりも、
もっと中国国内を混乱させることが可能な「原発テロ」という
戦術を思いついてしまったら、どうなるでしょう?
必要な武器は、迫撃砲と50発くらいの砲弾。
原子炉がある建物の屋根は、果たして迫撃砲の砲弾に
耐えられるように作ってあるでしょうか?
中国人がそんな周到な仕事をするとは思えません。

あるいは、堂々と正面玄関から銃を乱射しながら乱入して、
原子炉に爆弾を仕掛けるとか・・・
中国の原子力発電所は、運転中の原発19基に加え、
建設中は29基、計画中はなんと225基だそうです。
そのすべてに1個大隊の警護隊を配置しているのでしょうか?

「チャイナリスク」というワードが定着してしまいました。
何といっても、日本の2.5倍の経済規模を持った大国が、
ロクに国際ルールを守る気がなく、もの凄く我儘なのです。
しかも、儲けたお金をせっせと軍備に使い、原発を建設しています。
また、政府の統制の効かないところで外貨が大量に流出して、
世界中で不動産を買いまくっています。

その一部が東京にやってきて、ビルやマンションを買っています。
日本の不動産経済の歴史に、かつてこんなに外国のお金が流入
したことはなかったはずです。ものすごく不自然です。
このお金が逃げ出す時、日本の不動産市場は暴風雨に見舞われます。
Save for a rainy day. でも、瞬間集中豪雨で、傘も差せないかも。

日本人はこれから、「チャイナリスク」を十分に意識しながら
日々を過ごさねばならなくなってしまいました。
何とも居心地の悪いことです。でも、仕方ありません。

ちょっとだけ歴史を振り返りますね。
明治維新以来、日本にとって「朝鮮」と「支那」は
何とも頭の痛い問題であり続けました。
朝鮮については、日露戦争によってあらかた解決しました。
しかし、大東亜戦争の敗北によって大問題となって復活。
今も日本にとって限りなく迷惑な存在になっています。

一方、支那問題は結局のところ日本を大東亜戦争の敗北に導きました。
日本が支那問題で躓かなければ、
アメリカと戦争する必要はなかったのです。
あの頃、日本には「支那問題」の専門家というべき人が何人もいました。
例えば、ゾルゲ事件の日本側主犯である尾崎秀美も支那問題の専門家。
彼らの言っていることは、だいたい今と同じです。
「支那人には基本的に誠実さが欠け、自己本位で、統制しにくい」

敗戦後、長らく「支那問題」は日本から遠ざかってくれました。
中国大陸に「共産主義」という国家衰退システムが蔓延したからです。
しかし、これも1980年代に変質して、共産党の独裁専制、
という形骸だけは残りましたが、中身はインチキ資本主義に。
それで経済が大発展して今のようになってしまいました。
再び、日本は「チャイナリスク」に悩まされる立場になりました。
今度は、連中の軍隊やお金に攻められる立場ですね。

この前、ある旧知の不動産屋とアレコレ物件の話しをしていたとき、
「そのビルだったら中国人が高く買うよ。紹介しましょうか?」
といったら、ちょっと怖い顔になって
「支那人には売らん。絶対に売ってやらない」。
まあ、中にはこういう人もいます。でも、大半の人は売るでしょう。
まあ、連中はお金を持っていますからね。仕方がありません。
せいぜい高く買っていただき、後で安く買い戻すことを考えましょう。

さて、資産価値レポートの更新情報です。
今回は「大阪のタワーマンション」を最新情報化。
4物件、新しいマンションが加わりました。
いずれも、筋がいいですね。
「ブランズタワー御堂筋本町」は、久々の御堂筋物件。
それも「本町駅徒歩1分」。
こういう、本来はオフィスビルになりそうな土地が
どんどん新築マンションになってしまいます。
それはそれでいいのですが、大阪の街の経済力が
衰えている証左でもあります。

大阪のタワーマンション
価格 5,290

■シティタワー大阪天満 ザ・リバー&パークス、■MEGA CITY TOWERS(メガシティタワーズ)、■ブランズタワー御堂筋本町、■福島リバーガーデン、■ブランズタワー・ウェリス心斎橋 SOUTH、■阿波座ライズタワーズ フラッグ46(OMPタワー)、■クラッシィタワー南船場、■プレサンス レジェンド 堺筋本町タワー、■シティタワー梅田東、■ブランズタワー・ウェリス心斎橋 NORTH、■ザ・パークハウス 中之島タワー、■ローレルタワー南森町ル・サンク、■ピアッツァタワー上本町、■プレミストタワー大阪新町ローレルコート

「榊淳司のお奨めマンション速報」

購読料 1ヵ月 1,590
※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから  次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください

メルマガ


2015/9/25 0:33 Comments (4)

4 Comments

ぼうさんさん、こんにちは。

貴重なご教示をありがとうございます。
中国の経済政策はアクセルとブレーキを同時に踏んでいるから
前へも進めず、誰かにガソリンを抜かれている感じですね。
ただ、抜かれたガソリン(外貨)は海外に持ち出されて資産を買いまくり。
そのひとつが日本の不動産になっていることは確実。
連中の爆買いに勢いの低下は認められません。

バリ島でも中国人のプレゼンスが高くなってきました。
しかし、あの国の経済がどういう展開を迎えるのか、
私には全く読めません。
なので、また今回のようなご教示をいただければ嬉しい限りです。

ごきげんよう 榊淳司

2015/10/01 18:57 | by Sakaki Atsushi

「北京青年報」など複数の中国メディアによると、中国国家外貨管理局は海外で使用する銀聯カードの使用枠を制限する措置を打ち出した。
 具体的には、①2016年1月1日から、海外で使える金額は年間合計10万人民元まで、②2015年10月1日から12月31日までの間、使用可能枠が合計5万人民元まで、上限を設ける制限措置が導入された。
 中国は不良債権を後送りする為にも今後金利が更に低下していくと思います。金利を上げようとしているUSとの経済格差を考えても為替がほぼペッグされていることがおかしいと思われます。先日の人民銀行の切り下げで中国人民は人民元が高いことが認識され、更に不動産など資金の海外流出が加速しています。本来であれば輸出も増加していないので、これで人民元は安くなるはずですが、そうなっていない結果、中国国内では預金準備率を低下させても金融緩和効果が相殺されていると思われます。今回は海外での消費支出への対応ですが、海外不動産投資への規制が迫っているように今回の措置をみて思いました。

2015/09/30 09:07 | by ぼうさん

まろたんさん、こんばんは。

そうです。いいこぶっても仕方なし。
世の中、外面のいい奴ほど腹黒い(笑)。
本物のいい子になるのは、もっとつまらない。
時代は常に変わっていますね。
昔を懐かしがっても致し方なし。
今を惜しんでもせんないこと。
10年後は、オリンピック閉会後の5年。
安倍ちゃんの考えるほど、世の中甘く無し。
出生率はどうやったら上がるのか?
そんなこと誰も知らんでは有馬温泉。

私は少しだけ知っていますよ。
「妊婦は6階以上に住んではいけない」
これは科学的データで実証済み。
法律にしてしまえば、出生率は0.1くらいは上がります。
その代り、マンションの価格が2割は下がります。
タワーマンションは平均3割?
あんなものをバカバカ建てているから
この国の出生率はどんどん下がっていくのです。
出生率が回復したフランスには、あんな醜悪な建物はありません。
この話、こんどどこかに詳しく書きますね。
テレビ局も喜びそうな話だし(笑)。

それではまた。 ごきげんよう  榊淳司。

2015/09/25 23:23 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

チャイナリスク。
共産党独裁。
むかーしの、我が「大本営発表」も腰を抜かす「デタラメさ」。
でも本当のリスクは、それではないでしょう。

「ヤバいこと全て、ドロを掛けて、知らん顔。なかったことにする」
これこそが本当のチャイナリスクでは、有馬温泉?
まったく「手が付けられまへんわ」(笑)

「一億総活躍社会」と安倍晋三。
おお、おお、勇まし哉。
と言いたいところですが「私だけは抜かして」ね。
担当大臣を置くらしいですが、誰が「恥さらし」にされるのか。

> ひとに好かれて、いい子になって、
> 堕ちてゆくときゃ、ひとりじゃないか。

昭和三〇年代。
私が、まだ紅顔の美少年だったころ、町に流れていた歌。
東京オリンピックも、あったなあ。
それから半世紀。
いい子になって、ひとり堕ちていった。ひと、企業、ありですね。

ウヨクだ、サヨクだと、イデオロギーもあります。
が、古今東西、普遍のイデオロギーは、ズバリ!
「もはや、時代は変わった!」
古今東西、最強・無敵のイデオロギーでは、有馬温泉。

南国の島まで出張ですね。
どうぞ、道中、御無事で。

ごきげんよう。

2015/09/25 22:54 | by まろたん

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。