アメリカの大統領選挙、どうやらトランプ対ヒラリーになりそうですね。
正直に言うと、あまり面白い展開ではありません。
ルビオあたりが、もっとも「まとも」な大統領になりそう、
だと私には思えたのですが・・・・
私の視点は、単純に「日本にとっていいのかどうか」。
これは多分、我が国の外務省と同じです。
日本に厳しい姿勢を取る大統領だと、やりにくくなりますね。
今のオバマなんかは、その典型。
今でこそ中国の本質に多少気付きましたが、当初は全然。
かなり「中国寄り」の姿勢に終始しました。
最近の大統領の中では、ブッシュ息子に親日感がありました。
かつてはレーガンでしょうか。いずれも共和党。
ところが、トランプは今のところ日本に厳しい言動が多数。
彼は単純に、日本はアメリカの「核の傘」にタダで入っている、
と思い込んでいるようですね。多分、無知のなせる業。
日本は、駐日アメリカ軍の費用を「思いやり予算」で賄っています。
その額は年間1800億円ちょい。ちょっとしたものですね。
アメリカにとっては、世界一駐留しやすい国ではないでしょうか。
まあそれはいいとして。
トランプ君が大統領になると、日米安全保障条約が
変質する可能性があります。
「我々は日本をタダで守ってやる義務はない」と考えているから。
その結果どうなるのか?
例えば、尖閣諸島を中国が軍事占領した場合、
日本は独力で中国軍と戦わなくてはならなくなります。
あの島々を取り返す作戦なら、自衛隊でも可能でしょう。
多分、中国海軍なんてフルボッコでやっつけられます。
しかし、「核ミサイルを撃ち込むぞ」と脅された場合は・・・
そして、実際に撃ちこまれたらどうなるのか?
今は、「アメリカが仕返しをする」ということになっています。
東京が中国の核ミサイルで壊滅したら、北京がアメリカの核ミサイルで
消滅させられる、という図式です。これが「抑止力」。
ところが、トランプ君が大統領になって「日本は守らない」という
姿勢を取れば、中国は大喜びで尖閣を占領するはず。
何となれば、核ミサイルで日本を脅せばいいのですから。
第二次世界大戦後の「抑止力」というのは、
実に微妙なバランスで維持されてきました。
そこで、大国間は「戦争をしない」という暗黙のルールが
敷かれていたのです。トランプ君は、そこを分かっていない。
一方、ヒラリー君は普通の民主党の大統領になります。
彼女はおそらく、アメリカ人の上位0.001%くらいの秀才。
そして、優秀な弁護士であり、政治家です。
ただ、日本に優しいかというと、それは普通。
日米安全保障条約はしっかり維持してくれるでしょう。
ただし、エリートらしい怜悧さは持っています。
ですから、どちらかを選べと言われればヒラリー君になります。
しかし、彼女は面白くありません。多分、無難にこなすだけ。
個人的にはトランプ君が大統領になる図を見てみたいのですが、
中国の核ミサイルで死ぬのは嫌です(笑)。
このままトランプ対ヒラリーになると、ヒラリー君が勝ちそうです。
なぜなら、共和党の良識派がヒラリーに投票しそうだから。
ただ、アメリカという国ははねっかえりなところもありますから、
トランプ大統領の誕生もあり得なくはないのですよね。
また、トランプ君が大統領になって日米安保条約を実質反故にして
日本が独力で中国と軍事的に対峙せざるを得なくなった場合、どうなるか。
それこそ、日本国内のサヨク的平和主義者は黙らざるを得ません。
日本国憲法の第9条は、日米安全保障条約を前提に存続しています。
それが無くなると、日本は独力で自国を守らなければならなくなります。
尖閣や沖縄が中国軍に占領されたら、
「憲法9条があるから戦争できません」という議論は虚しくなります。
安倍君のもくろむ憲法改正なんて、国会の満場一致になるかも。
国民投票も圧倒的多数で「憲法改正」になるでしょう。
そういう意味では「トランプ君、カモン!」かも(笑)。
そろそろ、日本のメディアでも「もしトランプ大統領が誕生したら」
という議論を始めるのではないでしょうか。
日本人は長らく自分たちが戦争に巻き込まれる、あるいは
その当事者になるという仮説を立てられませんでした。
そろそろ、現実的な思考を始めてもいいのではないでしょうか?
一人前の国になりましょうよ。
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まろたんさん、こんにちは。
そういえば「第三次世界大戦」というのは、今や死語ですね。
でも、おっしゃる通り危機的な状況はなんも変わっていない。
今まで半世紀も核兵器が使われなかったのは
「それをやっちゃあおしめーよ」という、人類の理性。
ただ、正恩君も持ってしまった今、理性はどうなるのか・・・
究極の選択として、日本も核武装すべきですね。
でも日本が核武装することで韓国もやるのなら、
そりゃあやらんほうがいいでしょう。
キチガイに刃物、状態ですから。
しかし、トランプが大統領になれば、
それはそれで面白そうです。
ではまた ごきげんよう 榊淳司
2016/03/03 17:56 | by Sakaki Atsushi榊さま。
わが日本国。
長く続き過ぎましたね。なにが?
平和が。経済的ゆたかさが。
それは良かったけど。それだけで終わりません。
国家も。人生も。
思えば、半世紀前。1960S。
米・ソ・中の東西対立は、キワドイものでした。
数万発のICBMが太平洋をはさんで、にらみ合っていた。
核ミサイルが、数万発ですよ!
当時。
雑誌「世界」は、しょっちゅう特集を組んでいました。
「ICBM=大陸間弾道弾」の。
そして「SMBM」の。
つまり「世界の核戦争」の危機を。
そのころ、言われたキイーワード。
「バランス・オブ・テラー」
そして、
「ワールド・ファイナル・ヒュウ・ミニッツ」
「恐怖の均衡」と「世界の最後の数分間」
世界の平和は「恐怖の均衡」で保たれている。
核戦争は「相討ち」。ほんの数分間で決着する。
世界の、人類の、おわりは。
あれから半世紀。
今、こんな特集を一般雑誌は組みませんが、
きわどい状況は、何も変わっていません。
むしろ、バージョン・アップはしたでしょが。
米・中・ソの混沌。
ほかにも「核」は拡散しています。
北朝鮮は、ハッタリなのか、どうか?
ま、侮れない連中です。
トランプであろうが、ヒラリーであろうが、
日本国は変わらねばならんでしょう。
もう、残された時間、そんなにはないと。
ごきげんよう。
2016/03/03 14:11 | by まろたんまろたんさん、こんばんは。
しかし、アメリカ人がトランプを選ぶとすれば
これはWW2後でもっとも混乱を生じさせるでしょうね。
近代民主主義最大の失敗作はヒトラーですが、
それがトランプに変わるかもしれません。
核戦争でもおっぱじめれば、まさにそう。
日本のように軍隊の弱い国でポピュリズムが花開いても
せいぜい民主党政権の誕生で済みましたが、
アメリカだとねえ・・
私は好きではありませんが、
せいぜいヒラリーに勝ってもらうしかありませんね。
まあ、オバマよりもマシでしょう。リアリストみたいですから。
それではまた。ごきげんよう 榊淳司
2016/03/02 22:22 | by Sakaki Atsushi榊さま。
今のいま、
わが日本国に、米軍の将兵が「5万人」展開しておると。
われら「タミ草」が「バカ」やって暮らせるのも、
これら将兵のおかげでは、有馬温泉。
ええー。わが自衛隊は、どうなんー?
はい、はーい。
おっしゃる通り。
ご苦労さまですーう。(笑)
ま、それはそうとして。
この先、
「行くところまで」いくしかない。
やんけ、というのが、
ま「ポピュリズム」の成れの果て、
でしょうかいな。(笑)
思えば、半世紀前。こんな「歌」が。
「いいじゃないの。しあわせならば」
「いいじゃないの。今が、よけりゃ」
ごきげんよう。
2016/03/02 20:13 | by まろたんRSS feed for comments on this post.