最近、街を歩いていてよく考えること。
「50年経ったらこのうちの半分はいなくなって、
100年経ったら全員が死んでいる」
まあ、100年前に日本橋を歩いていた人間は今、
誰もいなくなっているのでしょう。
諸行無常、ですね。
10年経ったら、世の中の風景もすっかり変わっています。
10年前、私はただの広告屋でした。
毎日毎日、マンションの広告を作っていました。
どこかのマンションデベロッパーに顔を出して、
チラシやパンフレットの広告案を提案し、チェックを聞き、
会社に戻って社員たちに指示を出していました。
今は、全然違うことをしています。
10年前は飲まなかったコーヒーを、毎日飲んでいます。
10年前はいやいや冷房をかけていましたが、今は扇風機だけ。
10年前は毎日何かの「定食」を食べていました。
10年前に比べて、多分体重は10kg以上減っているはずです。
10年後、どうなるのでしょうか?
私は64歳になっています。
身体が動けば、今と同じことをしているのでしょうね。
著作は今の10倍に増えているのでしょうか?
まあ、そんなに書きたくもありませんが(笑)。
マンション市場の10年後ならある程度予測はできます。
でも、自分の健康状態の10年後は怪しいものです。
もしかしたら、もう死んでいるかもしれません。
諸行無常、ですから。
1週間があっという間に過ぎていきます。
今週は月曜に大阪に出張り、火曜は京都にいました。
水曜に事務所に出ると、雑務の山。
それを2日かけて処理したら、もう今週はお終い。
今週末は特に予定はありませんが、来週末はお呼ばれの講演。
その次の週はお盆ですね。
私にはお迎えしたい親族が何人かいます。
まあ、信心は何もないのですが。
先ほど、親しき親戚の方が危篤と聞きました。
この歳になると、親の世代を送ることになります。
何とも寂しいことですが、致し方ございません。
もう少しで自分の番も回ってくることを思い知らされます。
さて、日銀が追加緩和策を決めましたね。
ETFを年間6兆円買うとか。
「アホか」の世界ですね。
もうそれしかでけへんにゃろ、と思いました。
株価も反応していません。
最近、つくづく思うのは「経済学はインチキやろ」ということ。
経済学をまともに学んだことがないので、
少々はばかられますが、本気でそう思います。
日銀に黒田君がやってきて以来の金融政策は、
バブルを生みだしたもののインフレや景気浮揚には
ほとんど寄与していなかったのではないでしょうか。
もっとも、黒田君自体は経済のトーシローのように思えます。
だって、もとは東大法学部卒の大蔵省キャリアでしょ。
やることが分かりやすすぎますよ。お金増やしてマイナス金利・・・
挙句の果てには株やリートをがぶ飲み買い。
もっとも、黒田君に限らず世界中の中央銀行が同じことをしています。
何度もここで同じことを書きますが、今の世界は壮大な実験をしています。
それは「管理通貨制度」という錬金術がどこまで通じるのか、ということ。
アメリカはいくらでもドルを作れます。現に作っています。
日本だって円を増やせます。黒田君はあっというまに4倍に増やしました。
人民元も、ドルの保有に合わせて増やしました。
もっとも、今後はただ増やしたいから増やす、となりそうです。
管理通貨制度、というもの自体がインチキです。
だって、人間が「貨幣」という幻想の信用を増やしているのですから。
リーマンショック以降、タガが外れて各中央銀行ともインチキ競争。
いつかどこかで、帳尻を合わせなければいけません。
まあ、私が生きているうちにそういう時が来るとは限りませんが。
既に黒田君にとっては万策が尽きています。
経済というものは、しょせん気まぐれな人間の金遣いの
総和に過ぎません。つまりは完全な制御は不可能。
経済学は永遠の「仮定」に過ぎないと思います。
だって、経済学は10年経てば様変わりしていますよね。
あんなのを学問としてよいのか、とさえ思います。
かつてロシアという国家は社会主義が支配していました。
社会主義経済では、各人が勝手に取引することはできません。
自由競争がないので不況も好況もなかったのです。
みんなが一様に貧しくなっただけ。
中国も同じ過ちを犯した後に、今のようになりました。
日本も私の子どものころまでは「社会主義」だったと思います。
小学校の体操服は門前の文房具屋でしか買えなかったし、
電話は黒のダイヤル式以外にはほぼあり得なかったのですから。
「グローバル化」というものが、ここ30年で浸透しました。
単純に「市場に任せる」という自由競争です。
結果、モノの値段は恐ろしく安くなりました。
給料は上がらなくとも、生活は豊かになったのです。
その代わり、多くの若者がブラック企業の奴隷となりました。
個人商店は飲食と美容理容、医療くらいしか成立しません。
さて、それがよかったのかどうか。
強者には生きやすい世の中です。
弱者は奴隷になるしか選択肢が無くなっていますね。
「ギスギス」という言葉がふさわしい世の中。
まあ、私のような「その他大勢」に混じらない人間にとっては
かつての「社会主義」的な時代も今の「グローバル化」の社会も
大して変わりません。大勢には順応しないタイプですから。
しかし、奴隷としての人生しか与えられない若者には
多少の同情を致します。彼らには責任がない。
今の世の中、強者として泳ぐには、
秀でた能力もしくは天然の才能が必要です。
そのどちらもが遺伝によってしか得られません。
その残酷なまでの真実に目を向けないで、
いたずらに「グローバル化」を推し進めるのは、
強者側の論理でしかないように思えます。
最近の私、やっぱり社会主義者ですね(笑)。
さて、私とはかねてより友好関係にある
「ウチコミ」さんがセミナーを開いてくれることになりました。
テーマは
『これからの不動産投資の選択肢』
~海外不動産を視野に・日本と東南アジアでの投資を考える~
日時 8月6日(土)
場所 東京国際フォーラムガラス棟G510
今回はバリ島ではありませんよー(笑)。
私の講演の後、カンボジアの不動産を紹介するプログラムがあるそうです。
でも私、カンボジアのことは何も知りませんので、
お話しするのは『これからの不動産投資の選択肢』まで。
「榊淳司のお奨めマンション速報」
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まろたんさん、こんばんは。
厚化粧の大年増に決まりました。
しかし、東京都知事と言うのは
歴代「暑苦しい系」が多いこと。
このオバハンも、どこかうさん臭さがあって
昔からあまり好きになれません。
「都議会解散」の公約も即日反故。
まあ、法理的にむりですけど(笑)。
せめて五輪施設は見直してほしいですね。
「新規一切なし」くらいの勢いで、ぜひとも。
整形大国はお隣韓国でしょ。
日本じゃまだマイナー、あっちはメジャー。
していない方がめずらしいくらいだそうですよ。
日本のタレントさんも、最近は多くなりましたね。
まあ、私はあんまり興味ありません。
しょせんは中身でしょ。
整形するのは外見を気に欠けるから。
悪口好きなのは自分に自信がないから。
嘘をつきまくるのは心に誠がないから。
嫉妬するのは自分のつまらなさを認めたくないから。
韓国人の哀しさはそういうところです。
まあ、どーでもいい話でした。
またあしたから、新しい週、新しい月。
暑苦しい人生を生き続けます。
近しい親戚が亡くなりました。
火曜は弔いに行っていまいります。
ごきげんよう 榊淳司
2016/07/31 21:21 | by Sakaki Atsushi榊さま。
「厚化粧の大年増」
で決まったそうで。(笑)
この慎太郎ぶし。
敵に塩を与えたと言う御仁がありますが?
ま、どなたが知事さんになられようと、
トキオの「大きな流れ」は変えられないでしょう。
ところで、この厚化粧の大年増。
けっこう「美人系」では有馬温泉?
ちなみに、今どき「美容整形、花盛り」
もはや、若いオナゴは、
目いっぱい「いじって」ますよ。アチコチを。
男も「そこそこイジリ系」と見たほうが、
アタリかと。
きょうびの若いオナゴの顔。
よーく見観察して、よーく比べてみて下さい。
おんなじような「可愛い系」の顔、かお、かお。
おおお!
でね、
その両親の顔は、どんなん?
と、じっくり見てみたいものですねー。(笑)
昨今「花盛りの美容整形」
セイケイ屋さんは、大儲け?
えーと。それはともかく。
将来的な問題としてはー。
ズバリ、次の2点。
1.セイケイ顔の「経年劣化」。
と、
2.本来顔の、子どもへの「遺伝」。
それは、またまた「美容整形」でえーと。
なるのでしょうか。(笑)
ならば、
「ナントカの丸儲け」ですね。
こんなこと、考えたこと有馬温泉?(笑)
失礼しました。
ごきげんよう。
まろたんさん、おはようございます。
暑苦しい季節ですね。
確かに、既得権だらけ。
でも、時代には逆らえません。
今は既得権でも、そのうち形骸化します。
まあ、われらタミ草は眺めているしかありません。
僕、蒸気機関車に乗ったことがありません。
まあ、テツオではないので興味もありませんが。
まろたんさんはアクティブですね。
うらやましい。
私は最近、寝て起きて書いて飲んで、また寝るだけ。
今日もそんな一日が始まります。
ごきげんよう 榊淳司
2016/07/30 09:42 | by Sakaki Atsushi榊さま。
「ケガと弁当は自分持ち」
これ、前にも書きましたが古からある言葉です。
古くは建設労働者=ドカチンに対するものでしたが、
昨今、あらゆる業界・職種に拡散しました。
結果、
「ボニーとクライド」がニッポンに溢れかえり、
「俺たちに明日はない」と成り果てました。
これでは、俺たちだけではなく、
「わがニッポンにも明日はない」こと必定でしょう。
が、しかし、
「ケガとは自分持ち」の状況は、今後も、
あらゆる分野に拡散することでしょう。
例えば、聖域である「社会保障」の分野にも。
すなわち「例外なし」と。私見ですが。
改革の一番の抵抗勢力は、ズバリ「既得権」です。
ニッポン社会「既得権だらけ」。
いったん握ったら手放しません。
で、改革つぶし。
ですから「行くところまで行く」しかない。
「行くところ」とは、どこか?
「ケガと弁当は自分持ち」の状況が、ニッポン社会、
くまなく拡散して、いよいよ機能不全に至るまで。
「ニッポンに明日はない」
と。
ペシミスティックですが、根拠のない楽観より、
理性的であると言えないでしょうか?
暑苦しい話になりました。
が、その分、冷えたビールが旨いですよう。(笑)
8月1日は「SL・やまぐち号」に乗ってきます。
五〇余年ぶりの蒸気機関車ですわ。
真っ黒い煙りを吐き出し吐き出し。シュッポ・シュッポと。
ごきげんよう。
2016/07/30 08:38 | by まろたんRSS feed for comments on this post.