悲しいことに、日本の景気はアメリカのそれに左右されます。
リーマンショックによって、それが見事に証明されました。
あの時、日本は大して悪いことはしていませんでした。
自民党の政治が停滞して、財政赤字が膨らみ、
官僚が怠けて仕事をせず、不動産屋が無謀な仕入れをして、
情弱な庶民がバカ高いマンションを買っていただけ。
世の中、1ミリ程度ずれていただけだったのです。
なのに、「百年に一度」と言われるほどの不況がやってきました。
契約を切られた派遣の人々が日比谷公園にハケン村を作りました。
私の回りの中高年も、次々と職場を追われました。
「悪いのはみんな自民党だ」と主張した当時の民主党が
翌年の選挙で大勝して政権を取ってしまいました。
今から考えればウソみたいな話ですね。
それもこれも、キッカケはリーマンショックですね。
昨日、ニューヨークに続いて日本の株価も暴落状態。
足元では企業業績が絶好調だというのに、不思議ですね。
だから、犯人はコンピュータの自動取引システム、
ということになっています。ホンマかいな?
株価が下がったら、もっと下がらないように売る・・・
そんなん、コンピュータやのうても出来るでしょ。
それよりも「これは下がり過ぎやから、ここは買い」と
判断してこそ過去の事例を織り込んだ自動システムちゃうの。
とまあ、私はそう言う風に考えます。
バフェット指数というものがあります。
株式市場の時価総額とその国のGDPを比べたもの。
時価総額がGDPを上回ると割高という判断がなされます。
今のアメリカは株がGDPの1.5倍くらいで、かなり割高。
日本は1.2倍くらいの水準で、ちょっと割高。
そのバフェット指数からすると、日米ともいつ暴落が起きても
仕方がない、ということになっています。
まあね。でもファンダメンタルズは悪くありませんから。
そこから考えれば、今の株価は割高には見えません。
日本人というのは、あまり株式投資をしません。
年収500万円以上のお方で株をやっている人は
おそらく2割程度ではないでしょうか。
活発にやっているのは1割もいないはずです。
アメリカでは7割以上の人がやっているはずです。
だから、ニューヨークの株式市場で株価が上がると、
確実にアメリカの景気が良くなります。
儲かった人がお金を使うからです。
3代前のFRB議長であるグリーンスパンという人は、
それを知っていたので株価を上げようとしました。
その政策は概ね成功したのですが、バブルを招きます。
その結果、サブプライムが起こり、やがてリーマンへ。
日本の場合、株価が上がれば景気が少しだけよくなります。
むしろ、景気がいいから株価が上がるような連動性です。
今、景気は悪くありません。今年いっぱいはもつはず。
しかし、株価の動きは何となく怪しいですね。
「相場は何かを知っている」と言われています。
トヨタは過去最高の2.5兆円も純利益を叩き出しました。
しかし、トヨタの未来は暗いと言われています。
なぜなら、次代の主流であるEVで致命的に出遅れたから。
あと20年もしたら、ガソリン車なんて売られていません。
まあ、私は20年後に生きているかどうか怪しいですが(笑)。
アメリカの株価が下がった原因は、金利上昇だそうです。
なんでそれが巡りめくって日経平均を下げるのか。
私なんか、その連環が不思議でなりませんね。
今のところ、日本の金利が上がる気配は皆無。
まあ、今は日銀総裁である黒田君の去就に注目が集まります。
仮に黒田君が任期満了となって、次の日銀総裁が
日本銀行出身のセントラルバンカーになれば・・・・
これはもう、不動産の暴落が約束されたようなものです。
なぜなら、金利が上がるからです。
でもまあ、黒田君続投の流れが濃厚みたいですね。
ですので、ここでは暴落のお話はやめておきます。
さて、資産価値レポートの更新情報です。
江東区のタイトルを最新情報化しました。
なんと、3物件の大規模マンションが登場しました。
有明のオリゾンマーレの北側にプレミスト有明ガーデンズ。
オリゾンは南向きと北向きに分かれた板状タワー。
そのすぐ北側ですから、お見合いを避ける痛々しい配棟。
そもそも有明自体が痛い街ですから、五輪後はどうなるのか。
メイツ深川住吉は小名木川沿いの供給過剰エリア。
10年後の中古市場がどうなるのか心配。
TOKYO キラリスナ PROJECTは長谷工プロジェクト。
他が逃げたからグループ内の総合地所なのでしょうね。
3物件も出てきたわりには注目できませんね。
そうでなくても、東陽町エリアは明らかな供給過剰。
価格も2割以上のバブル状態。住友に野村に地所。
すでに値引き合戦が始まっていそうな空気です。
ヴェレーナシティ東京イーストガーデンズ
シティテラス東陽町
ルフォン木場 スタイリア
クレストシティ木場
ザ・パークハウス 東陽町翠賓閣
プレミスト有明ガーデンズ
ルフォン東陽町 パークフロント
ジオ深川住吉
クレヴィア住吉扇橋
プラウド東陽町サウス
プレシス東陽町
リビオレゾン東陽町
プラウド清澄白河ガーデン
TOKYO キラリスナ PROJECT
シティタワーズ東京ベイ
サンクレイドル木場公園II
メイツ深川住吉
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:2月25日(日)11時~16時
開催日時:3月8日(木)17時30分~21時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
上記の時間、私が相談会場におりますので、
どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
榊さま。
チカラ強いレス、有り難うございます。
確かに仰有る通りで、年金生活者と政治家は一蓮托生。
今、年金受給者は、ナナ、ナーント、4千万人もおるとー。
こりゃー、一蓮托生になるしかないかもね。アハハ。
朝風呂にドップリ浸かりながら言うのはナンナンですが、
今あるソフト・ハードのあるゆるインフラは、
このままの質と量のまんまは、もたんでしょう。
コレは楽観・悲観ではなく「ほぼ確定予後」でしょう。
「国家は、強く豊かでなければイケナイ」と。
四〇年も前、米国留学帰りの上司から聞いた言葉です。
強く豊かでなければ、国際社会の中で「イチモク」置かれないと。
ま、
「いつ、何があっても」の心意気で、
「日々是好日」の日常でしょうかね。
ここのところ氷点下の日々。
凍らないように、御神酒を。(笑)
明日は博多まで。
ごきげんよう。
2018/02/07 23:44 | by まろたんまろたんさん、こんばんは。
大破局なんて、ありえませんて。
政府の借金なんて、貸しているのは半分が日銀でしょ。
日銀て、政府の一機関ですがな。
管理通貨制度のもとでは、
政府の借金はどうにでもなります。
どうにもならない時にはインフレです。
まあ、今の日本は豊かですから
そういう心配もほどほどで十分。
昔みたいな大恐慌は起こりません。
起こっても、素早く景気対策でシャンシャン。
リーマンからの立ち直りを世界は学びました。
まあ、株価は上下しまっせ。
不動産価格も変動するでしょう。
誰かが貧乏になって、誰かが大儲けする。
ただそれだけです。
まあ、まろたんさんの年金が
どうなるかは保証の限りではありませんが、
政治家は年金生活者の票が欲しいので
何とかなりますて。心配無用。
そんなことよりも、日々是好日。
機嫌よく過ごすことが何よりですよ。
そんな塩梅で ごきげんよう 榊淳司
2018/02/07 22:35 | by Sakaki Atsushi榊さま。
目下、ワタシは株をやってません。将来も多分。
相場ものですから上げ下げは常で、ワタシの残り時間を思えば、
それに一喜一憂させられるストレスは不毛でしょう。
また「官制相場」という見方も根強いようです。
「金利」の動きはウオッチしています。
結局、資本主義は金利であり、特に現在のニッポン経済、
金利が大きく上がり始めたら「終わりの始まり」では??
インフレを望んでいるスジもあるようですが、
2%テードのインフレで納まれば良いのですが??
為替も変動相場制で、その売買は実需よりもサヤヌキ。
ぶっちゃけ、バクチがメインでしょう。
為替と金利は切り離して考えられないようですし。
ま、此処まで来ると「成るようにしか成らん」と。
ですが、ワタシ、残り少ない人生、
大破局だけには立ち会いたくナーイ。(笑)
このまま騙しダマシ、行ってチョンマゲ。
シガナイ年金暮らし。ヒトタマリモありませんから。
オテヤワラカにね。拝むしかナーイ。(笑)
ごきげんよう。
2018/02/07 20:11 | by まろたんRSS feed for comments on this post.