マンションのことなら分かるんだ

私は新築マンションの建設現場を見て回って
「資産価値レポート」というのを作成しています。
最近、新築マンションの供給が細ってきたので、
カヴァー範囲を広げることが可能になりました。

直近で新作はさいたま市の「浦和区」だったのですが、
この度「川崎市麻生区・多摩区」というのを作りました。
新百合ヶ丘なんていう人気の住宅地が含まれるエリア。
そのお隣の「柿生」というのは、駅周辺に
かつて同和地区があったりしてやや微妙なエリアです。

しかし、関東の同和地区というのは
普通の街並みの中に溶けてしまっていますね。
練馬にもその昔は同和地区があったそうですが、
今はその片鱗すらうかがえません。
少なくとも、私にはそう思えました。

柿生あたりのそういったエリアも
そうと言われないとほとんどわかりません。
まあ、元々の規模が違うようですが。
私の生まれた京都やかつて2年ほど住んだ神戸には、
未だに気合の入った同和地区がドカンと存在します。
そして、京都なんか市の水道局や学校の用務員さんは
同和の方々がしっかりと根付いています。
そういうことが、東京ではないですね。

私はそういう目に直接会ったことはありませんが、
1980年代の大阪なんて、ひどいことになっていたとか。
結局、大阪という街が今のように寂れた原因のひとつ。
大企業がどんどん東京へ逃げましたからね。
少なくとも、私はそう思っています。

政治運動というのは、往々にして逆効果を生みます。
例えば、韓国の国内では激しい反日運動があります。
「慰安婦」とか「強制徴用」とか、事実に反する
歴史ネタで散々に日本を非難します。
しかし、結局そこから韓国の利益は生まれていません。
むしろ、日本人に韓国嫌いを増やしているだけ。

おもしろい統計数字があります。
韓国の人口は5125万人です。
2017年に日本にやって来た韓国人観光客は714万人。
人口比で約14%。日本の人口は約12650万人。
その14%は約910万人。ところが・・・
実際に韓国へ旅行した日本人は231万人。

つまり、韓国人は口で反日を叫びながら大挙して訪日。
日本にいっぱい外貨を落としていってくれているのです。
韓国をよく知る人に聞くと「庶民レベルで反日はない」とか。
メディアでは散々反日報道をしておきながら、庶民は知らん顔。
一方、日本人は年々韓国嫌いになって訪韓数は減少。
韓国が反日を叫べば叫ぶほど、経済的な損失につながっています。

まあ、みなさん飽きているのでしょうね。
1970年代から80年代に吹き荒れた部落解放運動も、
結局一般人には「面倒くさいなあ」と思われただけで終わった感じ。
真の意味での部落解放よりも、逆効果が大きかったように思えます。

まあ、それはいいとして。
川崎市の麻生区や多摩区はいいところですね。
現地調査をしていても、愉快な気分でいられます。
何といっても道が広くて、空も広い。
戸建て住宅が中心なので息苦しさがありません。
そもそもタワーマンションなどいう醜悪な建造物が皆無。

しかし、マンション市場は今ひとつ冴えませんね。
まあそれは、マンション市場全体に言えることですけど。
実需が膨らんでいないのに、価格だけは上がりましたから。
多少金利が下がっても、そう簡単には売れませんね。

週末には、東京の荒川区と足立区を回ってきました。
私の資産価値レポートは東京23区の内、20区を
カヴァーしていました。残り3区は足立、荒川、葛飾。
なぜその3区を除いて川崎や浦和区を作っていいたかというと、
そちらの方の需要が高いと考えていたから。

私の資産価値レポートでよく売れるのは千代田区や港区。
あるいは新宿区や世田谷区、文京区などの都心エリア。
都心から離れるほど需要が減っていきます。
だから、需要がありそうなところから順番に作りました。

そして、とうとう最後の3区も、もうすぐ資産価値レポートが
出来そうな感じです。まあ、葛飾区は来月以降でしょうか。
それでも「東京23区を網羅」と言えることになります。
こんなことしている人、他に居ませんよね。
前回のブログではないけれど「普通のことをしてたらアカン」。

マンションを褒めるのはカンタンですよ。
私も20数年、コピーライターとして褒め捲ってきました。
まあ、それでデベロッパーから出た広告費の一部を
代理店を通してもらっていたわけですからね。

しかし、ブサイクなマンションを褒めるの、疲れます。
だから、ここ9年ほどは「お前のここがブサイクやねん」
ということを仕事にしています。
まあ、こっちの方が私の精神衛生上は健全ですわな(笑)。

最近、見なくなりましたが長谷工のテレビCF。
「マンションのことなら分かるんだ、作ってきたから分かるんだ」
あれを最初に見た時、私は腰を抜かしそうになりました。
長谷工という企業グループの広告センスの悪さは業界随一。
そのことは骨身にしみていましたが、まさか・・・
あんなおバカなCFをやらかすとは思いませんでした。

「僕たち本当のおバカです。マンション作ってきたバカです」
私にはなんか、そう言っているように見えてしまったのです。
しかし、私は甘かった。というか、間違っていたかもしれません。
あのCF、私が受けた第一印象よりも奥が深い。

よく考えたら、マンションと言うのは作るのも売るのも、
あるいは広告を謳うのも、ヘンに気取るような商品ではありません。
しっかり作って、真面目に売ればいいのです。
広告も、商品内容をキチンと伝えるのがその役割。
そういう発想に立てば、あのCFは傑作ですね。
言いたいことを、キチンと全部伝えて、しかも印象深い。

私の資産価値レポートも、この精神で行きたいと思います。
「マンションのことなら分かるんだ。現地を見てきたから分かるんだ」
そう、日本でいちばんマンションの現地を見てきた男。
そしておそらく、日本で最もマンションのパンフレットを
たくさん書いてきたコピーライター。それが私です。
「マンションのことなら分かるんだ」
ただ、そこにめんどくさい愛だとかオタク趣味はありません。

では、その資産価値レポートの更新情報です。
取り急ぎ、新作の「川崎市麻生区・多摩区」。
「荒川区」と「足立区」は、もう少し先になります。
川崎市麻生区・多摩区については、今月中に
有料メルマガで注目物件を配信します。

川崎市麻生区・多摩区
価格 2,390

1 シンビエンス新百合ヶ丘
2 アデニウム上麻生 ザ・レジデンス
3 プレミスト上麻生
4 リーフィアレジデンス栗平
5 クレストフォルム生田グランヒルズ
6 ミオカステーロ中野島II
7  Brillia(ブリリア)向ヶ丘遊園

4月21日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。

開催日時:4月21 日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

4月21日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は2組様。
待ち時間はゼロでしたが
次回も同じようになるかどうかは分りません。

上の住戸、私の提携しているいつものセトルさんが専任で預かっています。
「榊さんに案内して欲しい」と言うことなら、
私が現地をご案内することも可能です。
どうぞ、ご遠慮なくお申し出ください。

窪町小通学区のクレアホーム

 

早稲田大学市民講座「マンションと日本人」

さて、早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校での
私の講座が、5月に再び開講されます。
なんと90分を1日に2回。それが2日間の集中講義。
5月12日と19日。いずれも土曜日。13時から16時30分まで。
ビジター受講料13,413円。みなさーん、ぜひご参加を。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

よく「榊さんのお奨めのマンションを教えてください」というお申出をいただきます。お勧めのマンションなど、日々変わります。お知りになりたい方は、ぜひ有料メルマガをご購読ください。約3か月(費用4790円)ですべての資産価値レポートのタイトルを一巡します。それでレポートの価格にして数万円分となります。
購読料 1ヵ月 1,590
※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから  次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください。

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2018/4/16 0:05 Comments (0)

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