中韓の異常行動は朱子学で理解できる

私は自分の人生の幼少期からええオッサンになった今までずっと
「他の方々は・・なさっていますけど」と言われ続けています。
それに対する答えは、一貫して同じ。本音で表現すると・・
「お前ら凡百と一緒にすな、このボケ。どつくぞ!」

私の今の職業は他の人と一緒のことを言っていると成立しません。
だから天職みたいなものですね、この仕事。
まあ、それはいいのですが、私は自分がいかに人とちがう
考えを持っていようと、他人を説得しようとか論破しようなんて
これっぽっちも考えないタイプです。
そんなん、他人は他人やん、というのが基本スタンス。

私の最近の三大噺は「暴落」、「タワマンはしょーもない」、
「湾岸あかん」ということになっています。
メディアがこのどれかに関わることを取り上げるときに
私にお声がかかったりします。
「はい、おおきに」といって出ていきます。まあ、それだけ。

世の中には私と違うお考えの方もいます。
それはそれでけっこう。逆にそういう人がいることで助かります。
例えば近い将来に不動産市場で暴落が起こった場合、
私が「ざまあ」というためには、今「榊がアホ言うてるで」
と言ってくれている人がいなければならないから。

中には「違う意見は徹底的に議論すべきだ」とか
「アイツの言っていることはおかしいから論破してやる」
なーんていう発想もあります。私は興味ありません。
また、気に入らない主張をことあるごとに取り上げて
論難しているお方も見かけます。どうぞご勝手に。

人間はひとり一人違うので、考えが異なってあたり前。
自分と違う意見の人がいてこそ、自分の個性があるのです。
他人を全部自分と同じ考えにしようとか、自分の意見が
正しく誰それは間違っている、という発想が異常。

他人が自分と同じ考えでなくても、どーでもええ話です。
私は自分の職業柄、自分の意見や文章をお金に換えています。
その営為が成立する限り、他の人はどーでもええのです。
ただ、私のこういうスタンスは世の中のかなり少数派です。

最近、日韓関係がかなりややこしくなりました。
中国も一帯一路政策が行き詰っている感じがしますね。
彼らの主張をニュースサイトなどでよく見かけます。
そこで感じることは「お前ら、まだ朱子学やってるやろ」。

朱子学というのは何か分かりますか?
中国が宋と言われた時代に出来た儒学の一学派。
当初は弾圧されたのですが、明の時代にはメジャーになりました。
「ワシは中国の一番目の子分やで」というひねくれた主張を
していた李氏朝鮮でも、正式の国学になりました。
日本も江戸時代には幕府御用の学問です。

その朱子学、私はよく理解していませんが、特徴は知っています。
それは「正統」を追及すること。分かります、この感覚?
私の理解では「何が本当に正しいのか」を徹底的に議論し、
その「正しい」ことに絶対的な価値を与える、というところ。

私みたいに足の指のつま先まで合理的な人間にとって
「はあ」という学問です。そんなどーでもええやん。
議論で導き出された「正しいこと」は現実ではありません。
例えば、正しい理屈で導かれた結論が
「日本の不動産市場に暴落はない」であったとしても、
現実的に暴落するときには暴落します。

経済学なんて言う学問がありますが、アレを使って
不景気を回避した、なんていう確実な事例はありません。
むしろ、景気回復に失敗したという事例ならてんこ盛り。
現に今の日本はリフレ派の経済学理論による
インフレ喚起策、というのが見事に失敗しています。
つまり、人間の頭の中は常に不完全なのです。
なのに、その人間同士が議論して正しい答えが出るはずもなし。

ところが、朱子学では常に「正しい」ことが求められます。
みなさん、この朱子学と似たことが身近にありませんか。
お気づきになりましたか。この朱子学は現代の
サヨクの連中の発想とかなり親和性があります。
もともと、マルクス主義は朱子学的な発想でした。

世の中が「正しく」進化していくと、人類の社会はやがて
共産主義となる・・・うーん朱子学的でしょ。
さらに分かりやすく言うと、所詮は「机上の空論」です。
つまり、サヨクの人々って理想を語って現実を見ていません。
それってかなり朱子学的なスタンスだと思います。

江戸期、日本で最も朱子学を熱心にやったのは水戸藩。
幕末の初期、京都で暴れていたのはほとんどが水戸藩脱藩浪士。
彼らは「尊王攘夷」という理想論を実現しようと奔走。
その多くが命を落としました。

幕末維新を主導したのは薩摩と長州。ともに関が原負け組。
彼らは尊王攘夷をスローガンに掲げましたが、どこか合理的。
薩英戦争や四カ国艦隊との戦闘を経て「攘夷」は封印。
維新をやってみたら、それこそ和魂洋才。鹿鳴館でダンス。

明治維新という革命は、朱子学の水戸藩が脱落して
合理的な薩摩と長州、土佐と佐賀が主導しました。
日本という国は朱子学にも多少染まりましたが、
基本は合理主義。だから明治以降の発展があったのです。

さて、今の中国も韓国も朱子学のくびきから抜けていません。
カンタンに言えば、合理主義ではなく観念主義ですね。
思い込んだ「正しい」ことに突き進んでいます。
分かりやすいのは韓国における反日主義ですね。

彼らにとって日本に対して悪意を向けることが正義です。
そのためには、他のすべての理屈を超越します。
国際法違反の判決を出すのも、ウィーン条約違反の
売春婦像を撤去しないのも、射撃レーザーを浴びせるのも
すべて反日の「正しい」ことなのです。
それで、反日には何の経済的利益もありません。損失のみ。
それでも反日をやるのは、それが「正しい」から。

中国の一帯一路政策も、実に朱子学的です。
ヨーロッパやインド洋に自国の権益が及ぶ港湾や鉄道施設を
確保することに、いったい何の意味があるのでしょう。
日本は敗戦後70年以上、海外には寸土の領地も
持ちませんがずっと平和的に貿易を行ってきました。
港湾や鉄道施設を確保する必要性は感じません。
それこそ「平和外交」に優るものはないのです。

実に滑稽なのは、中国が空母を持っていること。
さらにそれを増やそうとしていること。
空母は自国の地べたの空軍基地から遠く離れたところで
戦争をやるための道具です。海外領土のない国に必要なし。
中国には自国の地べたから遠く離れた海外領土はありません。
まあ、南シナ海で今作っている人工島は別にして。

日本は最近「いずも」を航空母艦化しました。
それは尖閣諸島を守るためです。
沖縄から発進した戦闘機は航続距離の関係で
尖閣上空での作戦行動を制限されています。
それをカヴァーするための航空母艦です。

普通に考えて、あの南シナ海の「中国領」を
脅かす存在はアメリカ海軍だけ。
またアフリカやヨーロッパの港湾を守ろうとすれば
アメリカ海軍並みの軍事力が必要です。
それを今の中国が持とうとするのはほぼ不可能。
アメリカ海軍に対抗するなんて、途方もない絵空事です。
なのに、なんで現時点で挑戦を仕掛けるのか?

私から見ると、中国や韓国の振る舞いは、理解できません。
しかし、彼らにとってはそれが「正しい」ことなのでしょう。
日本のサヨクは時々信じられない主張をしますね。
「北朝鮮に無理な要求は突きつけるな」とか
「日本企業は中国で焼き討ちに合っても仕方ない」とか。

お前らホンマにアホちゃうか、と思いますけど、
ああいうことも現実よりも観念を優先すればあり得ますね。
そういった発想のベースには朱子学的な
「正しいことは正しい」というスタンスがあります。

私のような合理主義者は「正しい」ことを疎かにはしませんが、
それは「正しい」ルールが守られた条件の下でこそ、
という現実を優先します。人間は勝手な生き物です。
「正しい」ことは一種類ではありません。
韓国には韓国の、中国には中国の「正しい」ことがあります。

日本は1853年のペリー来航以来、正しいことの基準を
西欧の社会のモラルに置き換えてきました。ただし、
それは日本社会に浸透していた武士道の概念と
かなり親和性がありました。嘘をつかない、約束は守る・・・
だから、日本は西欧主導の近代で発展しました。

今、中国や韓国はそこに朱子学的な得手勝手を
持ち込もうとして国際社会で摩擦を起こしています。
日本から見るとうんざりする事態ですが、
彼らが隣人である限り、日本は一方の主体です。

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開催日時:2月2日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室(以前の4階から2階へ変更になりました)
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

2月2日土曜日の13時から17時まで、
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とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
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2019/1/19 16:08 Comments (0)

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