アタマは考えることにしか使えない

仕事仲間に日本で1,2を争う進学校の出身者がいます。
その頭の回転の速さといったら、半端ありませんね。
私もオツムの巡りには自信がある方ですが、
彼と二人で3時間くらい飲むと、かなりへたります。
その辺のオッサンと飲むのに比べれば、
話の中身は3倍くらい深くて、話す情報量も3倍。
つまり9倍のエネルギーを消費しているわけです。

その彼が、この前ポロリと言っていました。
「ハッキリ言って、同級生以外から『頭がいいね』とずっと言われ続けてきたので、何にも感じないし、嬉しくもなんともない」
まあ、そうでしょうとも。

私の学歴は大したことありませんが、
人生の歩き始めの頃から
「アタマがいいね」と言われ続けてきました。
それは子どもに対する普通の挨拶かと思っていました。
でも、小学校に入った頃から、気付きました。
「大人て、かなりアホやん」

あの頃より、その感覚はまったく変わりません。
むしろ、大人になってからは確信的になりました。
私のいけないところは、最初に会った人間はまず
「ワシよりアホやろ」という前提で話し始めること。

まあ、広告屋の頃は99%それでOKでしたから。
広告屋はもちろん、普通の不動産屋さんたちの中に、
知性と教養の面で尊敬できる人なんぞ、まずいません。
まあ、ごくごくごくごくたまにはいましたけど(笑)。

ところが「榊淳司」を始めてからは、その法則が通じません。
「ワシよりアホやろ」という前提で話し始めた相手が
相当に賢い人である場合がかなりの割合で生じます。
学歴だったら東大卒なんてざら。

職業は医師に弁護士に会計士に金融マン・・・
ちょっと、勘弁してーなー、という感じ。
そういう人が、お金を払って僕の話を聞きに来るのは
ハッキリ言って人生の反則行為とちゃいますか?
いや、真剣に。

先日、スマホでニュースを見ていたら、
こういうのがありました。

頭が良すぎることの6つのデメリット
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190720-00000002-binsider-int

正直に申し上げて、私の場合は「頭が良すぎる」なんて
レベルには達していません。
その辺の学校のアホ教師や、三流広告屋や不動産屋の
中にいるとかなり「アタマが良い」部類に入ることは
確かですが、申し上げた通り世間には私よりも
賢い人なんて、なんぼでもいますからね。いや、真剣に。

この記事の中の6つの現象が
自分に当てはまるかどうかを考えてみました。

1. 「感じる」より「考える」ことが多い

まあ、その通りです。
最近は特に「感じ」なくなりました。
喜怒哀楽からも遠いですね。
それよか、その事象の意味を考えます。

2. 周りから常に「1番」であることを期待される

これはありません。
私は学校では劣等生。会社では半端もの。
広告屋としてはいい加減な手抜き野郎でした。

3. 努力することの価値を知らない?

その通りです。
このブログで何度も書いていますが、
自分の人生の中で困苦努力した経験や体験は
ただの一度も思い出せません。
なるべく手抜きしながらテキトーにやってきました。

4. 何気ない日常会話の中で、相手の誤りを指摘し過ぎて嫌がられる?

まあ、そうかもしれませんね。
最近では余計なことを言わないように心がけていますが、
若い頃はずいぶん「一言多い」面があったと思います。

5. 物事を考え過ぎる

まあね。そうかもしれません。
その辺のお方と比べればよく考えます。
だから他人とは違うものが見えるのだと思っています。

6. 自分がどれだけ物事を知らないか、分かっている

これは圧倒的にそうですね。
私は世の中のことの0.000000001%も分かっていません。
すべての人間の知見を合わせても1%あるかないか。
しょせん、私たちは何も分からないまま死にます。
それはもう、仕方がないことですね。

アタマがいい、というのは人生での成功や
幸福感の獲得には直接つながっていません。
まあ、悪いより良い方がいい、という程度。
それは、多少は偏差値の高い学校には
入りやすいのかもしれません。
しかし私のように努力ができないタイプはこの程度。

私は常々思いますが「アタマがいい」よりも
「性格がいい」方が、より成功しやすいのではないかと。
もっと正確に言うと「心がけがいい」のがいちばん。
私のようにIQスナップで手抜きしまくるよりも、

1.能力の限りを尽くして努力する
2.常に謙虚に学ぶ姿勢を忘れない
3.他人に好かれる人柄

司馬遼太郎さんは「運命はその人の性格の中にある」と
どこかに書いていましたね。
人の見ていないところで悪いことをするようなタイプは
生きにくい人生を辿るのではないですか。

2019年9月7日 (土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して3年余り。
すでに十数物件、総額5億円以上の相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:9月7日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は3組様。
多少の待ち時間が発生しました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2019/7/22 17:19 Comments (1)

1件のコメント

下から4行目の「運命はその人の性格の中にある」という部分は、キレイごとに過ぎない。なぜなら、これには、「ルックス的に十人並みという最低条件を満たしておれば、」なる前提が欠如しているからである。
ソクラテスが唯物論者というカドで衆愚裁判によって死刑になった
真の原因はブサイクな顔をしていたことだと井上章一氏は『美人の研究』で述べられていらっしゃる。そりゃあ、お弟子さんのアリストテレスみたくイケメンだったなら、そうはなかっただろうに。
「ソクラテスの死の意義」は、倫理の授業で習った「たとえ不合理な結論であっても皆で決めたことは守るべきだ。」なんかじゃなくて、自分的には「ブサメンは不遇な目に遭う。」という好個の実例
だと思っている。

2019/07/28 22:29 | by 同志社大学法学部卒生

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