黒田日銀総裁の罪はかなり重い

つくづく思いますが現日銀総裁・黒田東彦の罪は重い。
この御仁は2013年4月に就任してから異次元金融緩和
というクレイジーなまでの金融政策を続けています。
そのおかげで、マンション市場ではかなり歪な
局地バブルが膨らんでしまいました。

例えば、山手線内では新築マンションの坪単価が
400万円を優に超える水準に達しています。
武蔵小杉や江東区の有明みたいな、
私に言わせれば「2流以下」のエリアの
タワーマンションも同じ水準にまで値上がり。

その理由は、あの黒田総裁が異次元金融緩和を
半ば意地になって続けているせいに他なりません。
彼が日銀総裁になってからマネタリーベースは
5倍に膨らんで、金利はゼロベースに張り付いています。

不動産屋さんたちは土地やビルを買う場合に
「いくらでも融資が引き出せる」状態です。
住宅ローンの審査はユルユル。年収700万円の
普通のサラリーマンが5千万円を住宅ローンを組めます。

黒田総裁は、なぜこんなおバカな金融緩和を続けている?
理由は大きく2つですね。
・消費税を5%から8%、そして10%に上げる
・自分の打ち出した「消費者物価2%上昇」の目標達成

ひとつ目は安倍さんをだまくらかして成し遂げました。
ふたつ目は就任後9年でも未だ達成できず。
もしかしたらこの円安と原油高でうまくいくかも。
でも、今や異次元金融緩和には何の意味もなし。

アメリカやヨーロッパの金融政策から、
日本銀行のそれはもはや2周遅れになっています。
アメリカは今月からテーパリングを始めるはず。
コロナ禍で行った金融緩和から引締めへの転換です。

ところが、日本は13年も前のリーマンショックの
ために行った金融緩和を未だ終わらせていないのです。
それもこれも、日本銀行の黒田総裁が打ち出した
「消費者物価2%上昇」という目標が未達だから。
もう呆れるばかりに「アホかいな」の世界です。

そのおかげで、マンション市場の局地バブルは拡大中。
昨年のコロナ特需とバラマキでさらに拡大しました。
バブルはいつか弾けますよ。これは道理です。
黒田君の任期は2023年の4月までです。
その後、金融緩和は終わるはず。多分、多分。

日本の金融市場で「黒田時代」の評価は、
あと20年もしたら定まるでしょう。
その時、私は多分この世にはいないと思います。
でもきっと「狂気の時代」だと定義される
のではないしょうか。

本日の動画 ↓

2021年12月4日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:12月4日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(10月)には待ち時間が多少発生しました。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2021/11/12 21:07 Comments (0)

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