中国のバブル崩壊は世界経済への影響必至

中国経済が本格的におかしいですね。
かつて石原慎太郎氏は「質の悪い経済成長」という
表現をなさいました。もう十数年も前の話。
まさにその通り、という結果が現れています。

日本における平成バブルの不良債権総額は、
約200兆円と言われています。中国は・・
いろいろな数字がありますが、私は日本円にして
その百倍の2京円くらいはあるのではないかと。

日本のあのバブルでは、人が住まいないマンションの
大群なんて生まれませんでした。しかし今の中国は、
「タワマン60棟のゴーストタウン」なんてのがあります。
おそらく、不良債権の規模は100倍前後かと推定。

中国のバブルは多分、人類史上最大の規模でしょう。
それはこれからおいおい分かってくると思います。
それをどう始末するのかは、ちょっとした見物です。
中国バブルに踊ったウォール街にも、とんでもない
後始末の余波が襲い掛かる可能性はありますよ。

もちろん、日本も無傷では済みません。
このあと、大きな混乱を経験しそうな予感がします。
世界経済は「世界同時シュリンク」みたいになるかも。
中国という巨大な成長センターを失ったことで、
自然に「収縮」に向かう可能性が出てきたような。

日本経済は1990年代から約30年ちょいの間、
何をやってもデフレから脱却できませんでした。
今の中国はデフレに陥っていますね。
中国政府は、マネタリーベースを増やすことには、
いかにも慎重に見えます。つまり、金融緩和せず。

となると、ウクライナやパレスチナの戦争が
落ち着くと世界的な規模でデフレになるかもしれません。
何といっても、世界的な経済成長はそろそろ限界です。
アメリカはいたってストイックな財政政策を好みます。

ドルの供給がインチキ路線に走らない限りにおいて、
他の通貨もいたずらには増やせませんね。特に人民元。
ユーロも域内の経済はいたって低成長です。
日本はコストプッシュでやっとデフレ脱出。
しかし、成長路線とは程遠いのが現実です。

人口が増えなくなると経済成長が止まる・・
これはどうやら厳然とした事実のようです。
日本は10年前から人口が減り始めました。
この後を中国や韓国が追いかけています。

アメリカが経済成長を続けている理由のひとつは
人口が増えているから。主に移民が原因。
ドイツが「欧州の病人」から脱出できたのも
中東方面から受け入れた大量の移民の労働力が
その原動力だとの見方があります。

中国と韓国、そして日本も移民には消極的。
そして、各国共に少子高齢化で人口は減少中です。
であれば、基本的に経済成長は困難です。
それは日本が30年かかって証明した事実。

中国の問題は、経済が成熟していないにも関わらず、
人類史上最大規模のバブル崩壊に見舞われていること。
そして、不幸にも無能な共産党が政権を握ること。
今後、中国人は壮大な悲劇を経験しそうです。

まあ、連中がどうなろうと、日本人に他人事です。
ただ、あの国は世界第二の経済大国。
バブル崩壊が世界経済に与える影響は無視できません。
もっとも懸念されるのは、他ならぬ金融面です。

コロナ前はウォール街で散々カネを集めていました。
中国の企業が出したドル建て債が不良化すると、
世界の金融に少なからぬ影響をもたらします。
それが世界経済にどんな悪影響を及ぶすかなんて、
今の時点で想像できる人はいないでしょう。おそろしや。

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2023/11/22 17:12 Comments (0)

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