京都のマンション市場がエライことになっています。
私はもう十数年、京都市のマンション市場を
モニターしてきました。今は過去最高水準の
物件数が販売されています。なぜでしょう?
答えは「土地が出てきたから」に他なりません。
多分、相続が大量に発生しているのでしょう。
そう考えると、これからもこのマンション大量供給は
続くのではないかと推定できます。ただし・・
現状、かなり売れていません。当たり前ですが。
私のような京都の地元人はマンションには住みません。
家を買うなら、戸建てでしょうね。売っていますし。
京都人には「管理費や修繕積立金を払う」という
感覚がイマイチスッキリ来ないような気がします。
まあ、若い世代は違うのかもしれませんけどね。
京都の真ん中で供給される物件はセカンドハウス需要。
洛北エリアの一部もそうです。それ以外は実需ですね。
つまり、「住むために買う」マンションです。
ところが、京都の地元には今供給されている量に
見合う実需なんてありませんぜ。
京都市の人口は減り始めています。そして、高齢化。
京都市内には大した「勤め先」はありません。
だから、京都市で育って大企業に勤めたければ、
大阪や東京、海外に出ていくことになります。
京都市内にマンションを買うのは、この街に残る人。
それも、親の家を相続するのではなく、独立する人。
それ以外は、ほんの僅かながらの実質流入組。
そんな中でマンションを買う人がどれだけいるか‥
私の感覚では、自宅はほとんどの人が相続で取得。
新たに買う人は少数派で、それも戸建てに流れます。
マンションを買う人は、ほぼ流入組でしょ。
だから、今販売中の新築マンションは
かなり苦戦するのは必定。悲惨なことになりそうです。
「京都」というのは、日本の街の中では間違いなく
トップクラスのブランドです。しかし、中身はピンキリ。
私ら生粋の京都人からするとJRの南は洛中に非ず。
山科や西京も同じです。東京風に言うなら23区の外。
もっと厳しく言えば「山手線の外」でしょうか。
アドレスが「京都市」だからといって、そんなところに
マンションを作っても、買うのはジモティか流入組。
そんな簡単に売れるとは思いません。なぜ、そのように
困難なことが分かっている開発事業を行うのか不思議。
地元のデベは分かっているので無理はしません。
しかし、東京のデベは「京都」というだけで
無闇に手を出しているイメージがありますね。
まあ、何度か痛い目に遭うと分かると思いますが。
本日の動画 ↓
この相談会を開催して約9年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:6月15日(土)13時~16時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から16時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(3月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
No comments yet.
RSS feed for comments on this post.