
今の日本、人はサラリーマンになるのが普通みたいですね。
「べらぼう」の時代は違ったような気がします。
あそこに出てくる大半の人は街に生きる町民。
廓や本屋の経営者もいますが、女郎や奉公人は
今でいうところのサラリーマンでしょうね。
まあ、雇用形態は今とだいぶ違いますが。
ただし、あの時代の大半の日本人は農民です。
農民は奉公人(サラリーマン)ではありません。
今風に言えば独立自営業者になるのでしょうか。
つまり、日本人にとってサラリーマンという
処世がメジャーになったのは、高々この100年ほど。
私の亡父は1916年の生まれでした。大正5年。
彼は17歳から10年ほど「勤め人」(サラリーマン)を
経験したそうな。その後は陸軍の軍属を2年ちょい。
復員後は大阪から京都に移住して古本屋をやってました。
私はその父が46歳の時にもうけた子どもです。
父は私によく言いました。「サラリーマンはつまらん」。
私にとってはかなり変人に見えた父が、
今から思えば10年もサラリーマンをやっていたとは、
ちょっとした驚きですね。私は4年半でやめました。
確かに、実につまらない生き方だと思います。
誰かに雇われ、使われ、賃金を得る‥半分は奴隷です。
しかし、それに甘んじることが今の日本人の常識。
雇い主(ご主人様)の偉大さで人の価値が決まる‥
つまり、どこの社員かで人の良し悪しが判断されます。
それを「アホかいな」と思う私は、間違いなく少数派。
いい会社に勤めるサラリーマンでなくなることは、
一部の日本人にとっては離婚の原因にすらなります。
私から見ると「信じられない」現象ですが、実態です。
「・・社の正社員」であることが、人の価値を決る・・
それが普通であり、おかしいとは思わないのが今の日本。
この歳になると「・・社の正社員」を離れた途端に
ただのつまらないオッサンになった輩を何人も見ました。
それが平凡な日本人にとっては残酷な現実ですね。
女性の場合、伴侶を選ぶのに「・・社の正社員」
というのは、かなり大きな判断材料になるようですね。
子どもの父親になる男が、どれほどの生活安定力を
もつかは重要な要素。日本社会では「どこの社員か?」。
私から見ると「アホかいな」でしかありません。
しかし、日本人の大半にとっては最重要な項目。
まあ、これは私が何をほざいても揺るぎなきことです。
もうすぐ63歳になるオッサンにはどーでもええことですが。
地上波テレビ局では頂点に位置する企業から、
ちょっと格下の局に転職したクリエイターのオッサンを
知っています。かなり魅力的な人物ですね。
彼がどうしてそういう転職をしたのだろうと、
一瞬考えたりもしました。しかし、どーでもいいこと。
人間は生きたいように生きればいいわけで、
それができる人間は幸福感を味わえるはず、と思います。
「・・社の正社員」で無くなったことで伴侶に逃げられた
オッサンは、そういう相手を選んだ時点が不幸の出発点。
本日の動画 ↓
早稲田大学エクステンションセンターで開講
バブル崩壊を見据えてのマンション購入戦略を考える
5月24日13:10~18:10 ※途中休憩をはさみます。
この相談会を開催して約10年。
すでに十数物件、総額20億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:4月12日(土)13時~16時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から16時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(1月)は待ち時間が発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
No comments yet.
RSS feed for comments on this post.