人物の器に比例して顕れる「エバる快感」本能

ここのところ、新宿余丁町コーポラ計画の
参加者募集のための仕事が多くなり、
毎日なにがしかそのために動いています。
一昨日も、現地近くで説明会がありました。
水曜日からブログで呼びかけただけなので、実質の参加者は2名。
それでも一生懸命説明させていただきました。
次回は10日の日曜、15日金曜、16日の土曜に予定しています。
いずれも、2,3名の参加者にじっくり説明させていただく会になりそうです。

募集のための案内書類も整いつつあるので、
そろそろ本格的な一般募集を始めようかと考えています。
現地周辺でチラシを投函しようと考えていますが、
何とかならないか、と悩んでいるのが東京女子医大。
あの辺りには女子医大の関係者が多くお住まいのエリア。
女子医大病院まで徒歩4分。国立医療センターへは徒歩6分です。
実際、女子医大の関係者にご案内できれば、
何人かはご参加いただけるのではないかと思っています。
一説によると、女子医大には職員の住宅を斡旋する部署があるようにも聞きますが
電話で問い合わせてもさっぱり要領を得ません。
組合が主体となるコーポラティブは、通常の分譲マンションよりも割安なうえ、
間取りや設備の自由度が高いのが特徴。
女子医大関係者でマンション購入をお考えの方には
一種の「朗報」になるのではないかと思うのですが、
情報をお知らせする手段がなくて困っています。

まあ、それはそれでよしとして・・・
昨日の松本君の発言にはビックリしましたね。
大臣ともあろう方があそこまで下司野郎だったとは・・・言葉を失います。
次回の選挙で彼は当選が難しくなるのではないでしょうか。

私は常々考えているのですが、人間というのは基本的に
「エラそうにしたがる」本能があります。
他人に対してエラそうにすることは、それなりに快感です。
他人が自分に気を使って右往左往したり、
オロオロする姿を見るのも気分としては悪くありません。
どこかの国の総理大臣の様に、うまくいかなければ
官僚や閣僚に怒鳴り散らすことでストレスを発散するのも
他人より「エバる快感」を楽しんでいるのだと思います。
人間が人間に対して必要以上にエラそうに振る舞うのは、
この「エバる快感」に浸っている部分が多分にあるはずです。
場合によっては半分以上「エバる」ためだけに他人に説教したりします。

こういうのって、傍で見ていると実に醜いものです。
その醜悪さは、住友不動産のタワーマンション並です。
逆に真に謙虚で慎ましやかな人の挙措は、見ていて清々しいもの。
素直に好感が持てるばかりか、リスペクトしたくなります。

今の若い方はどうだか知りませんが、
私の世代は親からしつこく教えられました。
「ちょっとくらいいいことがあっても絶対にエラそうにするな」。
100点取ろうが、一番になろうが、自慢してはいけないのです。
ましてや自分がうまくできないこと、よく分からないことについて
やかましく口舌を発したり、ホラや戯言を口にしてはいけないのです。
論語の三省にも「学ばざるを教えざるか」というのがあります。

こういう謙虚さの教えというのも、子どもの頃や
社会に出て駆け出しの時代は比較的よく守られていたりします。
自分自身が弱者ですから、エバる根拠がないのはもちろん、
そんな「出すぎた」ことをすれば袋叩きにあうからです。
でも、人間の「エバる快感」本能はいつまでもおとなしくはしていません。
自分が権力を握った時に、それがムキムキと表に出てきます。
つまり、「エバっても相手が決して反撃できない」という確証を得たとき、
その人の内面に潜んだこの醜悪な本性が姿を現すのです。

今の社会で典型的なのは、発注者と受注者。
「仕事を出す」「仕事を貰う」というのは、
ほぼ絶対的な支配・被支配関係にあります。
私の身の回りでは、広告を発注するデベロッパーと広告代理店。
そして広告代理店と我々のような外部クリエイター。
もう、ご主人様と奴隷。無理が通れば道理が引っ込む世界。

あるいは、会社の中では上司と部下。
行政機関の中の命令権者と命令遂行義務者。
今回の松本君の場合がこれにあたるかもしれません。
教師と生徒、親と子も、広くはこの関係です。
やたらと生徒にエバる教師は、日教組ばかりじゃございません。
また、外でヤなことがあると家で子供に当たり散らすお馬鹿な親も多いもの。

面白いのは、人間の器が小さければ小さいほど、
「小さな権力」をもった途端に「エバる快感」本能を露出させます。
課長になって部下にエバりちらす人間は、一生課長で終わる率が高いもの。
部長になって安心してエバりだす人間。重役まで我慢する人間。
社長になって「人変わり」したようにエバり出す人間。
まあ、人によって様々です。
そういった意味では、松本君は大臣になってから
にわかにエバり出したそうですか、
まあ「大臣までの器」だったと言えなくもありませんね。

そして、この「エバる快感」本能を発散できない地位にある人は
ひどい酒乱であるケースもよく見かけます。
隠された本能を、お酒の力を借りて出してしまうのです。
これも困ったものですね。
私も、あんまりエラそうなことは言えませんが(汗)。

逆に、誰に対しても柔和に接し、およそ「エバる」ことなど
ないような人徳者もごくたまにでありますが、世間にはおられるものです。
そういった人に出会うと、いつも救われた気分になります。
そして、彼らを生み育てたこの国を誇りに思うのです。

ただ、そういった人徳者が社会的に高い地位についておられる例は稀有です。
だいたいは社会の片隅でひっそりと生きておられます。
この競争社会で出世するためには「エバる快感」本能とは親戚筋である
「俺が、俺が」的な自己アピールの資質が必要だからです。

さて、私は時と場合によっては「俺が、俺が」的なことをやります。
今回の「新宿余丁町コーポラティブ」計画では、
参加者や多くの協力者、関係者のためにも、
ぜひプロジェクトを成功へ導かなければならないと考えており、
それがためには多少厚かましいアピールはしていこうと思います。

現在、申込者4組。残り15区画となりました。
設計の大村さんが各住戸の中身について「柔軟すぎる」対応を
してくれたおかげで、全18戸が19戸に増えそうな感じです。
プロジェクトのHPもだんだん内容が濃くなってきました。
よろしければ、こちらもご覧ください。

新宿余丁町建替え計画

なお次回以降の説明会は以下の通りです
7月10日(日)17:40~
7月15日(金)17:40~
7月16日(土)17:40~

説明会参加のお申し込みは こちら からどうぞ


2011/7/5 15:26 Comments (0)

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