みなさんとの「出会い」が大好きです

「新しいことにチャレンジする」というのは
言葉ではカンタンですが、中々に勇気のいることです。
若いときは仕方がありませんね。
何もかも経験がないこと。すべては「新しいこと」のはずです。

しかし、私の様に半世紀近くも馬齢を重ねた人間は、
「出来ることなら今まで通りのやり方で済ませたい」と思うのが普通。
もう30年近くもある分野で社会経験があるのに、今さら新人になって
「私は何もわかりませんのでよろしくご指導ください」と
頭を下げて回り、実際に膝を屈して教えを乞うのは辛いもの・・みたいです。

ところが、世の中はなまなかに優しいものではありません。
私が24歳から生きてきた「不動産広告」という業界ではここ2年、
それこそ台風と地震と津波に加えて落雷までが同時にやってきたようなもの。
周りを見渡すと死屍累々。行方不明者も多数に上ります。

この業界に残れず、運転手、保険外交員、ガードマン・・・
いやはや、何ともつぶしの効かない仕事だったのですね。
いいときは肩で風切って歩いていた人間は、
わずか5年後にトボトボと去っていくわけです。

かくいう私とて、今や広告の仕事は激減しました。
もっとも、こういうブログを書き、セミナーを開き、
各種マスコミでデベロッパーの悪口を言いまくっているワケですから
そうそう「マンションの広告を作れ」といってくる人なんていなくて当然。

ところが、どういうワケか私は新しいことを始めるのが、昔から大好き。
広告屋時代も、ずいぶんと「新しいコト」ばかり提案していました。
私的には、自分のレベルに業界が「追いついていなかった」と、
得手勝手な解釈をしております(笑)。

広告屋時代(といって、今も一部そう)に、ずっとやりたかったことがあります。
それは、エンドユーザーとの接触です。
カンタンにいえば、モデルルームに来られるお客様との対話。
つまり、「担当営業マン」の仕事をやってみたかったのです。
なぜでしょう?

それは、ずっと「遠い人々」に向けた広告ばかりを作っていたからです。
私の作る広告は、まず広告代理店の担当者がチェックします。
その次に、デベロッパーの担当者がチェックします。
さらに、その上司の・・・という具合に、いくつもの「眼」でみて
「これでよし」というOKがなければ世に出ていきません。

「マンションの広告ってつまらないね」
「なんであんなバカなことを大げさにいうの?」
「あのコピー(イラスト)には笑っちゃったよ」

マンションの折り込みチラシ広告なんかをご覧になった方は、
誰しもそんな感想を持たれた経験があるでしょう。
アレは、そういう何重にも渡る「お馬鹿さん」たちが
もみくちゃに変形した後で、やっと表に出てきたものなのです。

私は、そういう広告を何百何千と作っていて、
「これを見たエンドさんはどういう感想をもっているのだろう」
「こんな広告につられて、実際に何千万円ものマンションを買うのだろうか」
という疑問をずっと持ち続けていました。
だから「現場」に出て、それを確かめてみたかったのです。

そして、日ごろ「こんな広告じゃお客さんに響かないよ」と
エラそうにのたまう販売担当者の言葉を確かめてみたかったのです。
もう40歳をすぎたある時、私は年甲斐もなく
その思いを抑えきれなくなりました。
「現場に出てやろう」と、本気で考えたのです。
実際に、販売の現場に一人の営業マンとして出て行って、
お客様に対して「担当者」として接客し、
販売活動をしてみることを真剣に考えたのです。
本職の販売員なら、とっくに「管理者」として表に出ない年齢でした。

ただ、私は20年ほど広告制作ばかりやっていた人間で
いってみれば「営業とは無縁」な存在。
一部の人々は「あいつは関西人だから商売がうまい」なんて陰口を叩きますが、
それは単純にその人よりも滑らかに物事を説明できるだけ。
単なるコミュニケーション能力の差をやっかまれているのです。
つまり、「モノを売る」能力とは別物だと思います。

折も折、なぜか宅地建物取引主任者の資格試験を受けることになって、
ふた月ほど自分の読書時間を犠牲にすることで何とかギリギリ合格。
資格も取ったし・・・ということでごく親しいデベの部長さんに
「すみません。私にも接客させていただけませんか?」
と、真剣にお願いしてみたのです。
その方は眼を真ん丸にして私の顔を覗き込まれました。

「そりゃ、あんたが売ればマンションなんていくらでも売れるよ。あんなもの、そんなに難しいものじゃないからね」

結局、その物件は販売代理の会社が入っているので、話はオジャンに。
そうこうしているうちに、リーマンショック。
マンション業界はガタガタのボコボコ。倒産続出。
いち広告制作会社社長のお遊びに付き合っている余裕など無くなりました。

しかし、この業界を襲った大変動の中から、私のかねての夢あった
「エンドユーザーと直接コミュニケーションする」という機会を
たくさんもてるポジションを得ることができました。
何を隠そう、今の「榊淳司」の活動です。
日々、マンション購入の無料相談がメールで寄せられます。
セミナーを開けば、多くの方々が私の話を聞いてくださいます。

そして、今回の様にコーポラティブ計画を立ち上げ、
説明会を開くことによって、それこそその計画に興味のある方に、
ある意味「担当者」としての仕事をさせていただいています。
つまりは、物件の内容を説明し、ご質問にお答えし、ご相談を承っています。
予想通りというか・・・とても充実した気分を味わっています。

やはりエンドユーザーさんは、私からそれほど遠い存在ではありませんでした。
広告を作っていた頃(今もやってますがw)、
私と彼らの間を引き離していたのは販売会社のお馬鹿な担当者であったり、
広告代理店の小心な営業マンだったのです。

今週も、コーポラティブ計画の説明会を開きます。

7月15日(金) 17:40~
7月16日(土) 17:40~

参加はもちろん無料です。どうぞ、お気軽にご参加ください。

新宿余丁町コーポラティブ計画

説明会参加お申込み

ところで、私のマンションレポートの中では
最大のボリュームを誇る
「東京のタワーマンション全解説」
最新データに更新しました。

前回、「買ってもいい」カテゴリーに分類していた
7物件のうち、3物件はすでに完売していました。
みなさん、私がわざわざ解説しなくても
「買っていい物件」はよくお分かりのようです。

逆に、「買ってはいけない」に分類していた21物件のうち、
完売したのはわずか2物件。
ともに最後はグチャグチャの値引きをしていました。
地震があろうと、停電になろうと、
「買っていい」モノは買ってもいいし、
「買ってはいけない」物件に手を出すと、後で大やけどになるのです。
もし、判断に迷っている方は私のレポートを参考にしてください。

東京のタワーマンション
全解説48物件
価格 9,980

全189ページの大ボリューム
私のレポートの中では一番お買得のはずです。
ちなみに、取り上げた物件は、大まかなアイウエオ順で以下の通り。

浅草タワー                       
アトラスタワー茗荷谷           
アトラスタワー六本木           
ヴェレーナ王子                   
大崎ウエストシティタワーズ      
OWL TOWER   
勝どきビュータワー               
グランドヒルズ三軒茶屋           
クレストタワー品川シーサイド     
クレストプライムタワー芝         
クレストシティレジデンス         
クロスエアタワー   
コンシェリア西新宿TOWER’SWEST         
ザ・グランアルト錦糸町            
ザ・タワーレジデンス大塚         
ザ・パークハウス 青砥          
ザ・パークハウス三軒茶屋タワー    
ザ・パークハウス新宿タワー       
ザ 湾岸タワー レックスガーデン   
SAION SAKURAZAKA            
THE ROPPONGI TOKYO           
シティタワー赤羽ステーションコート
シティタワー赤羽テラス         
シティタワー麻布十番             
シティタワー有明              
シティタワー上野池之端           
シティタワーズ豊洲 ザ・ツイン   
シティタワーズ豊洲 THE SYMBOL   
シティテラス大井仙台坂ヒルトッフガーデン 
テラス東陽町ネクスタワー       
乃木坂パークハウス            
パークコート麻布十番ザ タワー    
パークコート赤坂 ザ タワー     
パークコート六本木ヒルトップ      
パークタワー高輪               
パークタワー上野池之端         
パークタワー芝公園          
パークタワーグランスカイ        
パークハウス清澄白河タワー           
二子玉川ライズ タワー&レジデンス 
ブリリア有明スカイタワー      
Brillia 大井町 LA VIE EN TOWER  
プラウドタワー東雲                
ベイクレストタワー               
ルネリバースタワー東大島         
ルミナリータワー池袋              
ワテラス             
ワールドシティタワーズ           


2011/7/11 15:04 Comments (0)

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