私は、大学の卒業証書というものを2枚もっている・・・はずです。
現物はどこにあるのか、あるいは滅失したのか定かではありませんが、
とにかくそれが「存在」したのは事実。
今でも成績証明書は取れるはずです。
「可」ばかりの、人には自慢できないシロモノですが(笑)。
最初に貰ったのは法学士の証書。
でも、法律はほとんど勉強してません。
というか・・・・他の科目もさほど勉強してません。
ちょっとだけ勉強したのは、ゼミの外交史。
私のゼミの2年後輩が「村田 晃嗣」といって、今をときめく国際政治学者。
時々蝶ネクタイをトレードマークにして「朝までテレビ」に出ているそうです。
私は、年に10時間くらいしかテレビを見ません。
そのうち3時間は年末の紅白歌合戦なので
村田君が何をしゃべっているのか知りません。
面識もまったくありません。
まあ、そんなことはどーでもいいのですが、
あの頃居眠りしながら聞いていた「民法」の講義が
なぜか今頃役に立つのが不思議。
法学部の学生にとって「民法」とか「憲法」、「法学」という
「一般教養」みたいな科目は1年生で習います。
30年ほど前の話なので、今でもそうなのかは知りませんが。
実は私、「民法」の単位は落っことしました。
政治学科だったので、必修ではないから、そのままスルーで卒業。
憲法とか刑法というのは、中身がスパンスパンと切れているので
19歳の単細胞「榊」にも理解しやすかったのですが
個人の経済的な責任関係が入り乱れる民法はチンプンカンプン。
ところが、よくしたものですね。
3年ほど前に、本業がヒマなので「宅地建物取引主任者」の資格を取ろうと
独学でお勉強を始めたことがあったのです。
実は、私は直接不動産業をやったことはないので、
その資格は必要なかったのです。
ただ、ヒマつぶしで取ろうかな、と思っただけ。
「オレ様は政治学科とはいえ、法学部出身だから」
と例のごとくタカをくくって、カミさんお下がりの教本だけでお勉強。
あまり長くやると集中力が続かないと思ったので
試験日の2ヶ月前から、通勤時間だけそれを読むことにしました。
そこでビックラこいたのは、お勉強すべき3分の1くらいが民法。
ああ、よかった・・と思ったのは、居眠りしながら聞いていた民法の講義。
試験には落ちて単位は取れなっかたのですが、内容を覚えていたのです。
すばらしい記憶力・・・なんて、自分でいっちゃあいけませんな。
人間のアタマというのは、興味があることは覚えているのですね。
法律、というのは法原理というのがあって
どういう目的でその法律が作られたか、というのが大事なのです。
あの分厚い六法全書に書いてあることで、
世の中の揉め事を全部裁けるわけではありません。
実は、日本の法律を全部書物にすれば、六法全書ではとても足りません。
分厚い百科事典みたいなのが何百冊にもなるはずです。
それでも、そこに書いてある通りには裁けないケースがほとんど。
そういう場合は、その法律を作った目的・・・
「立法の精神」なんて難しい言葉では言います。
それにのっとって、判断するワケです。
宅地建物取引主任者、という不動産屋さんなら若い社員でも
もっていなければならない資格を取る試験でも、
そういう「立法の精神」を問うような難問が出るのですよ。
ああ・・・もう・・・本当にビックラこぎました。
それで、お前は受かったのかって?
ハイ・・・カツカツのギリギリで受かりました。
勉強時間はどう見ても50時間なかったと思いますが、
まあ、運も実力の内ですか・・・・なーんて。
ただ、この榊のブログを始めて、すごーく役に立っています。
あの宅建をとるための50時間のお勉強も、
半睡しながら聞いていた約30年前の民法の講義も。
榊に寄せられる、マンション購入相談の中の
約3分の1は契約や、その手続き、あるいはその周辺の
「法律問題」に関することです。
初歩的な質問に関しては、ほぼ私がお答えしています。
でも・・・時々、すごーく難しいご相談もあります。
「ヒエー・・・こんなの、弁護士でないと分からない」
という、結構ハイレベルなご相談。
あるいは
「・・・・多分こうだけど・・・・ちょっとディテールまでは分からないな・・・」
と迷うことは多々あります。
何といっても、榊は、民法の単位も取れなかった、法学部の落ちこぼれ。
で・・・そういう時にはどうするのか?
分かる範囲でいい加減に答える・・・NOです
弁護士にお金を払ってたずねる・・・・NOです
実は、榊にはそういう「法律問題」について
頼もしいバックアップをしてくれる御仁がいるのです。
それは・・・何度もこのブログでご紹介している方。
サポート会社を経営しているOさんです。
この方・・・不動産に関しては、そこらの弁護士の比ではないですね。
「精通している」という言葉が、これほどふさわしい方はいません。
私が、いかな質問をぶつけても、たちどころに「明答」が返ってきます。
ですので、私に寄せられた「難解」なケースについては
ほとんどOさんに確認してから返信のメールを出しています。
あるいは、Oさんの「見解メール」をそのままペーストすることもあります。
また、アドバイスだけでなく、不動産業者にとてつもない不利益を
蒙らされそうな方に対しては、実際に「出動」して、
「救済」する必要があるケースもいくつかありました。
そういう場合も、すべてOさんをご紹介します。
これまで、何件もご紹介しましたが、Oさんにサポートを依頼されて
「救済」されなかった例はひとつもありません。
もちろん、もうどうしようもない所までいっちゃってる方は救いがたいのですが。
その一歩手前くらいで、どうにかしようがある場合は、
実に頼もしいサポートが得られます。
それだけに、私はOさんに全幅の信頼を置いています。
もちろん、Oさんもボランティアではないので、タダではありません。
一定の料金は発生します。
でも・・・Oさんって、商売がヘタなんですよ(笑)。
そもそもの価格設定が割安です。
業界大手の「さくら事務所」よりも、一段低い設定で、
しかも提供するサービスの中身が濃厚。
特に「法律関係」の案件なら・・・そんなもの、弁護士に頼む何分の1かの費用で、
それ以上の仕事をしてくれます。
さらに、基本料金にないことまで、その範囲内でやっちゃうような方で・・・
見ていると
「ちょっと、ちょっと・・・それじゃあ、Oさん赤字じゃない」
というケースも多々あります。
私は、相談下さる方にいつもご紹介しますが、
どうかみなさん、Oさんのそういうお人よしに付け込まないでください。
彼も、きちんと自分の会社を経営しなければならないので・・・
そして、Oさんの守備範囲は新築に限らず、中古や戸建て、
土地も含めて不動産一般に及びます。
中古・・といえば、榊もお役に立てますよ(笑)。
それでは、自分のレポートばかりではなく、
Oさんの会社もここで紹介しちゃいましょう。
Oさんの会社は
株式会社ベストサポートといいます。
メルアドはinfo@best-sup.com 新宿区高田馬場にあります。
残念ながら、首都圏のみしか対応できません。
Oさんはネが真面目な方で、仕事は完璧ですが、
「榊の紹介です」といっていただくと、
さらに行き届いたサービスを提供してくださると思います。
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