超高層マンションと中東情勢の共通点は?

何回か書いている通り、私が生まれ育ったのは京都です。
小学校時代は1960年代の終わりから70年代前半。
あの当時の京都は、日教組の全盛期ではなかったでしょうか?
しかも、京都の日教組は共産党系のゴリゴリ。

もちろん、中学校も高校も公立でしたから、
日教組の先生がウジャウジャいるばかりか、
学校運営そのものが「日教組的」です。
「君が代」なんて、学校で歌ったことも聞いたこともありません(笑)。
そんな中で小・中・高時代を過ごしたものですから
日教組という組織に強いアレルギーを持っています。
新人類世代が妙に保守的なのは、そういう時代背景があるのかもしれません。

連中の極左的な妄想について、今更とやかく言うつもりはありません。
無知蒙昧の輩というのは、いつの時代でもいるものです。
あの高度成長期に「楽な」公立教師になろうとした
志の低い連中が、知的な貧困者であっても何の不思議もありません。

何よりも許せないのは、連中が「平気でウソをつく」ことでした。
「榊は精神病だから、そういう学校へ間もなく転校する」
「こういう仕業はきっと榊がやったに違いない」
「榊は自らを悔いて、近々自主退学する」
「あのような反抗的な態度では、榊は絶対に卒業できない」
私は小・中・高の公立校時代、日教組の組合員に
ずっとそういうデマを流され続けてきました。
己の志操を持たず、大勢に流されて生きる浅はかな者ほど
虚言を弄して人を貶めようとするのは、どこでも変わりません。
自分たちの「権威」をハナから認めない私のような存在は
彼らにとっては排除すべき対象であったのでしょう。

「榊よ・・・お前は昔からそういう人間だったのか」
「今と全然変わっていないじゃないか」

そういう声が聞こえてきそうですね。(笑)
実にその通り! 榊は昔も今も変わりません。

幼い頃から、こういう邪悪な「大人のウソ」に囲まれてきたせいで
私は昔から「権威」というのをまず疑ってかかります。
「権威」といえば、具体的に大新聞やテレビ、エラい学者先生などです。
「わからないこと」があると、自分で調べて納得してから
モノをいうようにしてきました。
そして、こういう私のやり方は、世間で主流とは行かないまでも
ある程度普及しているのかな・・・と無邪気に考えていました。
ところが、ところが、私は絶対的な少数派だったのです。

最近の国際的な事件を例にしてみましょう。

アメリカで自爆テロ未遂が起こりました。
まるで「9.11」の再現みたいですね。
向こうへ旅行される方は、検査が厳しくなり、たいそう不便そうです。

さて、ここで考えてみましょう。

なぜあのアルカイダのインテリ青年は、
自らの命を犠牲にしてまでテロを実行しようとしたのでしょうか?
それ以前に、なぜアルカイダはアメリカにテロを仕掛け続けるのでしょうか?
なぜ、アメリカは世界一の資金と軍隊を使っても
あのちっぽけなアルカイダを一掃出来ないのでしょうか?

多くの日本人は、その答えを知りません。
実はアメリカ人の大多数も知らないでしょう。

答えは割合カンタンです。

まず、アルカイダはアメリカを不倶戴天の敵だと思っているからです。
なぜ、敵なのか? 
日本のどのマスコミを、これについて分かりやすく解説していません。
中東やイスラムの専門家は「イスラム原理主義」だから、といいます。
アッラーの教えに忠実(原理通り)であらんとすれば
物質文明を撒き散らすアメリカは敵である、という発想。
間違ってはいませんが、それだけではありません。
もし、物質文明が敵なら、日本やドイツやイタリア、北欧、韓国、
シンガポール等もテロの標的になっていいはずです。

アルカイダの敵はアメリカである前に、イスラエルなのです。
アメリカはイスラエルを支援しているから、テロの標的になるのです。

イスラエルにいるユダヤ人は約65年前に、
パレスチナの地にいたアラブ人を追い出して国を作りました。
そこに、まったく正当性はありません。
多くのパレスチナ人は、家を失い、家族を失い、国を追われました。
残って抵抗を続けたパレスチナ人を、イスラエルは殺し続けました。
憤慨してパレスチナと共に戦ったアラブ人をも殺し続けました。
その数は累計で数百万人を超えるでしょう。
これは、ナチスが殺したユダヤ人より多いかもしれません。
このことはモロッコからアラビア半島にいたる
イスラム・アラブの人々を心の底から怒らせています。
彼らの多くは、家族や友人をイスラエルの軍隊に殺されています。

アラブ人にとって、イスラエルこそ滅亡させるべき敵です。
でも、その憎きイスラエルを支えているのがアメリカなのです。
世界一の大国アメリカの後ろ盾がなくなれば、
イスラエルは10年と国を存続し得ないでしょう。
この60年余り、イスラエルほど周囲の国々の憎しみを
高値で買いながら国家運営を続けてきた国はないでしょう。
私の生きている間くらいは、彼らの国家も存在しているでしょうが、
200年、300年というスパンで考えれば、
必ずや滅びる国だと思います。

誤解のないように言っておきますが、私は反ユダヤ主義者ではありません。

アルカイダは、アメリカに「イスラエルを支援するな」という
強力なメッセージをテロによって送り続けているのです。
彼らがアフガニスタン、イエメンなどに潜伏しながらテロの牙を磨けるのは
イスラム・アラブが共有する「イスラエルへの怨念、アメリカへの憎悪」による
同情を一身に集めているからにほかなりません。
「アメリカさえ支援しなければ、自分たちでイスラエルを滅ぼせる」
彼らはきっとそう考えているのでしょう。
だから、いつまでもアルカイダはいなくならないし、テロは続きます。

では、なぜアメリカはイスラエルを支援するのか?
それは、アメリカの重要な部分がユダヤ系に支配されているからです。
重要な部分とはマスコミ、金融などです。
アメリカに住むユダヤ人は、イスラエル国民の5倍くらいといわれています。
ニューヨークタイムズやワシントンポストなどが
ユダヤ系であることはよく知られています。
ロスチャイルド等のユダヤ系大財閥も多く存在します。
スピルバーグの様なユダヤ系映画人は「シンドラーのリスト」といった
映画を作って「ユダヤ人=ホロコーストの犠牲者」というイメージを
多くの人々の間に浸透させています。
実際、過去のナチスの所業よりも現在のイスラエルの国家的な
ジュノサイド(大量殺戮)の方が注目すべきであるのに。

しかし、多くのアメリカ人はそのことに気付いていません。
いわんや、日本人はまったく無知といっていいでしょう。

9.11の時に盛んにテレビで流されていた、ジャンボ機が高層ビルに突っ込む映像。
あれを見ながら、私はふたつのことを考えました。

「これで、アメリカ人も目が覚めてイスラエル支援を考え直すだろう」
「これで日本人は、高層マンションを買うのを躊躇するだろう」

結果は、みなさんご存知のとおり。

アメリカ人の大半にとって、イスラエル支援は何のメリットもありません。
むしろ、テロにあって殺される可能性を高めているだけ。
しかも、イスラエルのジュノサイドを看過した汚点を歴史に残します。
なのに・・・・・

そして、日本の多くの超高層マンションは
「なぜ、超高層なの?」「なぜ、そこにタワーが必要なの?」という
基本的な疑問に答えられないものが多すぎます。
それでいて、住むにはあまりにも危険が大きいのが超高層。

やはり、私はかなりの少数派であったのです。

さて、今日は記念すべきブログ移転の初更新。
マンションからはだいぶ脱線しましたが、
次回からはまじめにマンションなどの住宅について考え、
情報を発信していきます。

これからも、榊のブログをよろしくお願いします。
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榊淳司


2010/1/7 21:01 Comments (1)

1件のコメント

きっと榊さんは学生時代に教員と凄いバトルを繰り広げたんですね。
むしろ、その武勇伝のほうが聞きたいです。笑

2010/01/07 23:14 | by まさぼう

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