支那の暴動民主主義が世界経済を破壊する

毎日、ウクライナ情勢のニュースが流れています。
日本とはほとんど縁もゆかりもない国。
でも、「ウクライナがどうなるか?」ということは、
日本にとってもかなり重要な意味合いがあります。

今、国際社会の常識は「武力による国境の変更は不可」。
それをプーチンのロシアは公然と破ろうとしているのです。
かつてナチスドイツがポーランドに侵攻した時、
イギリスとフランスは即座に宣戦を布告。
第2次世界大戦が始まりました。

今回、ロシア軍が東ウクライナに侵攻しても、
多分アメリカは口頭での抗議と経済制裁を強化するだけ。
つまり、ほぼ「なにもしない」はずなのです。
というか、それしかできないのが現実。

アメリカはウクライナを助けるためにロシアと戦争はしません。
また、ウクライナはアメリカの同盟国ではありません。
もしNATOの加盟国だったら、何らかの軍事的な対抗措置を
取らざるを得なかったでしょう。
でも、加盟国ではないからアメリカはウクライナの東側が
ロシアが掠め取られるのを、指を咥えて見ているしかありません。

アメリカはかなり苦しいところに追い込まれています。
オバマはこれまで、外交的な失点を重ねてきました。
「こいつは弱虫だ」と、プーチンや習近平に思い込まれています。
だから慌てて支那にヘーゲル長官を派遣して
「尖閣に君たちが侵攻したらアメリカが守る」と
聞かれもしないのに言ったりしています。
笑ってしまいますね。
ついこの間まで尖閣問題が話題に出ると口をモゴモゴさせていたのに。

しかし・・・このままでは、ウクライナとロシアの
本格的な軍事衝突に発展する可能性が大。
その時、アメリカはウクライナに軍事支援を行うでしょうから、
米ロはあからさまな敵対関係に陥ります。
ああ、冷戦時代を思い出します。あの頃はよかった(笑)。

一方、支那はウクライナ情勢の行方を固唾を飲んで見守っている・・・
と言いたいところですが、実はそれどころではないのです。
足元から経済がガラガラと崩れ出しそうだから。
すでに、一部は決壊しています。
そうでなくても、毎日PM2.5でお先が見えない状態。

先日のニュースを見て、少し驚きました。
北京の日本人学校の生徒が200人減ったとか。
私にわせれば「200人しか」減っていないのか、ということ。
「お前ら、何をやっておる。とっとと逃げ出さんか!」
そんなにあの国のカネが魅力的なのでしょうか?
私から見れば、いつ大暴動が起こってもおかしくないように思えます。

今、日本経済にとって最も怖いのは、支那バブルの崩壊です。
もっとも考えられるシナリオは、理財商品のデフォルト続出で社会不安。
不動産の投げ売りが始まり、価格の大暴落。
そして、各地で暴動が発生して騒擾は全国へと拡大。
毎日のように反政府デモが行われ、軍隊が出動。
流血が流血を呼び、無政府状態へと突入。
軍隊の一部は統制を乱して、好き勝手な略奪を始め・・・・

もうそうなったら手が付けられません。
日本人は出来るだけ早く脱出するしか手はないでしょう。
そういったことが1ヵ月後に始まってもおかしくないのが、
今の支那ではないかと思うのです。
誰もこんなことは言いませんが。

もし、私の描いたシナリオの4分の1でも進行したら、
それは世界経済にとってリーマンショック以上の衝撃。
各市場の株価はほぼ暴落状態になるでしょう。
もう、ローンを組んでマンションを購入するなんて、
悠長なことを考えていられない状態になります。

日本という国は、敗戦後数年の混乱期が終息してから、
「暴動」といえるような事件は数えるほどしか起きていません。
1970年前後の学園紛争期に起きた騒ぎを、暴動と捉えれば話は別ですが。
だから、多くの日本人は暴動という現象に現実感を持ちません。
でも、支那では大小合わせて年間十数万件の暴動が起こっています。
2年ほど前の反日運動の凄まじさを思い出してください。
あれは政府にコントロールされていたので、まだマシでした。
しかし、政府の統制下にない暴動が同時多発的に数万カ所で起こったら・・・

支那人は、暴動好きです。
彼らの不幸は、民衆の福利を考えた政府を、
歴史上未だかつて一度も組織できなかったことです。
だから、日本人のように「お上が何とかしてくれる」という感覚が皆無。
日本なら先日の袴田事件のように、裁判所は最終的に
「正義の判断」を下すはずだ、と我々は漠然と考えます。
でも、支那人には一切そういう発想はありません。
お上に文句がある時には、言辞をもって抗議をするのではなく、
暴動を起こして訴え、その要求を暴力的に容れさせるのです。
私はこの支那人の習性を「暴動民主主義」と呼んでいます。

かつて、あの国では共産党が農民たちの支持を得たことで
腐敗しきった国民党政府との戦いに勝ちました。
共産党はそれなりに組織されていましたが、
根っこにあるのは農民暴動の感覚ではないでしょうか。

今、支那では毎日のように日本との戦争をテーマにした
ドラマが放送されているそうです。
もちろん、共産軍が日本軍に勝ちまくっています。
一部ユーチューブでも見られますから、ご覧ください。
日本軍は、まったくいいところなく負けてばっかり。
しかも、日本軍の将校は実にマンガ的に描かれています。

でも、実のところ日本が支那と戦った前回の戦争で、
帝国陸軍が国民党政府軍や共産軍に敗れたことはほとんどありません。
ビルマ国境での十倍以上の国民党軍を相手に玉砕した一部の
戦いを除くと、ほぼ100%日本軍が勝っています。
彼らは、その事実をどうしても受け容れられないのです。
だからドラマや映画、さらには歴史上でも勝ったことにしています。
何とも憐れみを催す連中ではありませんか。
まあ、そんなことは本題とは関係ないのですが。

ともかく、支那国内が暴動多発で混乱に陥れば、
世界経済は確実に麻痺します。あな恐ろしや。
でも、我々にそれを防ぐ手段はありません。
見ているだけ。何かできるのは中国共産党だけ。
でも、本当はもう彼らにもお手上げ状態かもしれません。

もし暴動が起こらなければ、今度はPM2.5が支那中に充満。
それこそ五里霧中が日常化するでしょう。
どっちに転んでも、支那の未来はかなり不安定。
ウクライナでアメリカが弱虫になっても、手放しには喜べない状態です。
でも「シメシメ」と尖閣に何かを仕掛ける可能性は十分にあります。

さて、久しぶりにメディア実績を更新しました。
パークシティ新川崎や南青山高樹町の事件があったせいで、
ここのところメディアの取材が多かったですね。
今も問い合わせが来ていますから、今後もちょくちょくありそうです。

ブログよりも過激な発言をお求めの場合は
私のツイッターをご覧ください。
twitter.com/SAKAKIATS

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に榊淳司の連載コーナーが設置されています。


2014/4/17 16:16 Comments (0)

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