最近「コミ力」なんて言葉を聞きます。
「コミュニケーション能力」の略だそうです。
しかし、わざわざこんな新語を浸透させる必要があるのでしょうか。
「話の上手な人」「場もちのいい人」「誰にでも好かれる人」
みたいなことを、統合してできているのでしょうね。
ヘンな話、異性にモテるためには、やはり「コミ力」ですか。
若い頃の話。
今でいうところの「イケ面」の同僚がいました。
これがぜんぜんモテない。
女性の混じる飲み会に何度も連れて行きました。
向こうには「男前を連れていくから楽しみにしていて」と
事前にうんと宣伝しておきます。
ところが、実際に連れて行くと女性陣の顔が輝くのは最初だけ。
宴たけなわになると、男前君はいたって目立たない存在。
あとで女性陣に聞くと「おもしろくないよー」との評。
まあ、これは「コミ貧」とでも言いましょうか。
で、お前はどうなんだ? なんて声が出そうですね。
私は決してノリがいい方ではありません。
のらない場では、いたって静かにしています。
無理に盛り上げる、なんてことは致しません。
でも、必要とあればやりますし、それなりにできます。
日本のビジネスの世界では「接待」という慣習があります。
私は、あまり好きではありません。
なぜなら、すごく不健全な臭いが漂っているからです。
しかし、私もかつては散々やってまいりました。
私の場合、常に接待をさせていただく側でした。
お仕事をいただく広告代理店の制作や営業さんがその相手。
時には、その先のマンションデベさんを接待する席に
呼ばれてお金を払わされる場面が多かったですね。
こういう場合、私はいたって「場もち」がいい人間なので、
どちらかというとよく呼ばれた方です。
マンションデベの担当者を気持ちよくノセることくらいは、
ニコニコとやってのけられます。
もちろん、そこで使った接待費は上乗せして代理店に請求。
まあ、それにしても連中は接待を受けるのが大好き。
飯を食った後は、たいてい「キャバクラへ行こう」となります。
その昔、バブル時代は「クラブへ」ということが多かったのですが、
昨今の湿った世の中ではキャバクラがせいぜい。
銀座や六本木のクラブとなると、一人3万円はかかりますから。
ところが、私はキャバクラが大嫌い。
まあ、そういう時には「お付き合い」ですから一緒に行きましたけど。
自分から言い出していくことは、一度もありませんでした。
「なぜキャバクラが嫌いなんだ。モテないからだろう?」
そうお考えの方も多いでしょう。
残念ながら違います。私は結構モテます。
というか、はりきるとモテ過ぎて困ります。
接待ですから、客よりモテるとダメでしょ。
でも、テキトーにその場を盛り上げなきゃいけません。
だから、私も好きじゃないけれど笑顔でいろいろ話します。
20歳前後のキャバ嬢相手に共通の話題なんてないだろう・・・
なんて考えるのはアタマの堅いご仁の発想。
キャバ嬢だって毎日メシを食って空気を吸って、
コンビニで買い物をして、オッサンの話相手をしています。
盛り上がる話題なんて、いくらでも見つけられるのです。
要は、相手がどんなことに興味があって、
何が好きかと探り当てればいいわけで、あとはノリと話し方。
いってみればただの「コミ力」です。
困るのは、私と相手のキャバ嬢がワイワイ盛り上がるのに
接待相手のオッサンたちがつまらなそうにする場面。
まあ、キャバ嬢は15分から30分交代ですから、お通夜にはなりませんけど。
盛り上がった私は「延長」したいのですが、
オッサンたちは早く別の子に変えたがるから、お付き合いでチェンジ。
そんな場面を何度も経験しました。
しかし、あのオッサンたちはつまらなさそうにするわりには
どうしてキャバクラへ行きたがるのでしょうね。
「お前はモテるから、本当は行きたいんじゃないのか?」
いいえ、話を盛り上げるために私は気を使います。
それが疲れるから、私はキャバクラが嫌いなのです。
それに「お持ち帰り」をしようなどという下心が皆無。
そういう面倒臭いことは30代までに卒業しました(笑)。
でも、「座っただけで3万円」のクラブは好きです。
なぜなら、こっちが気を使う必要がないから。
馴染の店に行けば、向こうが気を使ってくれました。
考えてみれば、キャバクラというのはこっちがお金使って
キャバ嬢を楽しませてあげているようなもの。
私にとっては何とも腑に落ちないスタイルなのです。
20代で独立して会社を作った私は、
普通の方よりも若い時代に「夜の巷」を経験しました。
30代の前半にはいっぱしの「遊び人」のつもり。
クラブを何軒も梯子して、朝まで飲み明かしたものです。
まあ、家を一軒建てるくらいのお金を使いましたね。
今はぜーんぜん。お金もないですし(笑)。
30代、40代の時は広告屋の経営者として、随分接待も致しました。
まあ、それで仕事が滑らかになればいいのです。
接待相手のサラリーマン諸氏の生態も細々観察。
彼らには同情しますが、憐れむことも多いですね。
だいたい彼らの小遣いではひとり数万円のお店など、まず行けません。
行ってしまった場合は、こちらに領収書が回ってきます。
「今月請求していいから、頼むよ」
といわれて、現金をお渡しします。
「テメーの甲斐性で遊べないのなら行くなよ!」
正論ではそうなりますが、そこは彼らの悲しい性。
接待で覚えた遊びの味を、個人的にも楽しみたいのです。
会社の経費で飲んだり食ったりしてキャバクラに繰り出す。
それで自分の腹は痛まないので、彼らにしたら天国。
しかし、そんなことを繰り返すうちに、
彼らの性根はどんどん卑しくなります。
それを繰り返して50を超えると、
何とも貧相なサラリーマン顔に仕上がりますね。
それに、ちっとも「コミ力」は豊かになりません。
なぜならそういう輩は「コミ力」向上に努力しないからです。
「自分に合った」キャバ嬢が隣に座ってくれることを
ひたすら待っているのでしょうか。でも、それは無駄なはなし。
20代のキャバ嬢とお話しするのは、それなりに気を使いますが、
30代以上の主婦と世間話をするのは疲れませんね。
野菜の値段から子育てのあれこれまで、話題に事欠きません。
彼女たちはたいていおしゃべりが大好きですから、
どちらかというと聞き役に回っていればOK。
逆に、40代50代の冴えないサラリーマンが一番「コミ貧」。
仕事ができる人はそれなりに話題を持っていますが、
窓際のオッサンたちは総じて「話が面白くない」。
逆に「コミ貧」だから、窓際に座っているのでしょうね。
そんなオッサンがたまにキャバクラに行ったって
それはモテるわけがないのが、よく分かります。
さて、レポートの更新情報です。
江東区と墨田区の資産価値レポートを最新情報化。
都心近郊のこのエリア、動きが鈍いわりには
新しい物件が増えません。
でも、中には「買ってもいい」がチラホラあります。
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まろたんさん、こんばんは。
今日のコメントには心なしか熱意を感じます(笑)。
サラリーマンを全うされたまろたんさんには、
いかにも身近な話題だったのでしょうか。
それにしても「いつも飄々としているね」とはビックリ。
実は私もずっとそういわれ続けています。
私の場合は「ものほしそうにする」というのが嫌いで、
「武士は食わねど高楊枝」でありたいと、若い頃から考えていました。
まあ、まろたんさんとは遠からずかもしれません。
しかし、私はまろたんさんよりも俗物なので、タダ酒は大好きです。
お誘いがあればホイホイついていきます。
呼ばれれば、遠慮なく伺います
まあ、そんな機会はめったにないですが。
でも、下請けさんからの接待は嫌ですね。
「それよりも安くしろ」と言いたくなる経営者でしたから(笑)。
しかし、「社用」をやりすぎると、精神が卑しくなる気がします。
私もずいぶんとたかられましたが、
たかる方でなくてよかったと本気で思います。
あんなことを何度かやったら、自分で自分が嫌になったでしょう。
自分に対する自信も失っていたかもしれません。
今度機会があればぜひ一献、割り勘で。
ごきげんよう。おやすみなさい。 榊淳司
榊さま。
今日の「お題」は、チ~トむつかしい。
ヘタすると、
ゆうに3千ページにも及ぶ日本人論を展開する大作になるやも。(笑)
かって「社用族」という俗語がありました。
接待を含め、あらゆるカネを「経費」として、
会社に付け回すサラリーマンを言った言葉です。
最初は作家の誰かが、小説のなかで使ったのでしょうか?
もはや死語ですが。
業界によって、
ドップリ深め、ホドホド浅めの違いはあったでしょうが、
大方の企業で、はびこっていたようです。
ある意味で、福利厚生費みたいなものでしたね。
ですから、いわゆる営業部隊だけでなかった。
管理部門でも「社用族」はシッカリおりました。
シッカリ・チャッカリ便乗組というのでしょうか。
「カンカン接待」の民間版ですわ。
私はずっと外資系でしたが、大同小異だったですね。
が、しかし欧米人は好まないようです。
少なくとも日本人のようにはやらないようです。
公私がハッキリしているから?
理由は分かりません。
ただ、
いわゆる接待飲食は、ビジネスに用いない文化があるみたい。
アフターファイブに、ギンギラギンはない。
欧米では「奥方」が怖いですからねえ。(笑)
ま、日本人もシナ人に比べればマシですね。
シナと比べてというのは、なんとも情けない気がしまが。(笑)
私は「タダ酒」は御免こうむりますね。
プライベート、ビジネスを問わずです。
お酒が好きなので、身銭で気兼ねなく好きなように飲みたいだけ。
身内はべつですよ。
身内は、金銭ごときで気兼ねしないですから。
ま、告白しますと。
現役時代、多少の「カンカン接待」はやりましたわ。
社員同士で「親睦」というか。
弁解めきますが、大した金額ではありませんよ。
あとは「タクシーチケット」の活用!(笑)
私は管理部門でしたから「顧客接待」はやってません。
逆に誘われたことはありましたが、丁重にお断りしました。
いまさらですが、やっぱ、やらないほうがイイですね。
会社のカネ=公金だから、誰しも太っ腹になる。
更に「使わなきゃソン」という浅ましい根性に嵌まる。
これ、厳しく言えば「タカリ」根性ですよね。
冷静になって考えれば、大した金額ではないのに。
ビンボーは仕方ないけど「ビンボー根性」はアウト!
「ビンボー臭い」のは手がつけられない。
なぜなら。
仮にビンボーを脱出して、大金持ちに出世したとしても、
「ビンボー根性とビンボー臭い」のは変わりませんから。
体臭のように、こびりついていますから。
二〇代のころ、よく人から言われました。
「いつも飄々としてるね」
と。
私は言い返したものです。
「ゼニがねえだけよォ」(笑)
こんなところで。
ごきげんよう。
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