今日は思いっきり脱線します。
これまで一度も扱ったことのない話題です。
何といっても、このブログは「何でもアリ」。
違法とエロ以外は何でも扱うつもりです。
それで、今日の話題は何かというと・・・・国会。
この問題について、先ほど某社でコンサルしてきました。
「お前、そんなこと専門外やろ!」
はい、その通りでございます。
しかし、私には「お勉強」という特技がございまして、
文系理系を問わず様々な問題に関する必要な知識と理解を
得るために、比較的短い時間しか必要と致しません。
残念なことにこの特技は「好きなもの」「興味ある分野」
にしか発揮できないという規制がかけられております。
したがって、10代の頃に世間から求められたある分野では
ほとんどこの特技を活かすことができずに終わりました。
今の人生にもその悪影響を引きずっております。
まあ、それはいいとして。
この派遣法改悪問題につきましては、のべ5時間ほどかけて
その全体像を理解し、問題点を探り当てました。
私としては、時間がかかった方かと存じます。
なぜこれに取り組んだかと申し上げますと、
コンサル先の某社がこの問題に苦しんでいるため、
何とか応援したいという義侠心からでございます。
それでいて、しっかりコンサル料も請求するので、
結局はショーバイになってしまいましたが、
まあいつもの通り行き当たりばったりでございます。
では、前置きはいいとして、昨日私が制作した
文書と申しましょうか、企画書と申しましょうか、
あるいはアジビラのようなもがございますので、
このブログで発表させていただきます。
なぜここで出すかと申しますと、少しでも多くの
世間にこのことを知っていただき、騒いでほしいから。
世間が騒げば国会での審議にも多少影響するかもしれません。
私は忠実なるコンサルとして、今後この問題について
メディア諸氏や国会議員の先生方に「ご説明」もしくは
アピールをしていく所存でございます。
では、始めましょう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そもそも派遣は職業安定法で現在でも原則禁止されている!
それは、一時避難的に設けられた制度だったのだ。
ところが、
1985年の「労働者派遣法」によって、
あくまで労働者供給禁止の例外として制度化された。
そして今、
この労働者派遣法が大きく改悪されようとしている。
改悪ポイント1
派遣先企業は無制限に派遣労働者を使えるようになる。
今までは同一業務は3年まで。改悪後は人さえ変えれば無制限。
改悪ポイント2
特定26業種を廃止し、全ての業種で同じルールに。
つまり、あらゆる職種のサラリーマンが派遣にとって代わられる可能性。
改悪ポイント3
「特定労働者派遣事業」系派遣会社の正規雇用が奪われる。
これまで、派遣元に正規雇用された社員を派遣する場合は、緩やかな届け出制。
改悪後は、派遣を送り込めるのは許可制の事業者のみ。
自社の正社員のみを派遣先に送り出してきた
「特定労働者派遣事業」系派遣会社は、倒産。
そこの「正社員」だった人間は、待遇の悪い「許可制」大手業者に
登録する真の派遣社員に落ちる。
1 限りなく正社員比率が低下
企業は年功序列も解雇規制も退職金も組合活動もない派遣社員に、
ほとんどすべての業務を担当させることが可能に。
雇用や社会保険面で面倒くさい正社員比率を低めようとする。
2 派遣会社は大手しか生き残れない
「許可制」と「届け出制」が並立していた現状では、
「正社員」として雇用してくれる「届け出」系の派遣会社にも人が集まった。ところがこの「届け出」制の「特定労働者派遣事業」系派遣会社が消滅する。
3 大手寡占で派遣はますます低賃金に
パソナ会長の竹中平蔵は「正社員なんていらない」と豪語する。
派遣法改悪後は、派遣社員を送り込む側も、雇う方もほぼ規制がなくなる。
ルールなき自由競争下では、大手寡占状態になれば、
個人単位の労働者よりも「大企業」である派遣会社の方が強くなり、
自然と賃金が抑制される。そして、派遣の低賃金が定着。
今回の派遣法改悪は
「正社員をなくしましょう」
「生活水準が落ちるのは当然」
「派遣でやっている人の7割は「当面派遣でやりたい」と言っています。」
といった問題発言を繰り返す人材派遣大手パソナ・竹中平蔵会長の
言行と見事に一致する。
そもそも、2014年に2回も廃案になった法案が、
なぜこれほど粘り強く国会に提出されるのか?
この法案が可決されることによってメリットを得るのは
1 大手人材派遣会社(ex.パソナ)
2 派遣先大手企業
(仕事が標準化していない中小企業ではメリットが出にくい)
ハッキリ言って、派遣で働いている人には何のメリットもない。
3年後に派遣先に正規雇用を頼んでもらえる? 断られたら?
別の派遣先を見つけてもらえる? 見つからなかったら?
26業種が廃止されるので、専門職は「一般」と競合する。
すでに、派遣社員と正社員が混在する会社では、
人間関係のギスギスが始まっているという。
それでいて、今まで正社員として雇ってくれた
「特定労働者派遣事業」系派遣会社は倒産するか、
そうでなくても解雇される。いいことは何もない。
そもそも、「派遣」は一時しのぎであって、
多数派になってしまってはいけない雇用形態。
それを日本の標準的な雇用形態にしようとする
今回の労働者派遣法の改定は改悪以外の何物でもない。
5年後、10年後、あなたの子どもや孫たちは
低賃金の派遣労働に呻吟することになる。
こういう改悪は、絶対に許してはならない。
そもそも、正社員と同一の労働をしているのに
賃金が異なる不公平を拡大すべきではない。
被雇用者の流動性を確保したいのであれば、正社員雇用を守っている
「特定労働者派遣事業」系派遣会社の領域を拡大すべきである。
「特定労働者派遣事業」系派遣システムは「派遣」という不公正な制度中で、
非雇用者の権利や収入、雇用の安定を守るための、実に柔軟なシステムだ。
それをギスギスの競争しかない「許可制」系大手業者に寡占を許していいのか。
安倍首相は、国民の所得を増やすために企業に賃金のアップを要求している。
同時に、このような暗黒の低賃金社会を招来する法案を提出。
矛盾していないか? キチンとこの法案の暗黒面を理解しているのか?
お友達「竹中平蔵」にごまかされていないか?
しかし、この法案の仕組みは実に巧妙である。
さらっと読んだだけでは、そこに秘められた邪悪な意図は見抜けない。
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とまあ、こんな具合でございます。
サラっと読んだだけでは分からないと思いますが、
これはかなり深刻な問題です。
上にある「特定労働者派遣事業」系派遣会社に
正社員として雇われ、他企業に派遣されている人は
日本全国に400万人とも言われています。
この400万人が、改悪後には正社員の身分を失い、
「登録型」の一般派遣社員に変わらざるを得なくなります。
なんとも恐ろしい話ではないですか!
これについて安倍君は国会での答弁で
「私もよく分かりませんが、雇用主には・・・」
何ていうピントのぼけた発言をしています。
この法案は閣議決定を経て提出されたモノ。
ということは、安倍君は「よく分からない」まま
閣議にかけて大臣たちの賛成を得たのですか?
どうして?
お友達の竹中君に頼まれたから?
みなさん、この問題に関心を持ってくださいね。
「自分はハケンじゃないから関係ない」なんて思わないでください。
サラリーマン諸氏には全員関係する問題です。
なぜなら、派遣社員を使うデメリットが払しょくされて
事実上「完全自由化」されてしまうのです。
だから「お前はクビ、代わりに派遣社員を入れる」という
未来が遠からずやってくるかもしれません。
あなたは、会社がどうしても正社員として確保しておきたい
と考えるほど、組織に貢献していますが?
もし、その答えがイエスなら、とっとと独立すべきでしょうね。
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まろたんさん、こんにちは。
麗らかな春の陽気。
花見で浮かれていたいのに、事務所で仕事。
今日はバリ島のセミナーです。
浮世をバタバタと過ごしながら、アレコレ思索。
そういっても、あと30年も生きているかどうか(笑)。
しかし、世の中はバカなことが多いですね。
だからせめて自分はバカなことをやらないように、
と念じながら生きています。
バカどもからいろいろ悪さはされますが(笑)。
義を見てせざるは勇なきなり
幼い頃、父から言われたことを思い出します。
わが家は商家でしたが、躾けは武家でした。
まあ、曾祖父までは武家だったそうで。
ハケン社員というのはキメラです。
その構造に、心の卑しさを感じます。
労働基準法というのは、立派です。
まあ、実情とは合っていません。
でも、ハケンで実情と合わせようという精神に嫌悪を感じます。
卑怯ですね。
武家の躾けの第一は「卑しからず」。
別のいい方をすれば「名こそ惜し」。
普段の行いは「取り乱さず」。
ハケンという歪な雇用関係を見ていると
日本人の精神的な荒廃を感じます。
責任を取れないなら人を雇うな、といいたい。
武家というのは、最後は腹を切ればいいわけで、
その気持ちで仕事をします。
戦争に負けてから、日本人にはその精神が無くなりましたね。
私も、突き詰めれば自信がありませんが、そうありたいと思っています。
ちと、昼のビールに酔いました。
ではまた。ごきげんよう。 榊淳司
2015/04/02 13:30 | by Sakaki Atsushi榊さま。
「恒産なくんば、恒心なし」
とは、古来言われた言葉ですが、今日にも通じる警句でしょう。
「根が深い」と言いたい。
ハケンに限らず、当節、日本は多くの難題を抱えておりますが、
総じて言えば「根が深い」。
真剣に考え出すと「窒息」しそうになります。
日本人は、はたして打破し乗り越えて、ゆけるのだろうか?
「国家・民族の歴史的な危機」と断じてもいい難局ですが。
「根が深い」と言う意味について、ですが。
日本人は「か弱く」なってしまったのではないか?
精神的に「ひ弱」になってしまったのでは?
もし、そうであるならば、我々は「戦うことなく」ほろぶのではないか?
坐して死を待つだけの、まさに「敗北病」患者では。
これこそが「根が深い」ということの「核心」です。
当節、ハケンに限らず多事多難ありますが、それら自体よりも、
日本人の「しぶとさ」の有無が問われ、試されているのでは?
「これきしの事で!」
との「意地」と、そして「大和魂」。
もっと、もっと、もっと!
世の不義を、正義ならざるを怒れ、真っすぐに、愚直に。
日本人の、就中、さすらうだけの若者たちよ。
このまま、ほろんでゆくことを、良しとするのか。
ごきげんよう。
2015/04/02 02:47 | by まろたんRSS feed for comments on this post.