投資にも活用できる有料メルマガ

「榊さん、私、・・・・・を2戸買いました」
少し前に相談に見えたお方。有料メルマガの購読者さんです。
私が不定期に配信している有料メルマガは、
非常に少数の読者さんがいてくださいます。

少し中身を紹介しておきましょう。
私は東京23区の内16区で販売されている新築マンションの
現地をすべて見て歩いています。一巡は3‐4ヵ月。
その他のカヴァーエリアは川崎、京都、大阪。
それで「資産価値レポート」というものを作成し、
ネット上で販売しております。

その過程で「この物件はいいな」と思ったものだけを取り上げ
「お奨めマンション」としてメルマガで配信しているのです。
1か月の購読料は1590円。配信は月に1から3回程度。
レポートを買っていただくよりもお得に設定しています。

実はこのメルマガ、「住むため」というよりも「資産形成」や
「不動産投資」のために活用されている方が多いように思います。
これは当初あまり想定していなかったことです。
まあ、どのようにご利用いただいてもいいのですが。

今の時代、「不動産投資」というのはかなり困難です。
その理由の第一は、日本は経済成長国ではないから。
この四半世紀、日本のGDPは500兆円を行ったり来たり。
つまり、ほとんど経済成長していないのです。

不動産は、利用されてこそなんぼ、の世界です。
住んだり、オフィスにしたり、倉庫にしたり、工場になったり。
原始的には農地としての生産性もあります。
経済活動の拠点になって、役立ってこそ価値があるのです。

ところが、この国の経済はこの25年ほどさっぱり成長しません。
生産活動はどんどん海外へ移転しました。
15歳以上65歳以下の生産年齢人口も減り続けています。
労働時間は長くても、そこから生まれる富はたいしたことなし。
1人当たりのGDPなんて、先進国ではかなり後ろの方です。

そういう国の不動産は、資産価値が高まりません。当たり前。
現に、日本のほとんどの地域で不動産は無価値化しています。
バカ高い価格で取引されているのが、都心その他の一部エリアだけ。
日本は長らく自由経済の国であり、
モノの価格は需要と供給の関係で決まっているので。
不動産といえども、例外ではありません。

こんな国で、不動産に投資するのはかなりアゲインストです。
それでも、果敢にそれに挑戦している方々がいます。
この瞬間、多くの成功者もいます。ちょいとバブルですから。
しかし、成功の陰で多くの失敗者もいます。

成功と失敗、どっちの確率が高いかと言うと後者。
プロでもやりにくい時代なのです。
さらにいえば、新築マンションを投資目的で買って
成功する確率はかなり低めですね。
イチローの打率にも、はるかに及ばないでしょう。

それでも、投資目的で新築マンションを探している人がいます。
まあ、だまって私の有料メルマガを購読すべきですね。
数カ月に一度ですが、「これは」という物件が見つかります。
現に、それを買っている人が何人もいらっしゃいます。

成功するかどうかの結論が出るのは何年も先でしょう。
でも、現時点でベストの選択肢を提供しているつもりです。
もちろん、投資は個人の責任で行ってください。
ただ、私のように16区のマンションをすべて見て回っている、
なんて輩は他にいないと思います。

モデルルームには意味がありません。
インテリアコーディネーターの感性に触れられるだけです。
客としてモデルルームに行けば、1カ所2時間はかかります。
私に言わせればアホみたいな時間です。

業界にはちょっとした慣習があります。
他社のモデルルーム見学は受け容れる、という暗黙の了解。
しかし、それでも意味がありませんね。
所詮はインテリアデザインを見ているだけです。

不動産の価値は9割が立地で決まります。
つまり、マンションの資産価値は立地で決まるのです。
そこのところを今ひとつ理解していない人が多いですね。
だから、いろいろな混乱が起きます。

新築マンションの場合、1戸100万円という膨大な広告予算があります。
500戸のマンションなら5億円ですね。千戸なら10億。
立地の悪い新築マンションの場合、それをなんとか広告で
ごまかそうとします。例えば、タレントの起用。

例外もありますが、タレントが出てきた時点で要警戒。
そのマンションは「ごまかしたい」要素を備えているのです。
駅から遠い、埋立地である、将来性がない、マイナー立地等々。
多くの人は、そういう派手な広告にごまかされます。

私は、そういうマヤカシには一切とらわれません。
また、どこかの企業におもねるようなこともしません。
自分がいいと思わないマンションを勧めることもありません。
そういうスタンスで資産価値レポートを作成し、
有料メルマガを配信しております。

非常に少数の読者さんが相手のマイナー稼業です。
でも、その価値をご理解いただける方々を対象としていることを
常に誇りに思っております。
ありがとうございます。

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2015/7/8 14:20 Comments (3)

3 Comments

まろたんさん、こんばんは。

文藝春秋・・・読みたいけれど、私には時間がありません。
今度、新幹線に乗るときに買うかもしれませんが。

毎日毎日、何かの原稿を書いているか人と会っているか、
そうでなければマンションの現地を見て歩いています。
まあ、お神酒をいただいている時間も長いのですが(笑)。

日本人の精神が崩壊しているのか・・・
僕は70年前なんて知りません。
しかし、今を生きている「残念な精神」とはよく遭遇します。
まあ、こういう輩には「ブッサイクな面相」という天罰が下りますね(笑)。

いつもいうように、私はさほど悲観していません。
東京のタワーマンションがタダ同然になっても、
港区青山に家賃10万円で住めるようになっても、
楽しく生きる道はそれなりにあるはず。
アタマが柔らかければ、の話ですが。

風邪をひかないようにしてくださいね。 ごきげんよう 榊淳司

2015/07/10 00:25 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

いやな感じですね。チャイナ・バブルが。
ギリシャ問題がふっとんだ、昨日今日ですね。
今回はどのように展開してゆくのか、目下、読み切れませんが、
そうは遠くない日のいつかは、というリスクではあります。
賢い大金持ちは機を見るに敏、抜け目ないですからね。

さて。
月刊文藝春秋・今月号が明日発売です。「巨弾特集」として
「戦後七〇年、崩壊する神話」なるテーマをぶちあげています。
「この国のかたちを問う53人の提言」が、その中身です。

各界の論者・53人が健筆を奮っておられるようです。
ざっとお名前を一覧してみて、若手はいないようです。
ま、文藝春秋ですからね。(笑)

しかし、文藝春秋・編集部は、
「戦後七〇年、崩壊する神話」と掲げ総括していますが、
戦後七〇年の「神話」とは、はて、何だったのでしょうか?
政治・経済・教育・家族、更には「生き方」そのものでしょうか?

「崩壊」とは、文藝春秋にしては穏やかならぬ文言ですが、
とは言え、今の時代の本質を言い当てたキーワードのような、
感慨も抱きます。

「崩壊するのか、させるのか」。
「崩壊」は、ネガティブばかりとは言えません。
将来世代を切り開く「必要悪」とも言えます。
崩壊のあと、何が、どう、現れて来るのでしょうか?

エキサイティング。血が騒ぐ。ぞくぞくと。
身体の深いところから震えが。武者ぶるえが。
お神酒の飲み過ぎかな。(笑)

ごきげんよう。

2015/07/09 22:54 | by まろたん

榊さん、どうも。

東京の不動産は魅力があるのか・・・
安さという意味では魅力あるのかと。
ロンドン、ニューヨークの3分の1。
香港シンガポールの2分の1。
上海や北京よりも安い。
そして円安傾向。
そういう意味では、非常に魅力的。

上海株はここ2週間で大暴落。
上海株の総額のほとんどは個人投資家らしい。
彼らは、株もコレまでだ、と敏感に反応し、カネを株から引き上げたんでしょう。
そのカネはどこに向かうか・・・まずは、自国の不動産・・・
そして次は外国の不動産。
その中で一番魅力的なのが東京・・・
そんな流れになるものとみています。
暫くは・・・どのくらいだろうか・・・まあ、オリンピックまでかも・・とにかく上がって行くものと、インチキ評論家は思うのであります。

2015/07/08 19:25 | by 井上@打浦橋@上海

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