昨日、ツラツラとネットでニュースを見ていたら、
「相模原市のワンルームマンションの月額賃料が2万円台」
というのがありました。
青山学院大学とかが都心に戻って学生がいなくなったので
数年前から急激に賃料が下がり始めた、ということらしいです。
札幌では、数年前から1万円台のワンルームがあるそうな。
まあ、物件価格自体が200万円とかの世界になっています。
それでも、借りてくれる人がいれば幸い。
湯沢町苗場地区のマンションは、1DKで10万円ですよ。
こういうことを、東京の人は他人事だと思っています。
アハハ、確かに今はね。でも20年後は違うよ。
「新浦安の築25年100㎡3LDKが500万円」
なんてことになっているかもしれませんな。
というか、多分そうでしょう。
人間というのは、見たいものしか見ません。
自分の受け容れたくない事実からは目を反らすものです。
でも、現実は現実なのです。それは残酷なまでに。
東京に住んでいると、郊外や地方のことは分りません。
ほかならぬ私も東京に住んでいるひとり。
時々、出張で地方に行くと背筋が寒くなります。
「日本はここまで衰退しているのか・・・」
もちろん、その逆もあります。
先日、群馬県の「トンカツ街道」を車で走って思ったのは
「日本はまだまだ大丈夫じゃないの」
猿ヶ京温泉もよかった。結構、元気な「地方」もあったりします。
でも、全体から見ると地方は寂れています。
東京でも、郊外はいけませんね。
商店街は1勝9敗です。ひとつ栄えて、9カ所寂れています。
大阪の街にも元気がなかった。
まだしも、インバウンドで賑わう京都は輝いていました。
あまり考えたくはありませんが、この国は衰退途上です。
まさか自分が生きている間に、それも50代で、
衰退するニッポンを目の当たりにするとは思いませんでした。
私が後期高齢者になる20数年後はどうなっているのか?
もっとも、後期高齢の歳まで生きられるかどうか分りませんが(笑)。
暗くなりますね。このことを考えると。
何とかならないのか、と思いますが妙策なし。
政治家を見ていても、この問題を真剣に考えているような
お方をついぞ知りません。なんせ、10年20年、あるいは
50年100年の視点で考える問題。
「次の選挙」しか頭にない政治家には無理でしょ。
道は2つあると思っています。
1 人口減を受け容れて痛みを和らげる
2 再び人口増、あるいいは維持の方向へ仕向ける
現状、二兎を追っているような状態ですね。
一兎も得られない気がします。
若い女性が二人以上の子どもを産み、育てなくなった原因は
1 結婚しない
2 結婚しても子どもができない、作らない
3 子どもができても一人にする
これもどーしようもない問題。
今の若者は、恋愛とセックスには幾分関心を払いますが
それ以上に踏み込もうとしない方が多いみたいですね。
「子どもを生み、育てる」ことに関心が薄そう。
安倍君は、口ではいいことをいっぱい言っていますね。
でも多分、本人は何も分っていません。所詮はボンボンです。
しもじもの悩みなどは理解できていないのでしょう。
でなければ、派遣法改悪法案を通すワケがありません。
今年、安倍君がやらかした最悪の政策は安保法案でもTPPでもなく、
派遣法の改悪だったと私は思っています。
あれは、日本の若者の大半に「貧乏でいろよ」という貧乏強制法。
時間給950円の若者には、結婚も出産も無理でしょう。
今、巷では人手不足です。
特に外食や建設の現場では人手が足りなくて困っています。
しかし、賃金はほんの少ししか上がっていません。
時給950円が、せいぜい1200円ですか。
それではまだ、子どもは増えませんぜ。
人口が減ることで、いいこともあります。
でも社会に活力がなくなるのは寂しいこと。
若い人たちが子どもを生み、育てなくなるのも困ります。
また、そういう生き方を是とする価値観の蔓延も
どこか頽廃的だと思います。
私の親くらいの世代まで、結婚をしないとか、
子どもがいないというのは「一人前でない」という
価値観に支配されていたと思います。
人間が種を存続させるための基本はそこにありますから。
しかし、日本人は種の保存本能を捨てつつあるのかもしれません。
自分が生きる意味を「自分さえ良ければいい」とするのは
種の継続本能を捨てているのと同じ。
今の日本は危機にあります。
切羽詰まっているのは、財政赤字でも原発でも円安でも、
ましてや株価でも、空家問題でもありません。
日本民族は今、「種の存続」の危機に立たされているのです。
価値観の多様化も結構ですが、所詮われわれは生き物です。
サルの亜種です。そして、日本人はすでに自然とともには
生きられない環境で3世代目に入ってしまいました。
生物の種としては、実に弱い遺伝子になっているはず。
このままでは、100年後にはパレスチナ難民並みの
「民族存続の危機」を迎えている可能性があります。
そのことを、もっと多くの人に気付いていただきたいですね。
さて、大仰な問題は置いておいて、目先のマンション市場。
目黒区と品川区の資産価値レポートを最新情報化。
このエリア、バブルが中途半端に広がったので、
市場が少し歪んでいるような気がします。
アドレスは品川区だったブリリアタワーズ目黒駅前が完売。
竣工の頃にはバブルが弾けて買値よりも価値が下がっている可能性が
大きくなってきました。いつか来た道ですね。
そして、現状は住友不動産物件が目白押し。
当たり前ですが、ぜーんぶバカ高です。
それでも買う人がいるから不思議。
しかし、このバブルが弾けたらどうなることやら。
それこそ、「見たくない現実」だと思います。
■(仮)大森大規模パークサイドタワープロジェクト、■シティタワー目黒、■クレストタワー品川シーサイド、■ブランズシティ品川勝島、■オーベルグランディオ品川勝島、■Brillia(ブリリア)大井町 The Residence、■パークホームズ大崎サウスレジデンス、■レジデンシャル品川中延グランクラス、■ザ・プレミアスカイ品川中延、■クレストラフィーネ旗の台、■シティテラス品川イースト、■クレストフォルム大井町サウステラス、■ザ・パークハウス 白金長者丸
■ピアース学芸大学、■ドレッセ目黒大橋プレヴィ、■リビオ目黒 ザ・プレイス、■ Brillia(ブリリア) 目黒 碑文谷、■ディアナコート学芸大学レジデンス、■シティハウス目黒学芸大学、■ローレルコート八雲、■目黒本町レジデンス、■シティハウス中目黒レジデンス、■シティハウス中目黒テラス、■ルジェンテ碑文谷、■(仮称)中目黒駅前プロジェクト、■(仮称)目黒駅西口プロジェクトI、■クリオ駒沢公園
■シティタワー目黒、■ザ・パークハウス 白金長者丸、■パークホームズ大崎 サウスレジデンス、■リビオ目黒 ザ・プレイス、■Brillia(ブリリア)目黒 碑文谷、■ピアース学芸大学、■シティハウス目黒学芸大学、■シティハウス中目黒レジデンス、■シティハウス中目黒テラス、■(仮称)目黒駅西口プロジェクトI、■ルジェンテ碑文谷、■ディアナコート学芸大学レジデンス
バリ島への不動産見学ツアーを公式に開催します。
時期は2016年の2月頃です。まだ、正式な日程は未定。
みなさん、ご希望があれば「お問い合わせ」からお知らせください。
ほぼ再考することが決定しました。
●日程:2016年2月から3月頃
●宿泊:1泊78ドル程度でプール付きヴィレジのヴィラをご用意できます。お二人でも同額。現地精算。
●費用:現地で不動産見学1日2万円(車、ガソリン代、運転手などの実費です)
●航空便:各自でご手配ください。直行だとガルーダのみ。8から9万円。
乗り継ぎだと、韓国や台湾、シンガポールなどがあります。やや割安。
●送迎:不動産ツアーに参加していただく場合、空港への送迎は無料です。
●榊淳司:みなさんの不動産ツアーに同行します。お嫌でなければお昼と晩御飯をご一緒します。費用は割り勘。
●現地での銀行口座開設:1口座3万円の手数料で承ります。
●その他、観光やエンタテイメント等のご要望があれば現地スタッフが可能な限りご希望に沿う努力をします。
こんな具合です。日程は参加者の皆さんの希望を優先するつもりです。
ですので、まずお知らせください。
「榊淳司のお奨めマンション速報」
購読料 1ヵ月 1,590円※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから 次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください
まろたんさん、こんばんは。
確かに、世の中シンプルです。
それに比べて、今の経済学は複雑すぎ。
もっとシンプルに「モノが余れば価格が下がる」。
「カネが余ればインフレになる」でいいのでは有馬温泉。
おカネのために日々アクセクしながら、
夜になればお神酒をいただきながら神様と対話。
まあ、それでいいでは有馬温泉。
それにしても、毎日忙しすぎますね。
年末も原稿書きまくり。
今日も今日とて、お神酒タイム。
明るい未来は鬼怒川温泉。
それではまた。 ごきげんよう 榊淳司
2015/12/15 22:08 | by Sakaki Atsushi榊さま。
> 古典に戻れ。
と言いますよね。
人生、迷ったとき、悩めるとき。
古典に戻ったらどうかな、ということでしょうか。
秋山仁という異色の数学者がおりますが、
数年前、或る新聞に、こんなことを。
> 有史以来、数学の世界は数千年の歴史があって、
> 多くの定理・公理が考えられてきたけど、
> 結局「シンプルなもの」しか残っていない。
らしいですよ。
私は、数学史の分野に不案内ですけど。
「シンプルなもの」が「古典」として残っている。
と言うことでしょうかね。
で、シンプルに考えてですね。
この先のことですが、
出生率は低空飛行。
総人口は減り続け。
高齢者は増え続け。
住宅は余り、都会に限界団地はあふれ。
税収不足は続き。
経済はよくてゼロ成長。
家庭崩壊。学校崩壊。
焦点の定まらぬ貧民激増。
まだまだ、挙げれば尽きませんが、
こんなところで、打ち止めにしましょうか。
これって、乱世ですか、末世ですか?
結局、シンプルなものしか残らない。
結局、古典を超えることは出来ない。
悲観も楽観もありません。
ニンゲンも自然界のひとつに過ぎない。
という、あっけなくも、シンプルな事実です。
ま、おのれが生きるに十分な、お金を保持して、
呆れながら、笑いながら、生きてゆきましょうか。
泣こうが笑おうが、ま、一日一日の積み重ねですからね。
2015。年の瀬。
今年の総括と来年の計画を、ひとり、つらつら思念しています。
お神酒=いいちこ、をいただきながら、年寄りの寝言ですわ。(笑)
ごきげんよう。
2015/12/15 21:08 | by まろたんまろたんさん、こんばんは。
もうすぐ冬至ですね。
日が短くなりました。
まだまだ寒くなるかと思うとゲンナリします。
まろたんさんに向かって年寄りぶるわけに行きませんが、
寒さにも暑さにも弱くなってしまいました。
ぬくぬくとしていたいのに、寒空に出かけねばならぬ面倒くささ。
まあ、お声がかかるだけありがたい話だと・・・
おカネがないのは辛いこと。
おカネを巡る争いの醜いこと。
おカネに急き立てられるバカ臭いこと。
管理通貨制度はとんだインチキシステム。
今後、これよりもマシな制度が生まれるでしょうか?
まあ、一度は破綻すべきですね。
みんなの持っているお金が無価値になってみればいいのです。
個人の住宅ローンもチャラ。政府の借金もチャラ。
1700兆円の金融資産もパー。
持たざる者の私としては大歓迎ですわ(笑)。
まあ、そんなことにはならんでしょうけれど。
そろそろお神酒タイムなもので。
ではまた。 ごきげんよう 榊淳司
2015/12/14 22:24 | by Sakaki Atsushi榊さま。
本ブログの趣旨。よーく分かります。が、あえて一言。
つまり、
「今までが良すぎただけ」ですよ。
山高ければ谷深し、と言う通りです。
良すぎたぶん、落ち込みも・・・。
これは歴史の必然です。自然界の哲理です。
と、まあ、わかったふうなことを。(笑)
それはともかく。
もう総人口が、減・減・減です。
東京都以外は、もう何年も減り続けております。
これは「事実・現実」です。
分かるわからんの問題ではなく。
で、減れば、当然「しぼむ」でしょうに。
みじかな家庭・家族を考えてみましょうか。
家族が、ひとり抜けるだけで、どんなに「しぼむ」か。
経済生活も、もちろん「こころ」も。
これから、ひとり暮らしが激増します。
特に高齢者の「お一人さま」が。
更に付け加えますと、首都圏を中心に三大都市圏で、
高齢者の「お一人さま」が爆発的に増えます。爆増です。
現役世代の「お一人さま」も、それなりに。
2020。東京五輪。
どんだけの日本人が、どんだけ楽しみにしているのでしょうか?
いわゆる「利害ある業界人」だけですか?
金・銀メダルって、本当にそれが欲しいのですか。
昔の「金さん、銀さん」じゃないですよ。(笑)
「祭りのあとの荒涼」
暗い予感と、あきらめ。
果たしてそれは、年寄りの杞憂でしょうか?
出生率を上げましょう、と!
GDP600兆円達成、と!
介護離職・ゼロに!
まだ、他に口上、ありましかかね?
「欲しがりません、勝つまでは!」
と叫びながら、
コテンパーに「大敗北」したニッポン民族。
つい、七〇年前のことですよ。
グーミンよ。
「妄想」から覚めることです。
藤巻健史さんの言うとおり。
「ニッポンは、もう詰んでます!」
でしょう。
悲観も楽観も、ありませーん!
これは「事実・現実」です。
もはや、カミカゼは吹きませーん!
50兆円の税収しかないのに、100兆円の歳出。
不足の50兆は、毎年「借金」ですよ。
よくぞ積み上げた借金。千兆円超え。
「管理通貨制度」の、どこが「管理」なのですか。
「無・管理」では有馬温泉。
「ノーコン」では有馬温泉。
「無税」国家とは言いませんが「半・無税」国家です。
これでやってゆけるのなら、どこの国の政治家・官僚が、
嫌われるだけで、ウザイ「徴税」を、やるのですか。
こんなんでは続かないと考えるから「徴税」するのでしょう。
どこの国の政治家・官僚も、考えることは同じでは有馬温泉。
再確認しましょう。これから、
高齢者が激増し、総人口・労働人口は減り続けます。
カネ・カネ・カネです。が、
「どこに、そんなゼニがあるんだー!」
と、まあ、吠えたところで、別席が整ったようで。(笑)
今宵も、お神酒をいただきつつ。
失礼しました。
ごきげんよう。
2015/12/14 21:44 | by まろたんRSS feed for comments on this post.