私という人間は、生き方も考え方もかなり「いい加減」です。
やることもズサン。最初の就職先でつけられたあだ名は「ズンちゃん」。
職場のきれいなお姉さんたちに「ズンちゃん、これお願い」なんて。
まあ、こういうことでよく今までノウノウと生きてこられたなあ、と。
しかし、「いい加減」というのがいい方に作用する場合もあります。
というのは、考え方までいい加減なので、固定観念が根付かないのです。
●学校の先生が必ず生徒より賢いわけではなく
●職場の先輩のノウハウが必ず優れているわけでなく
●大企業のサラリーマンが必ずしも優秀なわけではなく
●銀行員がかならずしも真面目で数字に強いわけでもなく
●東大卒が常に正しく物事を判断できるわけでもなく
●自分が今の仕事で5年先も食えている保証などどこにもなく
●新築マンションの供給がいつまでも続くわけでもなく、
●今のようなバブルがいつまでも続くはずもなく
こういうふうに、目の前の「当たり前」を常に疑ってかかります。
そして、自分の考えを好き勝手に発信しまくります。
最近は、それを面白がってテレビや雑誌が取材にやってきます。
今、雑誌関係の取材で多いのは「来年はバブル崩壊か?」というベクトル。
今日はちょっと持ち直しましたが、株価が怪しいですからね。
「嫌な予感」が広がりつつあるのではないでしょうか。
今夜発表されるであろうアメリカの利上げ。
そしてジワジワ影響が出始めた中国の不況突入。
材料がそろい始めました。
そして、日本の不況突入へのファンファーレは「シャープ倒産」。
各種情報を総合すると、いよいよ危ない感じがしますね。
今までの経緯を見ていると、経営者のダメっぷりが目立ちます。
「目のつけどころがシャープだね」なんて言っていたのが20年前。
吉永小百合がアクオスのCFに出ていたのが数年前。
世の中、まさに諸行無常。変わるときには変わります。
しかし・・・世の中は常に変わっているのに、
頭の中を変えることができない人間が数多くいます。
そういう方々は、競争に負けてシャープのように退場を促されます。
個人単位で退場するのは目立ちませんが、シャープの規模だと・・
もし「いよいよ」になったら、これは経営者の頭の固さが
原因の何割かを占めたのだと思いますよ。
現在のシャープは連結対象企業を含めると4万人以上の社員がいます。
困ったことに収益を上げている事業がほとんどありません。
つまり、黒字部門だけでも引き受けようとするホワイトナイトは
どこからも現れない可能性が強いのです。
あとは、銀行が見放せばおしまい、の状態だとか。
銀行は銀行で、倒産されれば何千億円も損失がでます。
さて、どうするのでしょうね?
普通に再生法とか更生法を届けでられたら、
日本経済はまさに「シャープショック」に見舞われますよ。
関連の倒産も何百社でるか分かりません。
しかし、メジャーなマスコミはこの問題を取り上げませんね。
過去にあれだけ広告費を使っていたので、遠慮があるのでしょう。
しかし、いよいよ危ないのは隠しようもない事実。
社員に自社製品を「押し売り」しているくらいですから。
私は、あまりにまじめすぎるよりは、多少はいい加減であった方が、
人生が楽になると考えています。まあ、言いわけの一種ですけど(笑)。
物事を四角四面に考えると、行き着くのは真面目な答え。
そこには何の面白さもありません。
東大を卒業した芸術家やクリエイターで「すごい」という人を知りません。
まあ、私が知らないだけで多少はいらっしゃるのでしょう。
私が勝手に考える理由は、東大を出るほどのお方は
「答えのある問題で答えを出すのが得意すぎる」から。
ところが、世の中の99%の「問題」には決まった答えがありません。
つまり、私に言わせれば偏差値なんて1%の世界で優秀さを競う
「コップの中の優劣」でしかないのです。
しかし、この基準は大きな会社の中ではわりあい通用します。
なぜなら、大きな会社の中で社員に課せられる仕事は、ほぼルーティン。
そこにはわりあい鮮明な「答え」があるからです。
だから大企業ほど高偏差値の社員を採用したがります。
また、大企業の中では偏差値の高さが人材の有用度に比例します。
そうやって、ひとつの企業の中だけで育ったお方は、
いったんその会社を放りだされると、困ったことになります。
いわゆる、その会社内でのルーティンでしか通用しない
能力だけを身に着けているからです。
こういう時、多少いい加減な人間の方が精神的に楽です。
なぜなら、前の会社で身に着けたノウハウを
ボロ布のようにあっさり捨てられるからです。
そして、喜々として新しいノウハウ獲得に挑みます。
私が思うに、「いい加減」ということは、
物事に固執しない生き方につながります。
「こだわる」という行為は、今は肯定的なイメージで使われますが、
もともとマイナスの意味が強かったはずです。
なぜなら、武士は時に自分の命をポイと捨てなければなりません。
その時が来れば命まで捨てなければいけないのに、
その他の何にこだわらねばならないのでしょう?
とまあ、こういう価値観です。
だから「恬淡とした人物」とか「飄々としている」というのは
男子に対するかなり高い賛辞です。
逆に「あいつはこだわりが強い」というのは、
侮蔑の意味合いを何割か含んでいる、と私は思います。
今回のシャープを見ていると、下手な「こだわり」が
社業を傾かせたと思えます。
亀山工場なんか、あっさりと台湾企業に売り飛ばせばよかったのです。
液晶を諦めて、次の事業を3年前に仕込んでいれば
今頃はもう少しましな状態であったかもしれません。
さて、「その時」が来ると4万人の社員たちはどうなるのでしょう?
あまり深刻に考えず、「いい加減」な気持ちでいることをお勧めします。
また、そんな会社にこだわらず、退職金の出る間に決断すべきです。
世の中、時にはなるようにしかならないもの。
過去の栄光は遠のくだけですが、未来の希望は心がけ次第。
つまらないこだわりは早めに捨てましょう。
さて、資産価値レポートの更新情報です。
この前、京都・大阪に行ったときに見て歩いた
「大阪のタワーマンション」を最新情報化。
大阪は東京ほどではないのですが、建築費の高騰分は高くなりました。
しかし、売れ行きは「ボチボチ」。
千里中央の駅前に定借でタワーができます。72年ですから、
購入者にとっては70年間住める定借。
地主は読売新聞みたいですけど、なぜに?
70年後に読売新聞が存在しているかどうか、怪しいもの。
おっと・・・こんなことを言ってはいけませんね。
確か、今日の夕刊に私のコメントが出ているはずですから(笑)。
■シティタワー大阪天満 ザ・リバー&パークス、■MEGA CITY TOWERS(メガシティタワーズ)、■ブランズタワー御堂筋本町、■リバーガーデン福島 木漏れ日の丘、■ブランズタワー・ウェリス心斎橋 SOUTH、■ (仮称)千里中央超高層タワーマンションプロジェクト、■クラッシィタワー南船場、■プレサンス レジェンド 堺筋本町タワー、■シティタワー梅田東、■ザ・パークハウス 中之島タワー、■ローレルタワー南森町ル・サンク、■ピアッツァタワー上本町、■プレミストタワー大阪新町ローレルコート
バリ島への不動産見学ツアーを公式に開催します。
時期は2016年の2月頃です。まだ、正式な日程は未定。
みなさん、ご希望があれば「お問い合わせ」からお知らせください。
ほぼ再考することが決定しました。
●日程:2016年2月から3月頃
●宿泊:1泊78ドル程度でプール付きヴィレジのヴィラをご用意できます。お二人でも同額。現地精算。
●費用:現地で不動産見学1日2万円(車、ガソリン代、運転手などの実費です)
●航空便:各自でご手配ください。直行だとガルーダのみ。8から9万円。
乗り継ぎだと、韓国や台湾、シンガポールなどがあります。やや割安。
●送迎:不動産ツアーに参加していただく場合、空港への送迎は無料です。
●榊淳司:みなさんの不動産ツアーに同行します。お嫌でなければお昼と晩御飯をご一緒します。費用は割り勘。
●現地での銀行口座開設:1口座3万円の手数料で承ります。
●その他、観光やエンタテイメント等のご要望があれば現地スタッフが可能な限りご希望に沿う努力をします。
こんな具合です。日程は参加者の皆さんの希望を優先するつもりです。
ですので、まずお知らせください。
「榊淳司のお奨めマンション速報」
購読料 1ヵ月 1,590円※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから 次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください
まろたんさん、こんばんは。
まあ、世の中バカが多数派です。
ヒトラーはバカや「邪悪」なユダヤ人を
排除すればきれいな世の中ができると考えました。
まあ、大胆な間引きですね。
でも、生物の法則として間引きは成功しません。
8割のバカを淘汰しても、残り2割の内の8割がバカになるだけ。
まあ、世の中はそういうシステムですから
嘆いても仕方がないでは有馬温泉。
まあ、世の中「いい加減」に生きるのが一番と
妙に開き直りながら、今日もお神酒タイム。
バカどもとの共生も仕方なし。
私は不動産業界というバカ率95%の海を
20数年泳いできましたので、強制的に寛容になりました。
というか、バカを許容しないと生きていけない(笑)。
今はバカの相手をしなくていいので
それが一番のノンストレスですよ。
日本人は22世紀まで続くのか?
まあ、他人事にしてお神酒を楽しみます。
ごきげんよう。 榊淳司
2015/12/16 22:05 | by Sakaki Atsushi榊さま。
ズバリ。
「過剰」なのです。すべからく。
どんどん人が増え、ズンズンと経済が成長していた時代は、
もはや終わってしまい、逆流し始めている。
だのに、昔のまんま。
あの人この人、変われないということでしょうかね。
かって同業の。
「サンヨー」さんが、お隠れになりました。
今、サンヨーさんの社員のメンメンは、
どうなさっておられるでしょうか?
あらら、
「過剰」ゆえ「間引き」されたのでしょうか?
「間引き」の時代に突入しているのかなー。
って思うんですわ。
「あんたは、おってもエエ」けんど、
「あんたは、いらんわー」と。
あーあ、きついこと言うなよ~!(笑)
この先、ニッポン政府は「7千万人」間引きしようと。
残り「5千万人」で「少数精鋭」国家を目指す。
理想はスイス国なのですが、ま、それは無理スジでしょう。
で、どうするのか?
貧民を激増させる。
貧民という名の奴隷を作る。
今世紀の残り80年余は「間引き」して、貧民激増。
ま、貧民は「生かさず殺さず」ですから。
真っ黒いカオで黒豚のように生かす。
黒豚の平均寿命は、もち激ダウンです。
過去・現在のニッポン。
デキンボーイ、ダメンガールでも、分を超えたいい暮らしが出来た。
こんな時代は、そうは続かないでしょう。
だって世界の群衆は、そういつまでも甘くはさせてくれん。
でしょう。
私、思うんですわ。
「バカ」は仕方ない。
が「甘い」のはダメ。
人でも、企業でも、国家でも。
「甘い」のは、必ずほろびます。
弱肉強食。
適者生存。
自然淘汰。
みずからに厳しいものだけが、サバイブして来ました。
のでは、
ありま、ありま、有馬温泉。(笑)
この先は、ニッポンはもちろん、世界中、
まあ「間引き」ですよ。
「間引き」の21世紀です。
そうして生物は、存続して来たのです。
人類も、またまた、ガニ股サル股、でしょう。(笑)
ごきげんよう。
2015/12/16 21:50 | by まろたんRSS feed for comments on this post.