昨日、不動産経済研究所から「マンションが売れていない」
という統計数字が公表されました。
あの数字自体はテキトーなのですが、全体の動きはその通りでしょう。
売れるはずがありません。こんなに高くなってしまっては。
ここ数日、東京都中央区の資産価値レポートの原稿を書いています。
坪単価が500万円に迫る物件が散見されます。
「アホかいな」の世界ですね。
表面利回りが3%を切ってきました。
「表面」ですよ。「グロス」ではありません。
それでもって、「住むため」に買う人は少数派。
「住むため」でも、「数年後には売却」予定が多いですね。
マンションを金融資産だと想定しておられる富裕層が主力。
これって、あまり健全ではありませんね。
すこし話がずれますが。またぞろ自慢話?(笑)
このブログの読者さんに、セミナーや面談でお会いすると
圧倒的にインテリゲンチャ―でなおかつ富裕層が多いですね。
私はいたって物事を簡単に書いているつもりです。
こむづかしい話をする気もないし、そんな能力もありません。
好きなことを好きなように書いているだけ。
お読みいただく方は、ごくごく一般人を想定しています。今でもそう。
なのに、みなさんなぜかハイレベル。油断できません。
だから、ご相談に見える方はたいていが富裕層もしくは高収入。
そういったみなさんのご相談に与る機会が多いので、
いっぱんピープルの収入しかない私も、彼らの志向に通暁・・・
なんて気になってしまうわけです。
まあ、アホな不動産屋連中のために広告を作るよりも
はるかに快適で気分も悪くならないので、
今のような境遇がちっとも嫌ではありません。
むしろ、たまに不動産ポエムを書かされると、
あの暗黒時代の記憶が走馬灯のように蘇ります(笑)。
そういった富裕層&高収入なお方たちは、当たり前ですが
自分の住むところにはまったく困っていませんね。
そして、都心でマンションを購入しようとしているのは、
まぎれもなく彼らなのです。
つまり、都心のマンション市場のユーザーは実需層ではない!
この厳然とした実態が、今後のマンション市場の暗雲になります。
中央区の日本橋エリアにおいて、坪単価500万円のマンションを
購入するのは、極めてデンジャラスな投資でしかありません。
だって実質利回りが2%ですぜ。
2020年以降は暴落すると予測できる湾岸エリアにできた
新豊洲のタワーマンションを坪単価300万円で購入する層は、
少し思慮の足りない実需層です。
でもまあ、実需層というのはいつでも少し抜けています。
そういったおバカな需要者がいないと、資本主義社会はぎすぎすします。
しかし、日本橋で坪500万円のマンションを買う富裕層が
ウジャウジャと現れたら、それはもうバブルの極みですよ。
その後でまた「失われた・・年」が待っているわけですから。
だから、このバブルはなる早で終わるに越したことはありません。
今年のマンション市場は、はっきりと暗雲が漂っています。
新築マンションは昨年よりも高騰するのが確実です。
なぜなら、昨年の事業用地の仕込みはどこも「すっ高値」ですから。
しかし、それが売れなければ「バブル崩壊」。
その兆候が早くも現れてきたわけです。
景気というのは「気」で左右されます。
日本にも他の先進国にも、有り余るほどのお金があります。
それを使うか使わないかは、持っている人の気持ち次第。
日本銀行がいくらお金を供給しても、
我々の預金残高が増えるわけでも無し。
みんなが「これはバブルだ」と思った時に、
「すっ高値」を付けている都心のマンションは売れなくなります。
「王様は裸だ」と誰かが言うことで風景は変わるのです。
それがどうやら起こりそうな気配ですね。
私は天邪鬼で他人の言を信用しません。
だからいつも王様は裸にしか見えません。
都心のマンション価格は新築も中古も含めて
10年後には今の半額になっていても不思議はありません。
なぜなら、今の半額でもグロス利回りは5%だから。
もっと歪なバブルを形成している豊洲や有明は、
五輪終了後にも今の半額まで資産価値が下がる可能性があります。
あるいは、五輪前にもそうなることがあり得ます。
今年の夏に五輪が開催されるブラジルは、未曽有の不況。
五輪はただの打ち上げ花火にしかすぎません。
2月27日(土)開催のセミナー。参加は無料です。
申込が殺到しているようです。
マジで締め切りになるかもしれません。
気になっている方は、お早めにお申し込みください。
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バリ島への不動産見学ツアーを公式に開催します。
今のところ、2016年の3月17日出発、21日帰着の予定です。
みなさん、参加希望があれば「お問い合わせ」からお知らせください。
●日程:2016年3月16日から21日の3泊4日 ガルーダインドネシア航空利用
●宿泊:1泊78ドル程度でプール付きヴィレジのヴィラをご用意できます。お二人でも同額。現地精算。
●費用:現地で不動産見学1日2万円(車、ガソリン代、運転手などの実費です)
●航空便:各自でご手配ください。直行だとガルーダのみ。8から9万円。
乗り継ぎだと、韓国や台湾、シンガポールなどがあります。やや割安。
●送迎:不動産ツアーに参加していただく場合、空港への送迎は無料です。
●榊淳司:みなさんの不動産ツアーに同行します。お嫌でなければお昼と晩御飯をご一緒します。費用は割り勘。
●現地での銀行口座開設:1口座3万円の手数料で承ります。
●その他、観光やエンタテイメント等のご要望があれば現地スタッフが可能な限りご希望に沿う努力をします。
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井上さん、こんにちは。
お気を悪くなさらないでくださいね。
単純に価値観の違いですので。
中国人のパワーを私は侮っていません。
むしろ、おののいています。
世界はパンドラの箱を開けてしまったかのようです。
湾岸エリアの救いは中国人にあると思います。
彼らはあの風景を厭いませんから。
しかし、チャイニーズ化した湾岸がどうなるのかを
考えると、心は穏やかではいられませんね。
しかし、今後の日本政府が移民を認めるとも思えません。
どうなることやら。
また、いろいろ教えてください。
榊淳司
2016/02/19 12:54 | by Sakaki Atsushiまろたんさん、こんにちは。
今日は暖かいですね。
こんな日が続くといいのですが。
三浦雄一郎さん、もう30年ほど会っていませんが、
テレビでお見かけする限り、あまり変わっていませんね。
少しお痩せになりましたか。
まろたんさんが恵まれていたのは、ご人徳とDNAですよ。
それに強運。お父上のお話をお聞きしてそう思いました。
ああ、昨日は九段下で降りたのに靖国神社に参れませんでした。
もう1年以上行っていません。
安倍君を責められませんね(笑)。
最近、めちゃめちゃ多くの出会いがあります。
広告屋時代では考えられないものばかり。
榊をやってつくづくよかったと思います。
人生は謎に満ちていますが、
心健やかなれば楽しめると私は思っています。
ではまた。 ごきげんよう 榊淳司
2016/02/19 12:49 | by Sakaki Atsushi私は、榊さんはから言わせればおバカな実需層ということ
なんでしょうな・・。
でもね、私自身はあの湾岸地域に大いに気に入り、
感動もしました。
中国人もそう感じたはずなんです。
榊さんが、今まで見てきた不動産市場と違う様相を見せるもの
と見ています。
中国人は恐ろしいですよ。
金儲けが上手い人種はユダヤ人か、中国人か・・
榊さんの見方は、今までの日本のだけの体験からの発想。
今後は違う様相を見せるはず・・・
とにかく中国人のパワーは凄いんです
榊さま。
> 30年前、三浦雄一郎さん会った。と。
おお、それは、うらやましい限り。
人生、出会いと別れ。ですけん。
いつ、どこで、誰と出会うか!
ああ、人生「謎」でんなー。(笑)
で、三浦雄一郎さん。
30年前と、変わってないのでは?
もちろん、イイ意味で。
私も人生、よか人に会いました。
これは、我が人生の「宝」です。
オチヨさんこと島倉千代子さんの歌じゃないけど、
人生いろいろ、小生も長き、人生いろいろ。
辛いこと、ありました。はい。人並みに。
ですがね。
よか人にも会いましたよ。
それを思えば、恵まれていたなあー。と。
そんな感慨を抱く、今日このごろです。
やっぱ、人生いろいろ。
謎でんなー。(笑)
こんなところで。
ごきげんよう。
2016/02/18 13:42 | by まろたんRSS feed for comments on this post.