恋愛は人間関係の極意である

私は毎日、昼前に日本橋のオフィスに出てきます。
昼飯は軽くトーストかスパゲッティを半人前程度。
ビール系飲料2缶。あとは乾きもの少々。
送られてきた掲載誌、紙。あるいはご好意で送られてくる
雑誌その他を読みながらひとりのランチタイム。

3か月ほど前に献本していただいたヒロンさんの新著も
ランチタイムの楽しみのひとつでした。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、読ませていただきました。
ものすごく分かりやすく、論旨明解な文章なので、
気合を入れて一気読みすれば1時間かからずに読めるはず。
でもね、彼女のこの本にかぎっては、そういう読み方をお勧めしません。
特に、オトコが読む場合には(笑)。

このご高著は、そもそもがアラサーからアラフォーくらいの
「結婚したい」「恋愛したい」「彼氏が欲しい」女子向けです。
私が書店で見つけて買うような類の本ではないのです。
著者のヒロンさんが、たまたま私のブログの読者さんであり、
なおかつ面談に来られたことで「読ませていただけた」ご高著です。

私は、この本を世のオトコどもに読んで欲しいと思いますね。
なぜなら、これは世のオトコどもの「解体新書」です。
我らオトコという生き物がいかな生態なのかを、
女性の目で見事に解体しさらけ出してくれています。
「おお、ここまで見透かされてしまっておるのか」と驚愕します。

ヒロンさんは、オトコの心理や行動様式を完全に読み切っています。
それでもって、どこをどう攻めればオトコが「落ちる」のかを、
具体的なノウハウを示しながら、見事に解説しています。
いやはや、ヒロンさんの才能は侮りがたい・・というか天才でしょ。

私は、幸いにして生のヒロンさんお会いしています。
生涯、出会った女性の中では片手に入るほどのアグレッシブなお方。
今までマンション購入の相談を受けた中では、ピカイチにそう。
「この方は何者か?」と思いながらお話をしていた記憶があります。
お隣には、いかにも優しくて、お仕事には有能そうなご主人。
かわいらしい「娘ちゃん」もお連れいただきました。

昨日、ちょっとずつ、ちょっとずつ、読んできた本を読了。
改めてパラパラと前のページも再読。しかしおもしろい。
さっき、世のオトコどもに読んで欲しいと書きましたが、
この本を世の女性に読まれ、実践されたら大概のオトコは落ちます。

私のような50を過ぎたオッサンにとって、恋愛なんて遠い世界。
30年ほど前にはさかんにやっていた記憶がありますが、
この歳になって恋愛をするのは倫理に反しますしね(笑)。
ただ、結婚前の私がこの本を読んでノウハウを身につけた女子に
迫られたら、確実に落とされていましたね。相手の容姿に関係なく。
30代前半の頃の私は結構相手を選んでいましたが、イチコロでしょ。

しかし、この本には人間社会の真理がいくつも語られています。
「大失敗する者だけが大成功する」R・ケネディ(あのケネディの弟)
「男の9割がラーメン好き」
「黒歴史を武器に替える」
「SNS癖で自爆投稿に走らない」
「アクアパッツァが作れる女より、15分で親子丼が作れる女」
「健全なマザコンはいい夫予備軍」
「心の宿題を解決」

女性に向けた本ですが、共感するところがいっぱいありました。
だから、オトコにもお勧めしているのです。
それに、このヒロンさんというお方は女性的な魅力は一級品ですが、
考え方や発想、価値観は男性的だと思います。
何と言っても、徹頭徹尾に合理的。そして正直。

この本を読んでいて思うに、恋愛は男女の心の駆け引きですが、
ビジネスにおける人間関係も似たようなものですね。
合理的に考え、誠実に行い、正直に話すのが一番です。
妙に虚栄を飾り、自分でない自分を演出し、嘘偽りを
語る人間は最終的に破綻します。
そういう人間、結構世間に多いのですよ。
自分でない自分を貫き通せる人なんて、まずいませんから。
人間の魅力というのは「素のまま」であることが一番です。

どうぞ、興味があったらこの本を読んでみてください。
たとえ恋愛を望まない方でも、得るところの多い本です。
また、もし恋愛を望むお方であれば、最強のバイブルでしょう。
ヒロンさん、とても楽しませていただきました。
ご紹介が遅くなって申し訳ございません。

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2016/8/17 13:22 Comments (6)

6 Comments

まろたんさん、こんばんは。

どうぞ、おじゃましてください。
欽ちゃん、僕の20歳年上ですね。
今でも勉強は懲り懲りなのに、20年後ですか。
椅子に坐って90分もおバカな教授の話は聞けませんよ(笑)。
それに多分、教養の講義なんてどこかで読んだものが
半分くらいは入っていそうですから。

お父上、出征の合間に家族生活を楽しまれていたのですね。
そちらの方がなにやら微笑ましい感じがします。

娑婆っ気は抜けませんよ、ああいう人は。
私も同類。歳を取っても俗物です。

ではまあ、お神酒といたします。 ごきげんよう

2016/08/18 21:47 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

おじゃましますうー。(笑)

「欽ちゃん」
ご存知ですよね。萩本欽一さん。
今日、朝日新聞のデジタル版にインタビュー記事が。
そこで、久し振りに近況を。

今、駒大の仏教学部・2回生だそうです。
インタビューの内容は「ま、それなりに」(笑)
現在、芸能活動なさっておられるのか、どうか。
詳しくは知り得ません。

そのデジタル版に。
写真が2カット、掲載されておりました。

お顔を拝見して。
率直に言いましょう。
「お年を召されたなあ」と。
が、
娑婆っ気は抜けておりました。
トシ取ると、
「お顔」というのは「物語り」ですね。

オントシ74歳だそうです。
わが姉と同年齢。
昭和17年生れ、ですよ。

駒大・仏教学部の学生さん。(微笑ましく・笑)
どんな学部なのかは知りません。
が、ね。
チョイと羨ましいなあ、と。

徒然なるままに。
おじゃましました。

ごきげんよう。

2016/08/18 21:11 | by まろたん

まろたんさん、こんにちは。

H氏もがんばっているのですが、
市場の状況が日に日に悪くなっていっている感じがします。
でもなんとかなるのでは、とも期待しています。
案内があると、現地へよく行っているご様子。
また明日、別件でお会いするのでよく聞いておきます。

私はまろたんさんの13年後輩になりますね。
でも最近、「あと20年かな」と覚悟をしております。
何と言っても、あまりにもお神酒に親しんでおりますから(笑)。

まあ、知盛ほどではありませんが、
「見るべきものは見つ」という感覚。
旨いものなら散々食べました。
なりたかった「物書き」で食っています。
借金だらけですが、さして心配もしていません。
死んだ後までは残りませんから(笑)。

私はこの街と、ちょうど30年の縁。
好きにはなれませんが、飯の種です。
まあ、このままずっと住むでしょう。

本日は来客があって3時間無駄話。
むかしいた会社の人々の噂話、消息話。
これが結構楽しいのですよ。
それで今日は、もうおしまいですね。
今日は夕刊フジの原稿を書いただけ。あーあ。

それではまた ごきげんよう 榊淳司

2016/08/18 18:52 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

「予断を許さず」
と言いますね。
「予めシロクロの判断することには慎重であれ」
ということです。

言い換えれば、ズバリ「一寸先は闇」だぞと。
コレは真実ですが、
現実世界での処世としては「無力」です。
が、やはり先を読むことが難しくなった昨今ですね。

私は来月、齢67。女房ドノは2つ下。
世界がどうであれ「個人=ひとりの生き物」としては、
「生まれてから死ぬまで」が「すべて」。
あとは野となれ・・・ですわ。

そうです。
「やんごとなききわ」なる御方におわしてはともかく、
市井の小市民である「われ」としては「死ぬまでが、すべて」。
これは、今に至っては、誠に有り難い身の上と思います。
先日の今上天皇の「お言葉」を拝聴し、痛くいたく、感じました。

更に67という齢。これも有り難いこと。
残照が少ないということは、
昨今の「予断を許さない」御時世にあって、
見方によっては「アドバンテージ」とも考えられます。
これは決して「トシヨリの負け惜しみ」に非ず。

小市民の人生が、結局、
「生まれてから死ぬまで」に過ぎない。
ならば、残照の日々を、ワガママに愉しもうと。

われら「団塊世代」は数が多いゆえ、
今にあっては、あれやこれや言われます。
ま「人数が多い」だけではないのでしょうが。(笑)

まとまりのない話になりました。
が、
今春、トキオを清算し当地に移り来て、
敢えて言いますれば、「晩節・晩年」、
さまざま考えておる次第です。
まとまりはなく。

更に思います。
こんなふうに晩年を過ごせるのも、
我が日本国が経済的に豊であればこそと。
ただただ、感謝であります。

Hさんに依頼中の案件が片付けば、
トキオとも縁が切れます。五〇年に及ぶ縁が。
アディオス・アミーゴ、と。(笑)

Hさん。ガンバッテねー。(笑)

ごきげんよう。

2016/08/18 13:30 | by まろたん

まろたんさん、こんばんは。

私、かなりのナルなので自分に酔っていますよ。
「世間はアマイ、私はエライ」がモットーですから。
まあ、10代の頃から「お前は世間を舐めている」と言われました。
今でも舐めています。特にここ数年は。
だって、誰にもアタマを下げなくていいもので(笑)。

でも、革命はもとより宗教にも低能ビジネスにも騙されませんね。
いたって冷やかに世間を眺める癖があるもので。
その「冷やかさ」を「辛口評論」に換えて
商売のネタのひとつにしています。

言ってしまえば、自分のインチキ人生に酔っています。
このまま逃げ切りたいでは有馬温泉。

ではまた ごきげんよう 榊淳司

2016/08/17 21:36 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

先ほどHさんから返信ありました。

さて。
私の人生は「レンアイ・ビンボウ」でしたから。(泣)
語るべきことはありません。嫉妬するだけです。(笑)

ところで。
六〇余年、バカをやって来まして、ひとつの確信。
ニンゲンの生き方、処世は、畢竟「性格」で決まると。

或る女が言いました。
「私、アアやってはダメだ。コウ言ってはダメだ、
とアタマでは分かってるんですけど、その場で、
気がつくと、アアやってしまい、コウ言ってしまい、
そのたんびに後悔するんです。その繰り返し」
と。

私は、彼女に言ってやりました。
「みんなそんなところだよ。オレもそう。おんなじだよ」
と。
彼女「そうかしら」と笑っておりましたね。
やっぱ「性格」は大きい。「性格」で動いてしまう。

これ、古い言葉で「業=ごう」とも言ったような。
例えば「業が深い」とか。ああ、こわ!(笑)

もうひとつ。確信ではありませんが思うこと。
ニンゲンは「自惚れ」する動物ではないかと。
つまり「自分に酔って」しまう。
行動するチカラの源泉に「自分に酔う」ことがある。

例えだ「革命」。
六〇年代の学生運動。
肉体と肉体が激しくぶつかりあい、なぐる、ケル、
果ては火炎瓶が飛ぶ。数メートルの火柱が揚がる。

こんな破滅的な行動、狂気のルツボ。
自分に酔ってなくて、出来るものでしょうか?
「革命」という美名が、人をして酔わせてしまう?

革命に酔う。恋に酔う。
革命も恋も、人をして酔わせ、或る種の「衝動」を生む。
ニンゲンを、全身全霊「衝き動かす」。

これって、結局、
「自分に酔って」いるのでは有馬温泉?
どうなんでしょうかね?
ま、よー分かりませんが。

今、
榊さまを動かしているものは、何ですか?
「欲」は自明。
「自分に酔ってソウロウ」では?(笑)

この辺で。
ごきげんよう。

2016/08/17 15:15 | by まろたん

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