「マンション格差」4刷り決定!

今日は午前中に講談社の編集担当さんから電話。
「四刷りが決まりました!」
ヤッター! 自分史上初の四刷りです。
まあ、世間のベストセラーに比べれば可愛いものですが。

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私の本はどういうわけか日経新聞の広告が出るとアマゾン順位が急上昇。
リアル新書に加えてキンドルまで順位を上げてくれます。
ますます日経の威力を実感する今日この頃。
実際、私が新幹線に乗るときに買う新聞は日経です。
理由は読むところが多くて文化欄も充実しているから。
私はどーも画面で新聞を読む気にはならないのです。

仕事がら、雑誌や新聞の記者・編集者さんとよく話します。
みなさん、大なり小なり危機感を抱いていますね。
1年か2年前に、朝日新聞の新入社員に
東大卒がゼロだったことが話題になりました。
同年代の朝日の記者さんと飲んだ時に尋ねたら、
彼らの代は東大だらけだったと。
まあ、時代も変わったものです。紙メディア受難の時代。

私は40代の半ばすぎという「周回遅れ」でこの業界に
関わるようになった人間。30代過ぎで入っていれば・・・
私の30代は広告屋の社長と子育て三昧の日々でした。
あったような、なかったような目まぐるしい日々。
でも、今ほど日常は忙しくなかったように思えます。
何と言っても日々の糧の大半は社員が稼いでくれましたから。

俗に、団塊さんたちは「最後に逃げ切り」世代と言われます。
何とか無事に定年を迎えて退職金もそれなりにもらえて、
年金も減らされたとはいえ何とか食えるくらいは・・・という世界。
私は今54歳ですが、年金なんぞは「つけたし」程度でしょう。
特に今の私のような国民年金の加入者はなーんも期待できません。

1日の土曜日に、日本橋の馬喰町で「売却相談会」を開催。
午後1時から5時まで、途切れなく5人のお方とお話ししました。
もちろん、全員が私のブログの読者さんです。
みなさん「売れる」不動産をご所有だけに富裕層ですね。

このブログの読者さんの平均世帯年収は多分、1千万円を超えていますね。
8年前に始めた時の想定は600万円だったのですが、
今は完全に意識を改めました。でも、書くことは同じです。
なぜなら書いている人間が同じなもので(笑)。

私は話し方や言葉遣いは多少変えることができます。
例えば、標準アクセントと関西弁は使い分けられます。
お上品な方との会話も大好き。しかし、所詮は貧乏人の家庭育ち。
「お里が知れる」ようなこともよくあるはず。
自分ではまったくわかりませんけれど。

人間、しょせんはひとつの人格しか持ち得ません。
私は八方美人的にいろいろなお方とお付き合いしますが、
基本的に別の自分を演出しようとは思いません。
どなたにも、同じような態度で接しているつもりです。そのせいか、
エライ人には生意気と思われ、ひがんだ人にはエラそうに見えるようです。

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先日、この事務所でちょっとだけ盛大な飲み会を開きました。
最近、よくお見えになる如月さんという仲間がいます。
このお方とはかれこれ20年のお付き合い。
年に何度もお会いしませんが、あった時は実に愉快です。
少なくとも私は「知的」な会話を楽しませていただきます。
特に、広告屋時代は知的な会話に飢えていましたから、刺激的なお相手。

その如月(ペンネーム)氏が飲み会の他の参加者にこうおっしゃいました。
「私は千原(本名)さんを20年前から知っていますが、この人はまったく変わっていません。20年前に社長として目茶苦茶に儲けていたとき(多少オーバー)も、今の仕事を始めた時も、今みたいに売れた(まだ売れていません)あとも、ずっと同じでこんな感じ。不思議だし、エライと思います」
それって「20年間進歩がないということですね」と混ぜっ返しておきました。

私は20代の中ごろに「自分はこういう人間だ」と分かりました。
さして才能はないし、人の上に立つ器でもなし。
しかし、目の前の仕事をこなす能力は秀でていると思いました。
まあ、よくいえば実務家ですね。これは多分自惚れだと思います。
人間、自分がなにがしか優れたところがある、と考えなければ
ウツになったり発狂したり、ビョーキになったりします。

その後の人生では、身の程をわきまえてあまり大望を抱かず、
しかしながら「自由でありたい」という望みは捨てずに生きてきました。
「知的でありたい」とは常に思うこと。
30代、40代はむさぼるように読書をしました。
幸い、私の遺伝子には天邪鬼なところがあります。
既成の権威に対して「ホンマかいな」と疑ってみる気質です。

この天邪鬼なところを活かして、今の仕事をしています。
三井、三菱だろが、住友だろうが、あるいは東大君であっても、
それだけで無条件にひれ伏すことはありません。
まずは「ふーん」と言いながら、粗さがし(笑)。

あと、相手が誰であっても同じように接しているつもりです。
だって、相手に合わせへ態度を変えるのが面倒くさいから。
自分の中で「エライ人用」と「アカン人用」の2つも
人格をもつなんて、そんなのめんどくさすぎ。
中には「女の子用」と「野郎相手」を使い分ける方もいますね。
私は女性相手だと、多少ソフトになるだけ。
うんと年下を相手する時と同じ。でも、知的な相手だとそれも不要。

本を書くときのスタンスも同じです。
ターゲットによって多少トーンは変えますが、せいぜいその程度。
文章の作り方も同じ。というかワンパターンしかありません(笑)。
気合の入れ方も同じ。最近は慣れたので時間が短縮できるだけ。

それが6冊目にして、やっと4刷りという結果になりました。
これから5刷り、6刷りと行ってほしいもの。
本日、2刷り目が講談社に納品されたはず。
早ければ今週半ばには書店にも回るはず。
自宅の近くの書店では、もう何日も「品切れ」でした。
みなさんはアマゾンでもどうぞ。配送料無料ですから。

売却相談会を11月にも開く予定です。
相談にお越しいただければサインくらいはさせていただきますよ。
先日もご持参くださった方がいらっしゃいました。

しかし「4刷り」って嬉しいですね。
ひとりでニヤニヤしています。

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2016/10/3 23:11 Comments (2)

2 Comments

まろたんさん、こんばんは。

深夜につき、やや酔っ払っています。
トキオでも、コンタクトは処方箋が必要と聞きます。
もっとも、身近な人間はネットで買っていますが。
印税は大したことありません。
身近な先生が「10万部行ったらご飯ご馳走してね」と言っています。
「僕、高級中華が食べたいなー」なんて。

宴会は楽しかったですよ。
私と同じか、若い世代。
30歳のおねーちゃんもいましたが、
平均すると50に迫っていると思います。
もの凄いテンション(笑)。
オーストラリア人なんかいて、時々英語。
まあ、彼も日本語ペラペラですけど。
まろたんさんもね、こっちにいると参加できるのに。

そっちは台風来そうで大変。
お気を付けて。 ごきげんよう 榊淳司

2016/10/04 01:06 | by Sakaki Atsushi

榊さま。

四刷り達成。おめでとうございます!
こんど高級料亭で奢ってもらわんと。(笑)

楽しそうな宴会風景。
いいですなあ。
私も飲兵衛ですから、こういう風景を見るだけで、
むかしを思い出して気持ちが和みますわ。
宴会参加のみなさん、若そうなひと多し。
いわゆる「勝ち組」の御仁ばかりですな。

さて。今日。
近くの眼科クリニックを受診。
コンタクトを処方してもらいました。
初めて「ソフト」コンタクトなるものを見ました。
「フニャフニャ」のレンズで、たまげましたわ。

トキオでは医者の処方ナシで買えるそうですが、
当地では医者の処方が必須で、
クリニックでしか買えません。
これも初耳でしたね。
で、安価。
これにも、たまげました。

いやはや、時代は激しく流れておるようです。
10年後なんて、ガラリと変わって、でしょうか。
ネットのお蔭で、ウエスタンにいながら、
榊さまのブログもリアルタイムで見られる。
なんという時代でありましょうや。

団塊老兵も「おこぼれ」にあずかれましたしね。(笑)
ご著書。
五刷り、六刷りを目指して。
いざ「進軍ラッパ。トテトテトテー!」(笑)

ごきげんよう。

2016/10/04 00:46 | by まろたん

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