最近、ちょっとだけビックリしたのが金正男君の暗殺。
もう100%北の正恩君の指令ですね。
しかし、自分の地位を守るために異腹の兄を殺すなんて、
まるで戦国時代みたいじゃないですか。というか、北は戦国以前の
古代王朝みたいな国ですから、もう何でもありでしょう。
南側の韓国もすごいですね。サムソンのトップを逮捕ですって。
韓国は自由主義経済の歴史が浅いので、財閥トップは世襲。
日本で言えば、仮に岩崎家がまだ三菱の総帥をやっていたとして、
その岩崎何某さんが逮捕されたようなもの。
それはエライ騒ぎでしょうね。
朝鮮半島は南も北も政情が不安。なぜでしょう?
まず、北は正統性がない政権が世襲で三代目。
もともとソ連軍の大尉だった金成柱という男が、
1910年頃に反日武装闘争で活躍した英雄の「金日成」を
名乗ってあの地に乗り込んだことからして、ダメダメ。
金日成の息子が正日。朝鮮の名づけの常識からして
親子で同じ字を使うことなんてありえません。
ところが、今の北朝鮮ではそのあたりがグチャグチャ。
漢字を排除した今の韓国でも崩れかけているそうですね。
まあ、どうでもいい話ですが。
本来、正男君を保護していたのは中国です。
彼がマレーシアに出かけても、ガードしておかないと
いずれ正恩君の殺し屋さんにやられちゃうことなんて
分っていたはずでしょ。なのにどうして正男君は
LCCのカウンターになんか並んでいたのかしら?
なんか解せませんよねえ。中国は守る気がなかった?
中国という国も、実は体制内で激しく権力闘争をしています。
習近平君は、ガッチリ体制を固めているように見えて、
実のところガタガタしているようですね。
年に何万件もの暴動が起きているそうではないですか。
香港ではジワジワと「自由」が奪われています。
さて、今日は歴史方面に脱線してみましょう。
中国と朝鮮には、歴史的ものすごく強烈な共通点があります。
「漢字を使ってきた」 なーんてのはどうでもいい話。
そんなことよりも「封建制を経験していない」と言う点が最重要。
逆に、封建制時代を経験しているのは日本とヨーロッパ。
それ以外の地域では、どこにも封建制が見られません。
封建主義というのは、王と諸侯がいること。
もっと言えば、王が諸侯の領地と支配を認めること。
例えば、日本は江戸時代、徳川将軍が島津や伊達などの殿様に、
「本領安堵」と言う形で領地の支配を認めていました。
ヨーロッパでも基本はそのカタチ。
王権が強いのはフランス。度重なる革命で弱っていったのがイギリス。
ドイツでは諸侯の合議で皇帝を選んだりしていました。
イタリアは長らくいくつもの国家に分れていましたので、
封建制が行き渡っていたわけではありませんが、
基本は封建制的な制度が支配していました。
ところが中国は清王朝が倒れるまでずっと
古代以来の皇帝とその官僚たちが全国を支配する
中央集権型、あるいは古代王朝型の国家体制でした。
中国への朝貢国である朝鮮も、何度か王朝が変わりましたが
支配体制は古代からほとんど変わっていません。
分りやすく言うと、日本で言うなら聖徳太子の時の政治体制のまま、
朝鮮は1910年の日韓併合に至ってしまったのです。
そのなにがいけないのか?
いちばんは「市民」が育たなかったことでしょうね。
私が言う「市民」とは、まず奴隷でない自由民であって、
文字の読み書き能力や最低限の教養があり、
自らの意志や考えを相手に伝えることができる人々。
日本で言えば、武士や僧侶、神官、庄屋階級、裕福な商人など。
ヨーロッパではギリシア・ローマ時代から「市民」の伝統があります。
やがて、貴族や騎士などが育っていきました。
ところが、中国や朝鮮という国は皇帝や王以外は、
すべて奴隷みたいなものです。市民がいません。
奴隷でない民もいたのでしょうが「市民」的な人々が
存在したとは思えませんね。地方役人くらいでしょうか。
そして、18世紀ころから世界は産業化の時代を迎えました。
貧しい農民を農村に縛りつけておくのではなく、
工場へ駆り立てて工業製品を生産させる時代です。
賢くなった元農民は、「俺たちにも政治に参加させろ」と
要求を掲げるようになります。当然の成り行き。
ヨーロッパや日本では、彼らを指導するインテリが存在しました。
それが「市民」や「貴族」。日本なら士族たち。
実は、封建性というのは案外民主主義的なのです。
江戸時代も前半は幕府が強権的でしたが、
中後半は各大名に対して宥和的でした。
最後の10年くらいは大名たちの集団指導体制みたいなもの。
ヨーロッパでも、ドイツなどは早くから諸侯の合議制。
フランスは王権が強かったけれど、一気に革命で崩壊しました。
イギリスは中世のマグナカルタ以来、徐々に王の権力を
貴族が簒奪し始め、さらに何度かの革命によって
市民も政治に参加することになりました。
これがいわゆる「民主主義」というもの。
つまり、封建制は民主制の揺籃期のようなものです。
封建制を経験していないロシアや中国では、
民衆が立ち上がる革命が起きましたが、
それは「市民革命」ではなく「奴隷革命」だったのです。
だから、市民社会を経ることなく共産主義社会になりました。
これはいたって不幸な政治体制への移行でした。
革命後のロシアや中国が悲惨な経験をしたことで分ります。
そしてロシアは共産党政権が倒れてカタチの上だけは民主主義国家。
中国は共産党独裁のまま、経済だけを自由化しました。
ともに、今の日米欧のような民主制国家に
変わることが可能とは思えない状況です。
朝鮮は、日本の36年間の支配を経て南北に分割。
南側の韓国は日米と協力することで経済面では準先進国に。
それでも、あの国の民主主義はお世辞にも
健全とは言い難い状態です。法治国家でもなさそうです。
北はご存知の通り。古代王朝スタイルのままです。
今の主要な先進国ではアメリカとシンガポール以外、
すべて封建制を経過した国家ですね。
アメリカとシンガポールは、ともにゼロから創り上げた
人工国家というべき存在。
マックス・ヴェーバーは「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」
という名著を残しました。他には「職業としての政治家」があります。
日本は朝鮮や中国ではなく、ドイツやイギリスと極めて
同じスタイルの社会発展が見られ、道徳観も近しいものがあります。
「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」が
日本の「武士道」に近いことを書物で私に教えてくれたのは司馬遼太郎氏。
言われてみればその通りです。
封建制度は出自によって人を差別するからよくない、と学校で教わりました。
しかし、日本ではもう70年以上も平和が続き、競争社会です。
出自での差別は表面的にはほとんどありません。
しかし、かなり公平な競争社会でもあります。
お金を稼ぐ人は稼いで子供に教育を与える社会風土で3世代。
有名進学校の生徒たちの親に貧乏人はほとんどいません。
今の日本、頭のいい奴はお金を稼げるようになっています。
それが悪いこととは思いませんが・・・・
中国や朝鮮半島は古代国家のまんま、今のグローバル社会にほりだされ、
必死に働いて今の富を稼げるようになったのです。
でも、彼らの社会は矛盾だらけ。安定度に欠きます。
成功のルールは一様でなく、社会の倫理も定まりません。
官僚は腐敗しています。古代国家の悪しき風習を残しているのです。
何よりも法治という根底のルールが行き渡りません。
だから他国からリスペクトされません。
常に日本や欧米をやっかんでいます。
韓国にとって、悪いのは全部「日本のせい」です。
中国は、都合が悪くなったら「日本を叩け」です。
混乱は当面続くでしょう。日本にとってはいい迷惑です。
まあ、あまり深くかかわらないようにして是々非々で付き合うのが一番。
何といっても彼らはこの時代の中では無教養国家ですから。
さて、資産価値レポートの更新情報です。
京都市のレポートを最新情報化しました。
驚くほど売れていませんね。今や51物件。どうするのでしょう?
御所周辺も近郊、郊外も明らかに供給過剰。
住友不動産みたいに「竣工後2年かけて」が当たり前状態です。
これは長いトンネルに入ったように思えますね。
だいたい、世田谷区の2倍もない一地方都市で、
51物件ものマンションが販売されていること自体が異様です。
京都市は観光都市としては日本一、文化度も同様でしょう。
しかし、都市の規模としては所詮政令都市レベルです。
そこを勘違いしてはいけないと思います。
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を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:3月4日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
3月4日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回のご参加は9名様で、待ち時間がございました。
今度はどうだか分かりませんが、
「押すな押すな」ではなさそうだと思います。
「榊淳司のお奨めマンション速報」
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