現在、新築マンション市場には旧「新価格」と「逆新価格」が混在しています。
ちょっとややこしいですね。
整理すると「新価格」というのは、ちっとも新しくはありません。
いってみれば「ミニバブル価格」で、平成20年(2008)以前に事業企画されたもの。
それ以前の価格よりも2割がた高いので、あの当時は「新価格」と呼んでいました。
そして「逆新価格」というのが、昨年あたりからポチポチ出始めてきた、
「新価格」を反省して「売れそうな」あたりに値付けをした価格。
例えば、都心なら「シティタワーズ豊洲ザ・ツイン」や
「パークコート麻布十番」とかは、完全な「新価格」。
つまりはミニバブル時に値付けをした、バカ高いマンション。
「プラウドシティ池袋本町」は「新価格」と「逆新価格」の中間。
そして「逆新価格」は・・・・残念ながら、都心ではまだありません。
郊外なら「プレミアムプレイス草加松原」なんていう物件があります。
現状、都心で販売されているタワーマンションは、
ほぼミニバブルの「新価格」といっていいでしょう。
今度価格が出てくる藤和不動産の浅草タワープロジェクトも、
企画時はミニバブルの真っ盛りでしたから、
さほど安くは出せないと思います。
そうなると、やはり都心のタワーはまだ「買い時」とはいえません。
例えば、私がよく取り上げる湾岸エリアでは
豊洲の駅近はすでにマンション用地が品切れ状態ですが
東雲までいけばまだまだあります。
現に、これから「逆新価格」が出てきます。
有明なんて・・・空き地だらけですね。
これからいくらでも新しいマンションを作れます。
晴海にしたところで、三菱地所や住友不動産のタワーマンションが
これから数年以内には出てくると思います。
要は、今動けば「新価格」のバカ高いマンションを掴まされるけれど
2,3年待てば、逆新価格の新しい物件が買える、ということ。
もし、どうしても今買いたいのなら、
十分に値引き交渉をして、逆新価格並みの水準に持っていくべきです。
ただし、値引きを頑として行っていない物件もあるので、そこは要注意です。
値引き交渉の具体的方法については、私の古典的なレポート
「マンション値引き交渉術 無料相談付き」 12600円
をお読みいただければいいのですが、
この度、内容を少しリニューアルしました。
といっても、付録の「各デベロッパー別 値引きの傾向と対策」を
現状に合わせて修正しただけです。
ここで取り上げた主要12社とは
三井不動産レジデンシャル
三菱地所
住友不動産
東京建物
野村不動産
大京
東急不動産
藤和不動産
コスモスイニシア
長谷工コーポレーション
大和ハウス工業
有楽土地
以上の会社別に、どういう値引きをする傾向にあるかを
私が捉えた情報を元に解説してあります。
例えば、一般に値引きをしない住友不動産も・・・・
といったことが書かれています。
そして、この「無料相談付き」は、購入後3ヶ月間は
私へのメール相談が無料になります。
これを利用して、結構な値引きを引き出した方がたくさんいます。
「そんな相談なんかいらないから、もっと安くしろ」
というような方もおられるだろうと思い、
今回、『無料相談』を付けずに、少し安くしたバージョンも設けました。
「マンション値引き交渉術 ノウハウ編」 8990円
中身はまったく同じ。無料相談が付かないだけです。
メール相談は、どなたでも1回は無料で行っていますので、
「それで十分」という方にとってはお買い得かもしれません。
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