あの台風での死者は今のところ5人ですか。
亡くなった方とそのご家族には申し訳ないのですが、
「思いの外」という感じですね。
大きな川の氾濫はなかったようです。
そのわりには足立区で避難勧告ですか・・・
21日の土曜日に、早稲田大学オープンカレッジにおける
私の講座の初日がございました。雨の中全員出席。
「マンションの価格の決まり方」を講義いたしました。
みなさん、大変お疲れ様でした。
次回も今回以上のモチベーションで臨みますね。
最近、忙しいのとめんどくさいのとで、
自分で主宰するセミナーを開かなくなりました。
だから、人前で話すのはお呼ばれされた時だけ。
会場の手配とか受付とかの面倒がないのでお気軽。
実は12月には大阪に講演で呼ばれています。
大阪で講演なんて初めてですね。
大阪のテレビにビデオ出演をしたことはありますが。
昨日から、総選挙の開放速報を見ていました。
政治家の人生模様は何とも劇的ですねえ。
特に今回は喜劇がいっぱい。本人にとっては悲劇?(笑)
旦那に不倫されたことが話題になった与党女性議員は落選。
そのことを追求しながらテメーは不倫をしていた
野党系の無所属女性議員は当選しているではないですか。
そいでもって菅直人とか辻元清美など、「国賊」まがいの
旧民主党系の代議士たちも続々選挙区で当選。
自民公明の与党が勝っても、この国の民主主義は寒い。
まあ、何と言っても昨年行われた東京都知事選挙で
あの小池婆さんに投票したおバカさんが291万人。
あの婆さんがただの「総理になりたい病」患者
であることを291万人も見抜けなかったという事実。
しかも緑のタヌキの化けの皮はたった1年で剥がれてしまった。
この国の有権者のレベルは耐用期間1年の皮を見抜けない水準。
これでは日本の民主主義はいつまでも成熟しません。
なぜ、日本の有権者のレベルが低いのか、
ということについて、私はいつも考えています。
それは、何よりも教育にあると思うのですよ。
日本の高校までの学校教育は「答えのある問題を解く能力」を
鍛えることを第一の目標としています。
「答えのある問題を解く能力」に最も長けている人間は、
偏差値の高い大学に合格できます。頂点は東京大学ですね。
しかし、世の中にある様々な「問題」の中で、
明解な「正解」のあるものなどほとんどありません。
そして、人間は日々答えのない問題に立ち向かわねばなりません。
答えのない問題に立ち向かうための能力は、
どうすれば鍛えられるでしょうか?
少なくとも、今の日本の高校までの学校教育では無理です。
あれはどこまでも「答えのある問題を解く能力」用ですから。
私が知っている方法はふたつあります。
まずは、知性と教養を磨くこと。
つぎに、豊富な経験、体験を重ねること。
前者は大学で真面目に学べば、基礎くらいは作れます。
あとはひたすら好奇心を持って学び続けることです。
後者はある程度の年月を生きないと無理です。
そして、ひとつの会社に所属し続けることは、
かなり狭い世界で通用するものにしかなりません。
あるいは、サラリーマンを続けていくことは
大きなハンディキャップにしかなりません。
例えば、東京大学を卒業して大きな企業に入り、
ひたすら実績を上げることに努力した挙句に、
首尾よく出世の階段を昇って社長になったような人。
たいていは人間としてつまらないですね。
私はそんな人に数多くあったわけではありません。
しかし、日経新聞の「私の履歴書」を読んだり、
様々なメディアに出るそういう人のインタビュー記事を
読むたびにそのことを感じます。
まあ、私は文章を書くことも読むこともプロです。
行間に漂うそのお方の知性と教養が垣間見えるのですよ。
「知性と教養」を英語でいうと「リベラル・アーツ」。
ややかみ砕くと「人が持つ必要がある技芸の基本」だそうです。
現代風に解釈すれば人文科学、社会科学、自然科学の
智識をバランスよく身に付ける、ということですね。
ところが、日本ではそっち方面の「知性と教養」を重視しません。
例えば、日本の大学卒業者の6割程度を占めるであろう
いわゆる「私立文系」の人間は、数学や理科について
中卒業程度の知識さえ身に付いてない場合がほとんど。
それでもって、ほとんど役に立たない経済学や経営学、
卒業後に活かすこともない法学や政治学、社会学などの
専門領域を大学で学んだフリをしています。
私も他ならぬ私立文系の大学を2つも卒業していますから、
人生のつい最近まで私の回りには彼らがウヨウヨいました。
というか、仕事で出会う人間の9割くらいが私立文系。
彼らに「専門は何やったん?」と聞いて、
満足な答えが返ってくる確率は2%以下ですね(笑)。
昭和の昔に「レジャーランド」と呼ばれた頃から、
私立文系は1ミリも進化していないと思います。
といって、中学や高校の理系の知識があるからといって、
それだけでいきなり「知性と教養」につながるかというと・・・
しかし、せいぜいその程度の基礎知識がないと
自然科学分野での教養は身に付けられませんわな。
私立文系の最高峰は早稲田と慶應ですね。
慶應の経済系は別にして、それ以外は数学や理科の
試験を受けなくても合格できます。
最高峰にして、こういう偏った選考をしています。
他ならぬ私も、数学選択を高校3年の10月に諦めた口。
他人のことはとやかく言いませんが、私は自然科学が大好き。
大学に入って高校式のテストを受けなくて良いと知ると、
自然科学の科目が大好きになりました。
今でも、あの時に取った授業の内容を覚えていますよ。
また、今も読む本の1割から2割は自然科学系。
人文科学とは文学、歴史、哲学、心理学など。
芸術分野も大きくは人文科学に入ると思います。
私立文系には歴史好きが多いですね。
なぜなら日本史や世界史が一番得意だった人が多いから。
まあ、私もそのひとりではあります。
しかし、そんな人でも哲学や文学になるとからきしダメ、
という人がほとんどではないでしょうか。
文学部の人は、自分の学んだ分野は得意だけれども、
それ以外については通り一遍のことしか知らない派がほとんど。
例えば「英文学」を専攻すると、英米の文学史は分かるけど、
平家物語と源氏物語の違いを外国人に説明できなかったりとか。
また、私立文系だからと言って英語ができるわけではなし。
ペーパーテストではある程度の点は取れるけれども、
片言でも英語で会話することすらできない人がほとんど。
とても教養の一部とは言えませんね。
リベラル・アーツというのは幅広く、バランスの良い知識と教養。
そういうものを備えた人間にとって、あの緑のタヌキのが
化けの皮をかぶっていたことくらいは、自然に分かるはずです。
パッと見で判断できなければ、ネットでタヌキの事績を
すらっと30分ほど読むだけで十分でしょう。
それすらしなかったおバカな東京都民が291万人もいたせいで、
昨日の喜劇が起きてしまったのですよ。嗚呼。
を開催することにいたしました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
会場はいつものところです。
開催日時:10月28 日(土)13時~17時
開催場所:セトル 4階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
10月28日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は2組様。
待ち時間は全くございませんでしたが、
次回も同じようになるかどうかは分りません。
トスカ兄さん、こんにちは。
今回、ちょっとエラそうに書きすぎたかもしれません。
コメントをいただいてやや反省しました。
私は小池でも増田でも鳥越でもない誰かに入れた覚えがあります。
最初から死に票になるのを承知の上で。
今回の総選挙も白票にするかどうか悩みました。
トスカ兄さんの文章には十分教養が出ていると思います。
教養とはある程度の読書量と「心がけ」が必要だと思っています。
狭い分野に精通してしまうのはオタク。
いつまでも古い理屈に固執してしまうのはサヨク。
発想の柔軟さや異見に対する寛容さも必要ではないかと。
もちろん、私もまだまだ修行が足りません。
ではまた ごきげんよう 榊淳司
2017/10/25 15:00 | by Sakaki Atsushi榊さん、こんにちは。
>まあ、何と言っても昨年行われた東京都知事選挙で
>あの小池婆さんに投票したおバカさんが291万人。
私が仮に東京都民で、棄権しない良い子だとしたら、小池氏に投票していたかもしれません。有力候補とされていた3人のうち鳥越氏は論外として、増田氏は、総務大臣時代に、東京都などの地方法人税を財政基盤の弱い自治体に振り分けるという制度を作ったそうですから、東京都民にとっては敵です。したがって、消去法で小池氏を選ぶことになります。しかし、そういう考え方は結果的には間違っていたようです。小池氏の正体に気づきませんでした。
>行間に漂うそのお方の知性と教養が垣間見えるのですよ。
私の文章には、知性というよりも痴性が漂っているかもしれません。すでに手遅れのような気もしますが、教養を身に付けるべく、様々な分野の本でもひも解いてみましょうか。きょうようとは言え、強要されるのではなく自ら進んで取り組む――というところが大切です。
ごきげんよろしゅう。
2017/10/25 01:39 | by アル中のトスカ兄さんまろたんさん、こんにちは。
失礼ながら、そのお歳で五十肩なら
かえって良しとすべきではないですか。
いろいろと不都合なことを受け容れながら
生きていくのが熟年以降かと、
若輩ながら私も覚悟をしております。
ビジネスライクはいいですね。
でも、垣間見える人情も好きなタイプです。
ちなみに、私はセルフレジオンリー。
オープンカレッジ、予想通り平均年齢は60歳前後でしょうか。
なかには30代っぽい方もいましたが。
次回は来年春にもやりそうです。
いちおう、満席講師ですから(笑)。
ではまた ごきげんよう 榊淳司
2017/10/24 13:28 | by Sakaki Atsushi榊さま。
結局「田舎モン」なんですよ。291万の都民。
就中「おなご」は。
「ビジネスライク」と言う言葉。
今は余り聞かなくなりました。
お金のやり取り交渉に感情を挟まないこと。
私情はナシ。純粋に等価交換。経済取引。
特に親子でもお金は他人と。これは深い。
近くにスーパーが2店あり、ほぼ毎日食料品の買い出し。
どちらの店もレジは3列。つまり3人のレジ打ち。
ワタシは並ぶレジを決めています。いつも同じレジ打ちに。
ま、相性です。
イイ意味で、ビジネスライク系の人。
イイ意味で、と言うのは「サッパリしている」と言いますか。
対応に感情が垣間見えない。ジトッとしていない。
毎日のことですから。
相性が大事と言われます。
これは深く説明不能ですが、確実にアリですね。
1ヶ月ほど前から「右肩」を動かすと痛みあり。
改善しないので、昨日、整形外科を受診。
で診断は「五〇肩」だと。
加齢により肩の腱と筋肉が痩せて来たのが原因だと。
ま、これ以上の悪化を避け、だましだましの対応、
と成りましょうか。ヤレヤレ。
今日もやや寒の気候。
長ズボンにニットのセーター。
いよいよナベの季節ですね。
ナベから立ち上がる湯気・・・これがまたイイ。(笑)
オープン・カレッジ。
出足好調のご様子。
大学生と違い真剣ですから。
まとまりなく。
ごきげんよう。
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