なぜ、日本は「核武装」すべきか?

ゴールデンウィークに入りました。
早速、脱線させていただきます。
この前の続きの「日本核武装論」。

いつか書いた通り、1945年の8月にアメリカが
広島と長崎に原子爆弾を投下したことは、
いかなる言い逃れも許されない「人類に対する犯罪」です。
そして、当然のことながら重大な国際法違反です。

当時、あの明解な戦争犯罪が、賞賛されこそすれ
何の批判や非難も浴びなかったのは、
単純にアメリカが戦勝国であり、日本が敗戦国だからです。
それ以外の理由は、何もありません。

では、戦争に勝ったら、何をしても許されるのか?

残念ながら、歴史を眺めている限り、その答えは「YES」です。
戦争に勝ったアメリカをはじめとする連合国は、
自らの国際法違反は棚に上げて、
多くの無辜の日本人を「戦争犯罪人」として断罪しました。
支那では、ありもしない「南京大虐殺」を捏造して、
それを国際的に訴え、自国民の記憶に刷り込んでいます。

私は広島の原爆資料館を見学したことがあります。
もう30年以上も前のことですが、
あの時に受けた衝撃は凄まじいものでした。
その後、ハワイのアリゾナメモリアルにも行きました。
原爆資料館が「地獄の展示場」だとすれば、
アリゾナはただの「戦争記念館」ですね。

支那には「抗日戦争記念館」の類が何百もあるそうですが
虚偽の展示ばかりだと聞いていますので、行く気にもなれません。
ニセモノ大国は、時に歴史もニセモノにしてしまうのです。

日本は敗戦国であり、被爆国です。
この65年、自らの主張を不必要に抑圧して、
ひたすら敗戦国の立場に耐え忍んできました。
その結果、我々は他のどの国の人々でも持っている、
「自らの手で国を守る」という健全な精神が薄らいでいます。

「もう二度と戦争をしてはなりません」

学校ではそう教えられました。日教組のオハコですね。
これは、まるで子どもの主張みたいです。
お気づきかと思いますが、戦争というのは1国でやるものではありません。
必ず「相手」がいるものです。
つまり、こちらはやりたくなくても、
相手にその意思があれば「仕掛けてこられる」のが戦争です。

「話し合えば、解決できる・・・・」

これに至っては「アホか」のひと言です。
私たちは、あの敗戦後、近隣諸国からどんな目に遭わされましたか?
ソ連は領土を奪ったばかりか、60万の我が同胞を酷寒のシベリアで
奴隷労働に従事させ、何万もの無辜の元兵士を死に至らしめました。
支那は何兆円もの援助を毟り取っておきながら、
何の感謝もせずに領土を要求し、反日暴動を煽りました。
半島の北側に巣くうオカルト集団は、我が同胞を拉致し、
未だその多くを抑留したままです。
その南側の連中は、竹島を不法に占拠した上に、
ことあるごとに品性のない態度で我々をののしっています。

こういった問題は、ひとつでも「話し合って解決」されたでしょうか?

シベリアの土となった方々はどんな思いだったでしょう。
支那人は我々の援助の何割かを軍事費に転用しました。
6年前の反日暴動で被害を受けた日本領事館や
日本料理店に対して、支那政府は一言でも謝罪しましたか?
横田めぐみさんは、再三の「話し合い」にも関わらず、いまだ帰国できません。
半島の連中は、国際司法裁判所での竹島問題の解決を未だに拒んでいます。

「話し合い」など無駄、何の解決にもならない・・・とまではいいません。
しかし、「話し合い」で解決できること、できたことは、ほんのわずかです。
致命的な国際紛争は、まず「話し合い」では解決できない、
というのが国際関係の常識といっていいでしょう。

そして我々は、現実として悪意に満ちた連中に囲まれています。
では、支那や半島に巣食う、あの野蛮で日本嫌いの連中が、
曲がりなりにも戦争を仕掛けてこないのはなぜでしょう?

「日本が平和主義の国だから?」
「日本が話し合いで解決を目指す国だから?」

なわけないですよね。
もし、日本に対して軍事力を行使したら、
世界一の大国であるアメリカが黙っていないからです。
日本とアメリカは「安全保障条約」を締結しています。
日本が攻撃を受ければ、アメリカ軍が防衛することを
あの条約では明解に定められています。

20年前、サダム・フセインのイラクがクエートに侵攻したとき、
アメリカが先頭に立ってクエートに軍隊を送り込みました。
イラク軍はクエートから駆逐されたばかりか、
国土の南半分が多国籍軍に占領されてしまいました。
日本に手を出せば、イラクと同じ目に合わされるかもしれない、
北の将軍様はそう思っているに過ぎません。
だから、アメリカが黙認する程度の「拉致」や「詐欺」、
「偽札作り」はやるけれど、けっして軍事的手段には訴えないのです。

もし、日米間に安全保障条約がなくて、
日本の自衛隊が警察程度の武力しかもたなければ・・・・
かつてのソ連は、躊躇無く北海道を掠め取ったでしょう。
支那は尖閣諸島だけでなく、沖縄も奪うでしょう。
半島の連中は、対馬を占領するはずです。
そして、さらに・・・・・
かつてのポーランドのように、いずれ本土も分割されます。

「平和」というのは、唱えているだけでは実現しません。
「戦争」は、こちらが弱いと思われれば、いつでも仕掛けられます。
それは人間が人間である限り、当たり前のことなのです。
この国では、上は総理大臣から下は日教組のクズ教師まで、
どうもそこのところを誤解しています。

この前、私が日本も「核武装せよ」と主張したのは、
何も支那や半島北部を「核兵器で攻撃せよ」という意味では、まったくありません。
まず、日米安全保障条約というものに、
いかな意味があるのかを正しく理解すべきこと。
その上で、そういう「紙切れに書いた約束事」だけでは心もとないので、
自分で自分を守る「一人前の大人」の国になりましょうよ、と呼びかけたのです。
そのためには、核で脅されても毅然と対抗できるように、
こちらも「反撃できる程度の核武装」を行うべきである、と私は考えます。
だから「核武装」=「他国を核攻撃」では、絶対にありません。

さらにいうと、
「日本は世界で唯一の被爆国だから」という、子どもみたいな理由で
二度目の核攻撃を受けないことなど、100%あり得ません。

支那や半島には「水に落ちた犬は叩け」という諺があるそうです。
つまり、弱いものは徹底的にいじめて、二度と立てなくさせる・・・
これは、支那がチベットや東トルキスタンでやっていること、
半島の南部で未だに熱心に行われている「親日派」排斥運動など、
彼らの行動様式を実に明確に表していると思います。

私たちは、彼らに「水に落ちた犬」と思われてはなりません。
そのために、日本は「反撃用」の核兵器を持つべきです。
そして、反撃用の「原子力潜水艦」も保有すべきだと思います。

今、オバマ大統領は「核なき世界」を目指している、と明言しています。
しかし、現実には半島北部やイランなどに、核は拡散しつつあります。
それが、現実的な「世界の潮流」なのです。

もし、オバマが本当に「核なき世界」を目指すのなら、
かつて「大量破壊兵器」を理由にイラクに戦争を仕掛けたように、
半島の北側やイランへも「核」除去を名目に、
世界一の軍隊を送り込んで欲しいものです。
イランはさておき、半島北部を「解放」してくれるのなら、
日本は戦費の何割かは負担してもいいと思いますよ。


2010/5/1 16:30 Comments (4)

4 Comments

>日本は「反撃用」の核兵器を持つべきです。
そして、反撃用の「原子力潜水艦」も保有すべきだと思います。

1、賛成です。
 たとえ核ミサイルで先制攻撃しても、地中や山復をくり抜いた中に潜んでいる中国・北朝鮮の核兵器をほとんど破壊できません。さらに、敵の核ミサイルは、トラックに載せて短時間で移動もできるのです。
 反撃用しかありません。
 すなわち、戦後、米ソの間で成立してきた相互確証破壊理論です。相手が先制核攻撃をして来ても、生き残った核ミサイルで相手国へ報復攻撃できるので、相手国は報復を恐れて先制核攻撃をしない、という理論です。

2、私見では、MDの弾頭を日本製の核にすればアメリカの同意も得やすいのではないかと考えています。
 つまり、万が一、中国か北朝鮮が日本へ向けて核ミサイルを発射した場合に、核付きのMDで迎撃をするのです。今のMDの弾頭は通常炸薬ですので、敵の核ミサイルに命中しないと撃墜できません。しかし、マッハ5~10で飛来してくる核ミサイル・核弾頭に命中できるか疑問なのです。
 ところが、MDの弾頭を核にすればVT信管と同じで、敵核ミサイルの近くで核爆発を起こしますから、迎撃率が遥かに向上します。これは純防衛用の核であって、敵の心臓部への報復核攻撃はアメリカにお願いして、純防衛用は日本が担当することで、アメリカや日本の友好国の理解を得やすいと思います。

 以上です。

2010/07/18 19:46 | by 川にゃ

読んだ内容では、「世界にどのように影響力を行使するか」が問題ですよね。

そのために核が必要だとは思いません。

WSJなんかを見ていると、日本の技術では「いつでも核が作れる」という認識ですよ。結局、それをどうアピールするかの政治手腕にあるのだと思います。

※それと憲法改正の話は別の話です。攻撃されないと攻撃できない状況は打破すべきです。

2010/05/05 20:34 | by アップル

私も近隣国をみて日本の安全保障に核が絶対必要と強く考えます(以前は否定してましたが)。
いざとなれば日本が持つという姿勢があってはじめて日本に必要な核の傘をアメリカに
要求できると思います。本当にもつかどうかはその次だと考えます。

2010/05/03 18:21 | by A

日本が核武装を決めれば国際社会から徹底的にたたかれますよ。その影響をunderestimateしてませんか?
もし、うまく核武装できたとしても、その頃にはすでに中国や北朝鮮の体制が変わっているかもしれませんよ?そのときに、空気の読めないバカ国家という世界の評価と、衰退した経済だけが残るかもしれませんよ。

2010/05/02 08:46 | by 戸建てファン

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