バブルの原因は「高値でも買うアホがおる」

このブログ記事は6日に上げる予定ですが、
その頃に私は東大阪のディープな酒場に沈んでいるはず。
とある新聞社の方が案内役になってくれます。
なよっとした京都人が、河内のナニワ人に
フルボッコされそうな恐怖感に震えています(笑)。

その前日は、大阪の慶応義塾大学関連の団体で講演を行います。
その団体の形成的事由からして、参加者全員が慶應OBです。
今まで中国人の不動産屋団体ツアーとか、大阪の不動産業者、
全国の建材屋さんの新年会、ごくごく一般の方々などを
相手に講演をしてきましたが、「全員慶應OB」にビビっています。

あるとき、ある人の講演を聞いていて
「この人うまいなあ」ということがありました。
そのお方、年間2百回以上も講演するそうです。
でも、お医者さんの団体で講演をした時には
「ちっとも笑いが取れなかった」とか。

賢い人って、なかなか受けてくれません。
特にアホなジョーダンが通じないからビビるんですわ。
まあ、このブログがアップされる頃には終わっています。
どうなることやら。まあ、あとは野となれ山となれ。

さて、たまにはまじめにマンションのお話しをしましょう。
最近、世田谷と目黒、品川、中野をまわりました。
「これ、いったいどないするつもりなん」と言いたくなります。
世田谷区では坪単価400万円超が普通になりました。
500万円台も珍しくなくなっています。
当然、売れていません。半分以上が完成在庫です。

目黒区でも、似たようなもの。
山手通り沿いには住友不動産が売主の「シティ」が
軒並み完成在庫になって並んでいます。
まあ、安くても坪単価400万円台。500とか600万円台チラホラ。
売れていないと思いますよ。でもあそこは業界の北朝鮮。
本当はどうなっているのかよーわかりません。

だいたい、築2年から3年の間に「完売」するのがパターン。
誰に売って完売しているのは知りませんよ。
それは、誰かが買えば完売になりますものねえ。
最近は1年半超くらいになると値引きもやっていますね。
逆に売れそうなものは平気で値上げしているようです。

大井町の駅近にタワーマンションが販売中ですねえ。
アレ、羽田空港への進入路が変更になったらあきまへんで。
かなりの騒音で社会問題化するのでは、と危ぶみます。
でも住友さん、そこも値上げなさっているような。ホンマ?

あのね、そういうアホみたいな価格のマンションを
買う人がいるからいけないのですよ。買わへんかったらええやん。
というのは、そういう理由もなく値上がりしているマンション、
次の下落期で痛いほど値下がりしますよ。

今回、局地バブルで値上がりした理由は
・ 金利が史上最低のゼロ
・ 金融緩和で銀行にお金が余りまくり
・ インバウンド需要で都心ホテル用地が高騰
・ 人手不足で建築費が高騰
・ 外国人の爆買いが後押し(今はない)
・ 相続税対策

まあ、理屈で説明できるのは以上の6点です。
でも、なによりも今の局地バブルを支えている最大の要因は

高値でも買うアホがおる

これに尽きるんと違いますか。
特にエンドさんが需要層の新築、中古マンションはこれですよ。
港区で、賃貸したら3%回るかどうかわからん区分を、
どういうわけか買っているアホがいてはんどすわ。
ホンマに、信じられへん。

3%ということは、世の中逆回転して6%の時代に
戻ったら半額になるということです。
今の異様な低金利が、このあと何年続くと思てるの?
アメリカ、ヨーロッパではすでに終わっているのよ。

あと、情報を発信している側にも
「これはバブルではない」なんてことを平気で
おっしゃっている輩が何人もいます。
まあ、不動産屋側からお金をもらっている人はしゃーない。
いわゆる「御用評論家」というポジションですから、
その発言のすべてはポジショントークです。

ハッキリ言って、不動産市場に関して「評論家」や
「ジャーナリスト」などという立場で情報を発信している方で、
ポジショントークを一切しないでも、言論活動だけで
「食えている」人は私を含めて3人くらいですよ。

その他は、すべて言論活動以外の収入が主体のはず。
そこからはなにがしかの「ポジション」が生まれます。
あるいは、どこかの企業に所属している人もいますね。
場合によってはまったくのアマチュアだったりします。
フリーランスを装いながら、実は不動産屋さん側から
太い収入源を確保しているお方もいそうですね。

だから、みなさんが通常の「中立的」と思えるメディアを
通して読む様々な記事やコメントでも、色がついているケースが
かなり多くあるとお考えください。
そもそも、メディアが色を付けているケースも多々。

例えば、メディアが「暴落」に持っていきたい場合は、
必ずと言っていいほど私にお声がかかります。
記事を書くか、何らかのコメントを提供。
タワーマンションや湾岸について否定的な
特集を組みたいときも、私の出番ですね。

しかし、世の中の大きな流れは恣意的に変えられません。
今のマンション市場はハッキリ言ってクレイジーです。
いつかは暴落的な下落が起こるでしょう。
これだけ余っているのに、まだ高値で買うアホがいる。

私が見ている限り、勉強不足の富裕層です。
あからさまなのは、医者と歯医者の開業医。
彼らは世の中に対して優越感を持っています。
お金も持っています。これからも稼げます。
だから「値下がりリスク」に対して異様に鈍感ですね。

まあ、行くところまで行くでしょう。
個人所得はちっとも上がっていません。物価もしかし。
こんな異常事態がいつまでも続くはずなし。

さて、資産価値レポートの更新情報です。
「世田谷区」は5物件増えて、なんと34物件。
半分以上が完成在庫です。どうなるのでしょう。
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世田谷区総集編
価格 9,980

プラウド弦巻、
ファインスクェア三軒茶屋、
プラウド弦巻、ジオ世田谷松原、
オープンレジデンシア代沢二丁目、
ピアース明大前
ウエリス世田谷砧、
ディアナコート用賀、
グランドメゾン等々力レジデンス、
オーベル世田谷上町、
ウエリス下北沢、
ラグシスヒルズ三軒茶屋、
プレシス三軒茶屋
プレシス北沢公園、
ザ・グランプルーヴ上馬、
オープンレジデンシア駒沢、
THE 桜新町 TERRACE、
オープンレジデンシア桜新町
テラス、トワイズ成城
ザ・パークハウス
二子玉川碧の杜、
ロイヤルシーズン二子玉川、
ブランズ二子玉川テラス、
セイガステージ世田谷烏山、
シティハウス自由が丘、
エラヴィオ等々力、
シティタワー駒沢大学ステーションコート、
THEパームス祐天寺マスタープレイス、
サンクレイドル学芸大学,
芦花公園 ザ・レジデンス、
ウエリス世田谷砧、
ブランズシティ世田谷中町、
ルネ世田谷千歳台 AYUMI、リーフィアレジデンス 世田谷砧、
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2018/7/6 0:05 Comments (0)

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