京都人から見た東京の街の賤しさ

最近、私の喋りが京都弁に戻りましたね。
何年か前に、京都に頻繁に行かなければいけない
事象が出来。年に5,6回のペースで行っていました。
その時に、京都弁を使いまくった影響ですか(笑)。

ユーチューブを始めてから、ユルく喋ると京都弁。
意外に受けていたりしますね。京都弁が喋れる奴は
めったにユーチューブやっていない気もします。
知らんけど。

前にも書きましたが、京都人というのは日本で唯一、
東京という街とそこに住む人をまったく自然な心情で
「バカにできる」人種なのです。この感覚は、
京都人にしか分からんでしょうね。

特に、私のように京都で生まれ育って東京で
大人の人生を生きた人間からすると、まったくそうです。
東京というのは、「よろしおすなあ」と言いながら、
本音では所詮は「田舎モンやろ」の世界。

それは、最先端のいろいろは東京の方が早い。
しかし、文化の奥深さはやっぱり京都なんですよ。
東京に住んでいても「京都ファン」みたいな方、
けっこうぎょうさんいはるでしょ。そういう人、
よう京都のお寺回って喜んだはる。お上りさんや。

京都人から見ると、東京の文化は薄っぺらです。
特に湾岸とか郊外の街の作りようはいけませんね。
「なにがええのん」と思います。
最近は、地方都市もこの傾向ですね。しょーもな。

私は最近、京都弁を喋るようになって思います
京都は嫌いやけど、東京よりもかなりマシとちゃうん?
東京みたいなところを「ええやん」と思う気持ちは
未だに私の内面からは湧いてきません。

東京の人は無邪気に「日本で一番は東京」と思っています。
まあ、そうおもうてはったらええやん、が京都人。
確かに、進んでいるところは東京やしね。
京都の人でも、東京に良く来る人も多いですよ。

ここ3週間くらいの間に、2度ほど大阪に行きました。
用事は日経新聞系の講演と大阪読売テレビの番組出演。
どっちも楽しかったけれども、大阪も素敵やん!
大阪読売テレビの社屋がええところにあった。

大阪もがんばってるやん、と思いましたね。
ちょっと前は「あかんわ」という雰囲気でしたけど。
最近はインバウンドの効果もあって、復活の兆し。
維新もそれなりにようやっているのとちゃいますか。

未だに復活の兆しが見えないのが東京の郊外。
16号沿線は、なんか絶望感が漂いますね。
20年後の湾岸、といえるような状況ですよ。
要は、ポテンシャルのないところを無理に開発。
「それはあかんやろ」という未来が待っています。

ちょっと前に「翔んで埼玉」という映画が
話題になりました。いつも思うのですが、
なぜ、東京の郊外ってあんなにつまらないのでしょうか。
そのことをツラツラといろいろなところに書くと、
郊外出身者から「その通りです」とよく言われます。

多分、ダイバーシティがなさすぎるのでしょう。
いろんな人がいて、様々なお店があって、老若男女の
分厚い人口分布があってこそ、街は面白いのです。
郊外や湾岸にはそういったダイバーシティがない。

京都という街は伝統的にダイバーシティです。
京都人は本能的にダイバーシティが街を発展させる
ということを知っているのです。
だから新しいものにかなり寛容です。

東京には残念ながらそういう「感覚」がない。
それよりも、新しいモノを無条件に崇拝する
おかしな感覚が定着しています。ちょっとヘン。
自分たちの町衆としての感覚に自信がないのですよ。

私は京都が好きではありません。むしろ嫌い。
しかし、彼らの1200年の街に住む都会人としての
感覚は、依然として東京よりも優れていますね。
東京は薄っぺらい街です。特に湾岸、郊外。

タワーマンションをよろこぶ、というのは東京的感覚。
京都人は、多分無理。ヨーロッパの貴族的な
感覚でも絶対的に無理。それを東京という街は
抵抗感なく受け入れています。そこが賤しいですね。

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そして、最善の売却プランをご提案します。
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開催日時:1月18日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
ちなみに、前回の参加者は4組様。
多少の待ち時間が発生しました。
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2019/12/13 14:43 Comments (2)

2 Comments

京都ファンさんへ

コメントをありがとうございます。
京都、そんなよろしゅおすか?
京都の町屋なんて、まあタワマンとは対極みたいなもんどす。
せやけど、55歳で仕事辞めて移住するほどの価値があるんかいな、とも思いますよ。
同志社も悪い学校やないけれど、
その後の人生を考えたら東京の早稲田や慶應の方が、生きやすいと思います。
まあ、関西にずっといるんやったらええけど。
また、コメントください。
おおきに、ありがとさんどした。 榊淳司

2019/12/14 16:22 | by Sakaki Atsushi

いつも榊先生の記事、楽しく読ませてもらっています。私は東京育ちの53歳でして、会社勤めを始めてからは海外駐在と東京の往復で過ごしてきました。

さて、今年の9月、高校の修学旅行以来、久しぶりに京都へ3泊4日で旅行したのですが、あまりに素晴らしい町であることを知り、まさに衝撃を受けました。世界で京都に匹敵する面白い町はパリくらいでしょう。要するに、単位面積あたりの情報集積量が東京と比べて桁違いに重いんですよね。この重さは、タワマン住民は当然のこと、東急教信者にも理解できないでしょう。「ハワイが大好き」という人にも理解できないでしょうね。

親と家族に、「55歳で会社を辞めて、京都へ移住する」と宣言したら、大騒動になりました(笑) けれども、人生は一度っきりですから、自分の好きなようにやらせてもらおうと思っています。娘には、「同志社へ行け!」とハッパかけています。あんな校舎で4年間を過ごしたら、人生観が変わりますね。

京都という宝が日本に在って良かった。自分が日本人で良かった。心の底からそう思います。

2019/12/13 22:15 | by 京都ファン

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