年の瀬が迫ってきましたね。
こういう時には来年がどんな年になるのかなんて、
考えてしまいますね。私のような仕事は11月頃から
「2020年のマンション市場は・・」なんて
原稿の依頼が何本か来ます。全部書きました。
正直、その話題は飽きました。
視点を変えます。2019年を振り返りましょう。
マンション市場については、ひとことで言えば
「何とかもったなあ」というところですね。
今年あたり、ハッキリと中古は下落に転じるかと
思いましたが、少なくとも可視的には下がっていません。
しかし、実際には下がっています。見えないだけ。
武蔵小杉のタワマンなんて、凍っていますよ。
表面的には下がらなかったけど、取引が成立せず。
他のエリアでも、中古は動きが鈍いですね。
在庫がジワジワと増えています。あたり前。
元からして数が多いわけですから。
新築は、一部を除いて高止まりのままで
デベロッパーは弱きに転じましたね。
「これ以上価格を上げても売れないだろう」という
姿勢に変わりました。イケイケドンドンは終了。
だから供給も細りました。
一般の方々にはそういうところが見えていなから
「下がってはいない」と映ります。
私のようなインサイダーからすると
「実際は下がっているやん」と見えています。
しかし、崩れはしなかった、というのが2019年。
野村不動産はマンション開発からそろりと軸足を
ずらし、住友不動産は本気で在庫整理に入りました。
まあ、ここ5年で業界各社はクソほど儲かりましたから、
どこも財務的にはまだまだ余裕のよっちゃん。
利回りモノ(投資用物件)を見ても、下がりはしたけど
大崩れはしていませんね。都心は上ったくらいです。
郊外はハッキリと下落していますね。小幅ですが。
「よく持っている」と思いますよ、正直。
深キョンの婚約者や社長が逮捕されたP社たちの
ワンルーム業界は、依然として好調のようですね。
都心やその周縁の普通の新築分譲物件の中にも
「これは投資家向けやろ」という20㎡台の
住戸が普通に混じるようになりました。
さて、2019年のマンション業界のトピックスは
やはり「タワマンへの懐疑」が広がったこと。
「もしかしたら、タワマンは災害に弱いの?」という
平凡な疑問が、あの台風でどどっと広まりました。
あと何年か先から2019年を振り返ると、
「タワマンブームはあの年が頂点だったのか」と
言われるのかもしれませんね。
素晴らしい眺めの住戸でありながら、
ウンコは簡易トイレのビニールにしなあかん。
それで、手を洗う水も出ない・・・
だっさー、となりますね。しかし、それが現実。
ただ2019年、マンション市場は概ね平穏でした。
晴海フラッグが無謀な高値売り出しを仕掛けたのが
ちょっとした話題になりましたか。
そこに転売屋さんたちが群がったのには驚きました。
「4年後に値上がりしていると思てんの?」の世界。
まあ、その前に売買予約をする手はありますけどね。
では、少しだけ2020年の予測を言いましょう。
世界経済は「中国初の世界同時不況」に怯えます。
それがなければ日本のマンション市場は平穏。
ひとことで言えば「局地バブル崩壊の始まり」。
まあ、何か起きない限り五輪閉幕までは持つでしょう。
その後は、景気悪化と共に下落のファンファーレ。
世界的にも2020年は「調整の年」になりそうです。
あるいは中国の不況に引きずられる年。
景気がいいのはアメリカだけになりそうですね。
日本もその恩恵に預かれれば、痛みは少ないかも。
ただ、不況感はしっかりと蔓延するはずです。
あと、安倍政権は習近平君を4月に国賓で迎える
ことで一気に下り坂に向かうと思います。
安倍政権最大の汚点になりそうですね。
憲法改正なんて、夢のまた夢でしょう。
今まで何とかうまくやってきたのに残念。
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次回も同じようになるかどうかは分りません。
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