大阪の商売人の街は、あえなくタワマンに穢されるのか

今日も大阪のマンション市場の話。
一言でいえば「売れてまへん」。
「本町はタワマンの墓場になりそうですね」と
ある業界人に言ったら「その通りです」と。

大阪の商売人たちの町である船場が、半分死にました。
彼らが事務所を構えていたオッフィスビルが
陸続とタワマンに変わっていっています。
まあ、時代といえば時代。ちょっと寂しいですね。

親戚がこのあたりに事務所を構えていて、
子供のころから何度か行ったことがありました。
「これが大阪の商売人の事務所かいな」なんて
思いながらウロウロしたことを思い出します。

大阪の街は、私が育った京都とは雰囲気が全然違います。
なんか、妙に埃っぽくて空が狭い印象でした。
高速道路や鉄道路線が空中を行き交っている感じ。
あの雰囲気は今もそう変わりませんね。
東京でいえば上野の昭和通りあたりの感じでしょうか。

ああいう醜悪な情景が一切ない京都でのほほんと
過ごしていた身としては、すごーく違和感ありました。
しかし、京都よりは「金儲けやってるで」という
エネルギーは感じましたね。なんとなく。

その大阪の船場、つまりは本町界隈がタワマンの
街に変わろうとしています。「ふーん」という感じ。
あのあたりを歩いていても「ここに住みたい」なんて
思えないのですが、いったい誰が買うのか・・・
私はいつもそんなことを考えながら歩いていました。

大阪の街はインバウンドが来なくなって死んでいます。
すっかり活気がなくなり、路線価まで下がってしまいました。
そいでもって、値上がりしたタワマンが売れるはずもなし。
調子こいで高価格で売り出した物件が絶不調。

大阪の街が蘇る起死回生の材料がインバウンドでした。
日本で、コロナの影響を最も深刻に受けた街は、
大阪のミナミではないでしょうかね。いやほんま。
そして、そのミナミのちょっと北側が「本町」「船場」。

オフィスビルが要らなくなったからといって
場当たり的にタワマンを開発してみても
そもそもの需要は強くないのではないですか。
このバブルが崩壊するとすれば、その起点は
もしかしたら大阪の本町かもしれませんよ。

大阪市のタワーマンション

大阪の大規模マンション

京都市のマンション

本日の動画です

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当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
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そして、最善の売却プランをご提案します。
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開催日時:5月15日(土)13時~17時
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(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
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混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
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次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2021/5/7 22:01 Comments (0)

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