今日は「マンション管理」について取材を受けました。
この分野、すごーく地味です。でも、問題だらけ。
何よりも、法整備が遅れています。制度疲労状態。
そして、大きなマンションほど利権化しています。
さらに、管理組合はしょせん人間の組織です。
ドロドロとした人間関係が様々な問題を生みます。
まず利権の話をしましょうか。
毎月収めている管理費や修繕積立金は、
大きなマンションになるほど巨額になりますね。
そういうお金が動くときは、当然誰かが
「これを自分の利益に」と考えたりします。
よくあるのは、理事長の不正です。
修繕工事などで組合が支払うお金を自分の
フトコロへ還流させようとします。
私もいろいろなケースを見てきました。
だいたい100戸規模で1ファミリーの生活費が
賄えるのではないでしょうか。
とある200戸のマンションの某理事長は、
20数年間それで家族を養っているようです。
しかし、そういう不正を糾すことが
現状の区分所有法では不可能です。
悪意の理事長の出現を想定していません。
だから理事長になってからやりたい放題を
何年何十年も続けているケースは
決して珍しくありません。
業界ではヴィンテージとして知られる
マンションでさえ、そういうことがあります。
動かすお金が大きいと、組合の理事長は
自分が偉くなった、なんて勘違いしたりします。
1000戸の管理組合の理事長が100戸の
理事長を見下したりする光景を目にした
ことがあります。滑稽を通り越して、
悲しくなります。でも、それが現実。
管理組合で熱心に活動している人は3種類
1 定年退職オヤジ若しくは本業でパットなしない人の暇つぶし
2 そこから不正な利益を得ようとする悪人
3 本当にマンションのことを考えている人
その割合は、私が観察してきた中では
6対3対1ですね。いちばん多いのが1です。
まあ、悪いことはしないのですが、
その代わりの厄介な承認欲求があります。
だから、時に人間関係がドロドロになります。
管理組合のボスになると管理会社が
お客さん扱いでチヤホヤしてくれます。
特に大きなマンションになればなるほどそうです。
だって、管理会社にとってはたくさんの
売り上げをくれるお客様ですから。
1の人は、まずそれで承認欲求を満たします。
だから、たいていは管理会社と癒着します。
管理会社を変えようぜ、という動きが出ると
様々な理屈を言いたてて、抑え込んでいますね。
そういう輩が理事会にいる組合は要注意です。
ま、人間の集団ですからね。
そこの出来事は、より人間臭くなります。
利害の対立が薄い分、泥沼化しやすいのです。
それが嫌なら、マンションを買わないことです。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:10月23日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(8月)には待ち時間は発生していません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。
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