サラリーマンは気楽な稼業だと思える人々

私、あと3か月ほどで60歳になります。
私が就職したころは「60歳で定年」が普通でした。
まあ、その頃から「65歳まで雇用」みたいなことが
始まっていたような気がします。
ただ、あの頃は年金をもらい始めるのは60歳が普通。

私は地元の京都の大学に通っていましたから、
就職の時には度々上京していました。
結局、大したところからは内定がもらえませんでした。
しかし、あの頃の東京のことは何となく覚えています。
京都と大阪しか知らない22歳の若造には新鮮でした。

24歳で東京に移住してからは、ずっと東京暮らし。
この街、ちっとも好きではありません(笑)。
まあ、嫌いでもありませんけどね。
京都人からすると、「巨大な田舎者の街」です。

田舎者の集合体だから、余計なしがらみがありません。
つまり、基本は合理主義でいけます。そのあたり、
京都とは大いに違いますね。ただ、薄っぺらい。
東京よりも薄っぺらいのは、東京の郊外。
特に16号線沿いで、高度成長期以降にできた街。

「何なのコレ」というほど、バックグラウンドが皆無。
つまり、駅前にテキトーに商業施設などがあり、
そのまわりに戸建て、その向こうにマンションのある街。
そこには育まれた歴史もなければ建築家や都市設計者の
ビジョンを垣間見ることさえありません。

ああいう街で幼少期を過ごした人は、
どういう精神構造の大人になるのか考えると、
背筋がちょっと寒くなったりしますね。
でも、そんな人が東京の人口の何パーセントかを構成。
薄っぺらな人間になっていないことを願うばかり。

さて、私の学生時代の同級生たちも60歳か61歳くらい。
彼らの顔を時々思い浮かべます。あいつらも定年。
私のようにサラリーマンから足を洗ったという
輩はほとんどいないはずです。どうしているのやら。

逆に、高校時代の悪仲間たちはほぼ自営業者。
最初の何年かだけ、どこかにお勤めしていたけれども
30歳くらいまでに、ほとんどが独立していました。
大いに儲けている、という奴はいないようですが。

先日、サンデー毎日から原稿依頼があったので書きました。
それで掲載誌が送られてきたのですが、
その特集が「全高校別大学合格者数」みたいなの。
全国のすべての高校から、どこの大学に何人合格したか、
というのが延々と載っているのですよ。よーやるわ。
当然、我が母校(京都府立鴨沂高校)を見ますよね。

確か、神戸大に5人、同志社に5人、立命に二桁、
京産に数十人、というスコアでした。まずまずですよ。
私の同級生は京大5人、同志社5人、京産に何とか二桁・・
まあ基本は同水準ですね。中身はちょい違いますが。

その高校の同級生も、京大に行ったような奴は別にして
サラリーマンを続けているのはほぼいないはずですよ。
東京の企業社会を相手に30数年を過ごしていると、
サラリーマンとしての人生がメジャーで、
それ以外は「例外」みたいな空気感があります。
つまり、私は当然にして「例外」も「例外」。

私からすると、サラリーマンみたいな生き方を
40年前後も続けること自体が「例外」ですけどね。
よーあんなものを何十年も続けられますね。
私は4年半しかできませんでした。それでこりごり。

16号線沿いの街に移住した人のほとんどはサラリーマン。
多分、その子どもたちもサラリーマンでしょう。
彼らは非エリートサラリーマン世界に育ち、
その価値観以外を知らずにサラリーマンになったはず。

日本にもごくたまに「すごい奴」が出てきますね。
しかし、そういう人間の出身地で16号線沿いとか、
ニュータウン育ちはほとんど見かけません。だから
彼らは、普通のサラリーマンに向いているのでしょう。

サラリーマンでも「すごい奴」は郊外にマイホームを
買うレベルでは終わっていないのですよ。
彼らは最終的にもっと真ん中に近寄ってきます。
すごくなくても、ごますりに長けたサラリーマンも
出世できます。そういうのも郊外で終わりません。

私の同級生たちはどうだったのでしょうね。
同志社には地方の二線級の進学校出身者が多かった印象。
やはり、東京で言えば郊外にマンションを買って、
そのまま終の棲家にしているタイプが多数派なような。

本日の動画 ↓

2022年5月21日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
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この相談会を開催して約6年。
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不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:5月21日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(4月)は待ち時間が少し発生しました。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

早稲田大学エクステンションセンター 6月18日(土)開講
やがて始まる価格下落期を見据えたマンションの売り方と買い方

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2022/4/26 9:16 Comments (0)

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