どうやら、東京の人口増は止まったようですね。
日本全体では、毎年数十万人の人口が減っています。
1年で島根県が消滅するような勢いです。
しかし、東京だけは人口が増えるのでは、
というのが従来からの見方でした。でも、それも限界。
確かに、今でも若年層の流入はしっかりとあります。
大学入学や就職で東京に移住する若者は多数います。
しかし、それ以上に出ていく人や昇天者も多いのが現実。
実際のところ、東京都心の周縁は空家だらけです。
やや郊外に行って、16号線沿線なんてひどいものです。
寂れ感が満点。そもそも、開発に無理がありましたね。
首都圏のニュータウンも、ほとんどが死屍累々。
戸建ての開発地なんて、目も当てられませんね。
これが将来「21世紀型ニュータウン」とみなされる
湾岸エリアのタワマンで起こることは、もはや自明です。
そもそも、日本のマンションの寿命は一義的には50年、
ハード面では100年と考えるべきシロモノです。
江東区の湾岸エリアは昭和型ニュータウンに
30年以上遅れての開発となりました。未だ未成熟。
東京という街が膨張を続けるのなら、今後も発展。
しかし現状、この街の成長は停まっています。
有明ガーデンなんていう複合施設が2020年に
開業しましたが、スタートダッシュには完全に失敗。
それでもシティタワーズ東京ベイというタワマンは
「ある程度」売れたことになっています。
とんだおっちょこちょいが買っているのでしょうね。
まもなく「築3年」となりますから、この売主の
「完売の法則」でいけばあと数か月で「完売」します。
その直後に大量の賃貸募集が発生するかもしれませんが(笑)。
やはり、ちょっと無理があったように思えます。
東京という街は、今後飛躍的には発展しません。
「人口が減る」というのが、その最大の理由です。
したがって、もう「ニュータウン」は要らないのです。
湾岸の「有明」も「晴海」も開発途上で終わります。
そこにあるタワマンの行末は、かなり危ういでしょうね。
20年後の有明は、今の多摩ニュータウンではないかと。
30年後の晴海は、今の辰巳だったりします。
つまり、東京は緩やかに衰退し続けるのですよ。
でも、都心にある銀座や渋谷や新宿の風景は変わりません。
夜の六本木や赤坂も同じ。都心は変わらず。
私は東京という街に愛着がありませんが、
特に嫌いではありません。まあ、「好き」かもしれません。
ただ、この街とその周縁エリアが放つ何とも
「薄っぺら」な空気感には、」とことん馴染めませんね。
東京という街は良くも悪くも「日本」ですよ。
この街を自分の人生の価値観の重きに据えている方は
今の日本の薄っぺらな文明を体現していますね。
まあ、私もそんな街に35年ほど暮らしてきましたが。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額12億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:5月21日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(4月)は待ち時間が少し発生しました。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
早稲田大学エクステンションセンター 6月18日(土)開講
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