先日、とある番組制作会社から妙な企画の
協力を求められました。それで、私の手には余るので
「この会社を紹介するよ」といって紹介した
某大手デベの担当者から、今日電話が入りました。
私はそんなことがあったことさえ、半分失念(笑)。
まあ、しょっちゅうそんな話がありますもので。
さっき、正直不動産を見ていて思い出しました。
「狭い敷地に6棟建てる」「それは欠陥住宅」
あははは、その番組企画とよく似た話です。
まあ、ありえるケース。エンドさんにとっては新鮮かも。
今日のオンエアでは「いい家を建てたいよ」という下請け
工務店のデブい社長のキャラがよく描かれていました。
施工シーンも出ていましたね。金物をはしょったり、
ビスの間隔を粗くしたり。まあ、さもありなんなお話。
今の大工さん、鋸や鉋を使いませんね。道具箱不要。
それよりも、機械ですよ。今や家づくりは「組立」の世界。
今日の正直不動産に出ていた下請け工務店も
そういう今風の大工さんたちの世界でした。
彼らは伝統的な意味合いでの大工ではありません。
言ってみれば「組立工」ではないでしょうか。
3年ほど前に知り合った、地方のハウスメーカーは
日本国内の木材で家づくりを行っている、
何ともドン・キホーテ的な企業でした。
私もコピーライターとして「日本の木材」について
多少勉強したことがあったので、その苦労は
一般の方よりかは多少分かっているつもりでした。
そこの社長さんが「ぜひ見に来てください」と
招いてくださったので、工場などを見学しました。
日本の家づくりは、この半世紀で様変わりしていますね。
使い勝手のいい外材と大手ハウスメーカーが
「日本家屋」というものを過去の遺物にしました。
「大工さん」というのは絶滅危惧種ですね。
私は中学生の時に「技術家庭」という科目で
鉋の使い方を習いました。昔の日本の男は
それくらいのことができて当然だったのですね。
もちろん、鋸の使い方も教えられました。
まあ、不器用な私はどちらもうまくはありませんが。
今日の「正直不動産」では「金物の数が足りない」
なんて桐山君が言っていましたが、腕のいい大工は
金物のそのものを使いません。半世紀前の大工なら
「金物を使うのは下手くそ」という感覚でした。
世界一古いといわれる木造建築の法隆寺には
金物なんてひとつも使われていません。
金物というのは基本的に鉄です。つまり金属。
金属は必ず朽ち果てます。持っても200年くらい。
木材は、場合によっては何百年もカタチを残します。
その日本産の木材を使う地方のハウスメーカーは、
私の目から見ても「いい仕事」をしています。
そんなではあまり儲からないようで、
時々苦しそうな表情を垣間見たりします。
桐山や永瀬のような「正直」な人間が日本という
国にとっての貴重な「資源」ではないかと思います。
また、「いい家を作りたい」と考えている工務店も
日本にはまだあることにもリアリティがあります。
この国は職人さんを尊重することで発展したのですから。
今日の放送分を観て、そんなことを考えました。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額12億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:5月21日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(4月)は待ち時間が少し発生しました。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
早稲田大学エクステンションセンター 6月18日(土)開講
やがて始まる価格下落期を見据えたマンションの売り方と買い方
No comments yet.
RSS feed for comments on this post.