もう30年も前に死んだ私の父親は大正5年(1916)生まれ。
京都大学の近くで古本屋を開業したのは昭和22年(1947)。
私が生まれたのは昭和37年(1962)のことです。
父は京都大学の先生方の何人かと知己の間柄でした。
日本現代史の大家である某教授は父の親しい友人で
彼の書いたエッセイで父のことを「真の自由人」と
表現してくださいました。ふーん、ですね。
古本屋の親父と言うのは、大学の先生から見ると
自由人に見えるのでしょうね。ヒマそうだし(笑)。
一日中、店の奥に座っていれば仕事になります。
本なんてそう多くは売れないから、読書三昧。
私は幼い頃から何か分からないことがあると
父親に尋ねました。たいていのことは見事に
答えてくれた、という記憶があります。
まあ、だいたいは文系の関連でしたが。
今から思えば、古本屋の親父なんて最高ですね。
毎日好きな本を好きなだけ読めます。
しかし、商売は儲かりませんでした。
私も兄弟も全員、大学を出してもらいました。
父親は、家さえ建てていました。
しかし、今から思えば全部株式投資の儲けですね。
古本屋での上りは日常の生活費で消えたみたい。
まあ、あんな商売は食えませんがな。今でもね。
だから、私は古本屋を継ぐ気は毛頭ありませんでした。
ただ、古本屋の息子に生まれてよかったのは
ちさいころから本を読む習慣ができたこと。
まあ、おもちゃなんて買ってもらえなかったので
字が読めるようになると本を読みましたね。
大人の本は11歳ころから読めるようになります。
多分今までで4千冊から5千冊くらいの書物を読みました。
大学生の頃に2千冊を超えていたような気がします。
まあ、詳しくはカウントしていません。今も。
5千冊と言うのは10畳くらいのお部屋の壁が
全部本棚だったとしたら、それが埋まるくらいです。
また古本屋の息子なので本自体に執着はありません。
読んだらほとんどは処分します。ブックオフですか。
数年に一度、数百冊を持ち込みます。数千円。
まあ、そんなもんですね。大した本でもないし。
親父は「短大の教授なら十分に務まる」なんて
その親友の京大教授に言われていました。
私は今、早稲田大学ECで非常勤の講師です。
親父がそれを知ったらどういうだろうか、
なんて考えると、ちょっとニヤニヤします。
でも、もうその父も親友教授も草葉の陰に隠れました。
最近、ユーチューブの動画を撮っていて思います。
ぎょーさん本を読んでいて、役に立つこともある。
まあ、親父も私も学者にはなれませんでしたが。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
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とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
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ちなみに、前回(5月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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