形而上の世界で争う虚しいサヨクたち

先日、日本赤軍の重信房子が出所した、と
というニュースがメディを賑わせていました。
もう76歳なんですね。逮捕されて21年ですか。
その時の記事を覚えていますが、もう21年・・
自分が歳を取ったと実感しますよ(笑)。

私は古本屋の息子でした。大人の本を読めるように
なった頃、実家のお店の棚に並んでいた書籍の
ほとんどは左翼系でしたね。たくさん読みました。
社会主義は素晴らしいと思いましたね。

しかし、不思議なことがありました。
当時の社会党と共産党は犬猿の仲でした。
京都大学で暴れているゲバ学生のほとんども
社会党や共産党の支持者ではなく、非常に
細分化されたセクトに分かれていました。

当時、社会主義の本家はソ連。分家は中国。
この2か国はとっても仲が悪かった。
「なんでやろ」と思いました。同じように
社会主義を標榜するのなら、仲良くしてもいいはず。

学生運動の延長線上にある日本赤軍や連合赤軍、
中核派や革マル派その他も、お互いに血で血を洗う
抗争を繰り広げていました。まるで暴力団と同じ。
当時、私の家庭教師の先生は京大院生と同志社生。
ともにセクトに所属していました。話も聞きました。

それでだんだん分かりました。サヨクはアカン。
なんか、実につまらないところで争っています。
「同じ社会主義やろ」という感覚がないのです。
些末なことで、それこそ命の奪い合いです。

今だから言いますが、私が人を雇っていた頃、
長らく勤めてくれたお一人はセクトの人でした。
ある日、所轄の公安から「お話があります」と。
聞いてみると「・さんがどこの人か知っていますか」。

ええまあ。「・・派の人でしょ」というと、
オッサン刑事がお口あんぐり。私はいたって
そういう考えから遠いので、それも説明。
「仕事はよくやっていただいていますよ」と。

まあ、どーでもいい話ですね。その方に
セクトの違いなんか聞きましたが、よーわからん。
かなり些末な話だったような気がします。
正直に言うと「アホかいな」という感想です。

重信房子と言うご仁が、いかなお考えから
罪科が問われるようなことをなさったかは存じません。
しかしまあ、今の感覚からすると「アホかいな」。
そういわざるを得ません。誰も彼女に共感しない。

思うに、左翼思想と言うのはそういう虚しいものです。
ちょっとした路線の違いでいがみ合う所は、まるで朱子学。
なぜ朱子学と共産主義は似ているかと言うと多分・・
「頭でっかち」だからでしょうね。つまり、
「議論のための議論」に走りがちなのです。

私のような「目に見えるモノ」を優先する人間から
すると、まったく理解できない価値観ですね。
つまり、連中は形而上の世界で戦っているのです。
形而下の世界は形而上の下位に位置するわけです。

そう言えば、私の飲み仲間で「形而上」という
概念が理解できない方がいました。からかっていると、
「形而上をネタに人をからかうのは僕の時代だと
人格を否定するに等しい行為だった」とおっしゃる
ご仁がいました。その方も親しい飲み仲間。
私よりも7,8歳年下でしょうか。

ああ、そうなんだ。さもありなん、と思いました。
彼は東京の超有名私立大学のご出身。いかにも
そういう議論をしていそうな感じでした。
思い出しました。昭和の終わりごろ「形而上」を
テーマにした有名なマンガがありましたね。
詳しくはもう忘れましたけど。あはは。

ともかく、サヨクの人々は形而上の争いごとに
執着しすぎるきらいがあり、ああなりました。
結局は虚しい結果に終わっています。私は、
形而上のお話も嫌いではないですが、まあテキトー。
私は心も体も形而下に生きています。
だからサヨクにはなりませんでした。
左翼系の書物なら何百冊も読んだのに(笑)。

本日の動画 ↓

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2022/6/12 23:01 Comments (0)

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