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※順不同・敬称略で掲載しています。
ちっとも秋がきません。
今週も最高気温35度の日が続くそうです。
もう9月ですよ、9月! なのに、まだ毎日が真夏日。
夕立さえも降りません。
海の家を開けてくれたら、今からでも行きますぜ!
まあ、私の人生でもっとも暑い夏かもしれません。
さて、景気は円高もあってさらに低迷しそうです。
ところが、マンション産業ではやや薄日がさしています。
というのは、昨年よりかは若干供給が増えたにも関わらず
そこそこの「契約率」となっているからです。
不動産屋さんという人種は、こういった好材料に飛びつきます。
彼らの解釈は「溜まっていた需要が出てきた」ということ。
つまり、2009年は新築マンションが
いつもの半分以下しか市場に出ませんでした。
だから「買いたい人も買えなかった」状態・・・
そういう人たちが、今年になって一気に出てきた、あるいは出てくる。
まあ、確かにそういう面もあります。
今年の前半なんか「何でこんなものが売れるの?」と
思うようなつまらない物件でも、値引きさえすれば売れていました。
そういうマンションは一通り売れつくしてしまい、
今市場に残っているのは「昔の価格」のままがんばっているKY物件と、
新たに「逆新価格」で新規分譲を始めた物件。
ごくたまに、「昔の価格」に近いラインで売り出して、
大失敗に陥っている新KY物件もありますが・・・
ただ・・・もしかしたら、この1,2年は
マンション産業にとって「最後のひと花」になる可能性があります。
というのは、団塊ジュニアと呼ばれる方々の最後尾が
あと3年もすればほぼ40代に到達するのです。
つまり、住宅を購入するボリューム層が4年後にガタっと減るのです。
そして、その頃の30代の方々は今の27歳~36歳くらいの方。
この層は、物心付いてから一度も「好景気」を経験していません。
そして、様々なマーケティング調査で浮かび上がるところでは
「もっともモノを買わない世代」といわれています。
近頃、若者が車を買わなくなった、といわれている中心層。
そうでなくても、日本国中で住宅は余っています。
家賃相場もジリジリと下がってきています。
中古住宅・マンションにしたところで、
長谷工が好んで大規模マンションを開発しているような郊外では、
新築マンションが10年でほぼ半額になっています。
今後、この下落カーブはもっときつくなるかもしれません。
つまり、新築マンションが曲がりなりにもビジネスになるのは
ひょっとしたらあと1,2年。
せいぜいがところ、5,6年。
それ以降は、首都圏で年間2万戸未満まで市場が縮むのではないかと思います。
ちなみに、今年の予想は4万4千戸。去年が3万9千戸。
5,6年前の「最盛期」は9万戸を超えていました。
ただ・・・マンション産業の側からすると、「頼みの綱」がひとつあります。
それは、日本人の「新築信仰」。
「家を買うなら、新築でこそ一人前」みたいな、奇妙な価値観。
新築が中古より2割3割、場合によっては2倍高くても、
お金さえあれば買ってしまう・・・という妙な購買行動。
私からすれば、何とも不思議です。
ちなみに、「1000世帯あたりの新設住宅着工数」という統計があるのですが、
日本はアメリカの1.5倍、イギリスの3倍、ドイツの4倍です。
これは2年ほど前の数字なので、多少差は縮まっているでしょうが、
まず「異様」といっていい状態。
また、アメリカ人が家を買う場合、90%が中古です。
日本は去年の統計で、やっと50%になったかどうか。
日本人がこの「新築信仰」を持ち続けていれば、
マンション産業はマーケットが半分近くに縮小しても
今の8割くらいの規模を維持できるかも知れません。
しかし、賢いコンシュマーとなりつつある
ポスト団塊ジュニア世代が「欧米並み」の「住まい観」を持てば、
5年後には今の半分の規模を維持できるかどうか・・・
楽観的に見ても、マンション産業の危機は確実にやってくるのです。
それを分かっているのかいないのか・・・
少し売れただけで、また性懲りもなく調子に乗りそうな気配です。
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