ちょっとエラそうな言い方ですが、日本史は飽きました。
小さいころから大好きで、いろいろ読みまくりました。
なんせ生家は古本屋です。読む本には事欠きません。
受験の選択科目も日本史でしたね。ほぼ、のーべん。
ところが、30歳くらいの時には飽きていたような‥
なぜかというと、塩野七生を読んでしまったからです。
「ローマ人」を読んだことで、初めてヨーロッパが
理解できたような気がしたのです。
ヨーロッパが理解できると、世界史が途端に面白くなります。
なんといっても世界史の大半はヨーロッパ史ですから。
あの複雑に絡み合いながら近代に突入する流れの
大まかな展開が頭に入ると、新しい世界を得た感じですね。
今のヨーロッパは確実にギリシアとローマにつながっています。
そのヨーロッパの周縁にはロシアやトルコやペルシャや
アラブがあるのです。近世からはインドも登場します。
中国や日本など、東アジアが登場するのは近代から。
また、英語というのが世界の共通語になったのは、
高々ここ100年くらいのことですね。それ以前はフランス語。
さらに言えばラテン語ですね。もっとも最近では、
バチカン市国で使われるのも、ラテン語ではなく英語だそうで。
旧帝国陸軍の士官学校での外国語は仏独露支の選択だったとか。
海軍の「英語必修」とは随分異なりますね。
昔の日本帝国海軍は英国式でしたから英語は必修。
これに対して、陸軍はドイツ式でした。明治初年は仏式。
先日、アメリカ人で日本人女性と結婚した
お方と少しだけお話しする機会がありました。
話題は家庭内の言語。彼の配偶者は英語が堪能だとか。
ただし、ご夫妻の会話はほぼ日本語だそうです。
彼の子どもがなぜ英語が話せるか、教えてもらいました。
私は少しだけ英語を話しますが、本当に少し。
英語以外のヨーロッパ言語はほとんど分かりません。
それでも、ヨーロッパを旅すると英語の表記などあり、
なんとなく合点がいく場面が多いものです。
ヨーロッパ史の中で英国の存在は長らくマイナー。
台頭してきたのは17世紀あたりからではないでしょうか。
19世紀はパクス・ブリタニカになりました。
しかし、第一次大戦のころには「凋落」という
イメージが浸透していました。不思議ですね。
英国は第二次世界大戦で戦勝国となったものの、
海外の植民地のほとんどを失いました。
特にインドを失ったのが痛かったのではないでしょうか。
それで大英帝国はただの「イギリス」になりました。
大日本帝国はただの「日本」になりました。
しかしまあ、それも悪くなかったのではないですが。
たくさんの人間が亡くなりました。それは悲惨。
しかしドイツやソ連に比べるとけた違いにマシです。
当たり前ですが、世界は日本よりも大きい。
そして多様性があります。今や地球の裏側まで
行くのに20時間もかかりませんよ。
地球は間違いなく小さくなってしまったのです。
世界史はもう、遠い国の物語ではないですね。
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ちなみに、前回(12月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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