マンションデベも注目!? レポート3題を一挙に更新

私は若い頃、一時「江東区深川」というところに住んでいました。
地下鉄東西線の「門前仲町」から北へ徒歩10分くらいのところ。
引っ越して最初の夏、マンションの大家さんが
「今度の祭りは大祭ですが、神輿を担ぎますか?」
と、おっしゃってくださいました。
3年に一度行われる、富岡八幡宮の例大祭です。

ビックリしましたね。
私はあいにく旅行でチャンを活かせませんでしたが、
そこで育った若い人は、今は違うところに住んでいても
祭りになると神輿を担ぎに帰ってくるそうです。
それほどに、地元への愛着が強いところ。
そして「深川」あたりというのは、江戸の昔から庶民の街なのです。

永代橋を渡ると、そこは日本橋。いわば表の「江戸」。
こちら側は、庶民の江戸。
でも、歩いて行き来できる程度には近いのです。

それはもう、便利ですよ。
銀座で飲んで、電車がなくなってもタクシーで1500円程度。
新宿からでも深夜料金で3500円くらいでした。
今はすこし上がっているかもしれませんが。

「深川」というアドレスの地域は結構ひろかったりします。
「木場」や「東陽町」の範囲は、まず広義の「深川」です。
都営新宿線の「森下」「菊川」「住吉」あたりも、
何とか「深川」に入ります。
豊洲に「深川第5中学校」と言うのがありますが、
アレはちょっと無理がありますね。あそこは「深川」ではありません。

江東区は、言ってみれば「深川」とその周辺の「旧市街」。
そして新しい埋立地である
「豊洲」「有明」「東雲」「辰巳」の「新市街」という
毛色の違う2つのエリアから構成されています。

私が常々思っていることであり、ここでも書いているのですが、
江東区は旧市街の方が断然住みやすいと思います。
だいたい、銀座・日本橋・東京駅に近いです。
新宿、渋谷、池袋などへ行くにも交通網が整備されています。
新市街である「豊洲」や「有明」は、その点かなり不便。

なのに・・・なぜかマンションの価格は旧市街より高かったりします。
不思議でしょ?
その理由は、何度も書いているように、実にカンタン。
大手のマンションデベがタワーマンションを作って
バカ高い値段で売っているからです。
ただ、それもそろそろ無理が来ているようですが・・・・

豊洲の「シンボル」も看板を出すほどに空き住戸だらけ

その点、今の「木場・東陽町」エリアは
「お買得」とまでは言いませんが、
実に健全な「市場価格」が形成されています。
つまり「高くはない」のです。

人口減の時代ですから、中長期的に見れば資産価値は減じます。
でも、「絶対距離の近さ」という優位点は動かしがたいもの。
江戸時代なら「日本橋へひとっぱしり」の距離。
今なら「銀座へ自転車で」という近さ。

このエリアの現在のマンション市場、ちょっと面白いことになっています。
ここで何度か紹介している「リブラン」というデベが参入したのです。
そのあたりを「東陽町」レポートを
最新情報に更新することで紹介しています。

榊淳司のマンションレポート002
東陽町・木場 激戦の5+2物件を徹底分析
【2010年10月改訂版】

「木場」まで対象エリアを拡大することで、
ご要望の多い三菱地所の「パークハウス清澄白河タワー」についての
分析記事もおまけで入れておきました。

お値段は変わらず3980円です。

そして、江東区の「木場・東陽町」のように
「近くても買いやすい」マンションを比較的見つけやすいのは「北区」。
「予算に限りはあるけれど、都心近辺に住みたい」という方にとっては
けっこう狙い目になってくるのではないかと思います。
このエリアについては、かねてからわが盟友の如月正雄氏による

首都圏マンション立地エリア別総合評価集005
「北 区」編

というレポートがありましたが、この度、最新情報に更新してくれました。
北区を狙っている方にとっては、必読ではないでしょうか?

こちらも、お値段は据置きの3960円です。

今日は、さらにもうひとつレポート更新のお知らせがあります。
榊マンション市場研究所の紅一点・神戸有里さんの

女性のためのマンションレポート
首都圏シングル編

も、最新情報に更新されました。
自分のマンションを買うまでに「100物件見た」という
彼女の観察眼は相当なもの。
下手な不動産屋さんなんか、手もなくひねってしまいます。
この「シングルマンションウォッチャー」の彼女が
覆面取材で調べ上げたのが、以下の10物件。

サンクタス文京大塚
ルジェンテ南大塚
パークホームズ中野南台ステーションテラス
ローレルアイ千代田淡路町
グローベル・ザ・スィート中村橋駅前
グローベル・ザ・スィート練馬プレミア
パークリュクス小石川
パークコート神宮前
サンウッド中目黒フラッツ
BELISTA下高井戸駅前

もし、このうちどれかを検討している、という方。
または「そろそろマンションを買おうか」なんて考えている
単身者の方(男女問わず)は、とっても参考になります。
巷の書店で売られている「マンション本」との違いは
「すべてが本音」で語られているところ。
そして、駅の配布スタンドに置かれている無料の情報誌と違うところは、
マンションデベロッパーから1円もお金をもらっていないから、
すべて「客観的」に分析しているところ。
良いところはもちろん、悪いところも忌憚なく表現。

今、首都圏のシングル・DINKSマンションを
第三者的に評価しているレポートはコレだけではないでしょうか?

価格はもちろん据置きの3,980円です。
ぜひ、この情報を活用してください。


2010/10/18 19:08 Comments (0)

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