日本人であることを誇りたい

まさに、国難です。
これは1945年の敗戦以来、最大の国家危機かもしれません。

津波に流されて帰ってこない方々・・・
避難所で飢えと寒さに震えている方々・・・
肉親の安否を確認できずに悶々としておられる方々・・・
テレビで見ているだけでも、胸が痛みます。

大きな被害がなかった東京でも・・・
巷間、ややパニックが生じているようです。
ガソリンが手に入りません。
スーパーの棚は空です。
米も水もラーメンも買えません。
そして、もうすぐ東京にも放射能が降り注ぐ可能性があります。

我々も、チェルノブイリ事件のときに被爆したロシア人やフィンランド人、
ポーランド人のように白血病やガン、不妊症の心配をしながら
残りの人生を過ごさなければならなくなるのでしょうか?

ここで、東京電力にひと言いいたい。
「炉の利用価値を守ろうなんてケチなこと考えずに、最初から海水を入れとけよ!」
そうすれば、まそっとマシな展開になっていたかもしれないのに。

菅君にもふた言いいたい。
「現場の邪魔をするな!」「お前の精神論なんぞ聞きたくない!」

蓮舫にはふた言以上いいたい。
「テメエがパフォーマンスで削った防災予算のせいで、どんなことになったのか分かっているのか? 分かっているのなら責任とって大臣ヤメロ!」

この「勘違いオバサン」は、あいかわらず救いようがありません。

Twitterでの「皆様、余震に充分な備えをお願いします。落下物におきをつけください。」との発言について、蓮舫が「災害対策予備費」「学校耐震化予算」「地震再保険特別会計」の事業仕分け担当だったことから他のユーザーに「削らした4000億円でどれだけの人々が救われるか」などのバッシングを受け炎上した。一方で事業仕分けと被害拡大の関連を問う声もある。(ウィキペディアより)

昨日は石原都知事に「スーパー堤防は作らなくてもいいのでは」といったとか。
石原さんは呆れ果てて15分の会見を5分で切り上げたそうです。
去年、彼女に投票した「170万人のアホ」な東京都民のみなさんは
ぜひその実像をご理解いただきたいものです。

ところで、私は地震が起こった当日の夕方、
文京区の学校に通う子どもを迎えに行くため、
車で都心に乗り入れました。
ちょっと甘く見ていましたね。
都心に入ってお茶の水から茗荷谷まで2時間半かかる大渋滞。
自宅から学校までは、合計で6時間もかかりました。

その間、徒歩で帰宅する人々の様子を車の中から眺めていました。
お茶の水では明治大学で一旦休憩。
職員が懇切丁寧に対応してくれました。
子どもの学校に着いたのは深夜0時過ぎ。
教職員はしっかりと子どもたちの面倒をみてくれていました。
そこから約2時間かけて帰宅。
テレビのニュースを見ながら寝たのが4時頃でした。

それから3日間、買出しをしたりテレビを見たり。
降りかかる厄災に堪え、懸命に戦う人々の姿は感動的ですね。
あの日の深夜の東京都心でも、テレビに映る被災地でも
人々が取り乱したり、暴動を起こしたりすることが皆無。
みな、淡々と自分の為すべきことを行っています。

いろいろな国で大災害は起こりますが、
軍隊が出て行ってまず行うのは「治安の維持」。
だから、兵士は武装して出動します。
日本の自衛隊は、まったく武器を持たず、
純粋に救援・救出のために被災地に派遣されています。

これは、当たり前といえば当たり前なのでしょうが、
私は個人的にかなり感動しています。
「日本人ってすごいなー」というのが、正直なところ。
そして、そのことを誇りに思います。

おそらく、こういう高潔な振る舞いが普通に出来る民族は
世界を見渡しても日本人だけではないでしょうか。
そういった日本人の美質は、昔から多くの外国人に賞賛されていました。
大正から昭和にかけてフランス駐日大使だったポール・クローデルは
日本人と日本文化を愛したことで知られています。
「決して滅んで欲しくないと私が願う唯一つの民族は日本人である。(中略)多くの日本人は貧しい。しかし心はノーブル(高潔)である」

我々は今、敗戦後でもっとも大きな試練に直面しているようです。
でも、決して悲観することはないと思います。
私たちの親や祖父母の世代は、
それこそゼロに等しい敗戦の痛手から再出発しました。
それに比べれば、なんのその。
今の我々に課せられた試練など、まだまだでしょう。

ただし、我々は自分たちの政治的な指導者に対しては
もっと厳しい眼で選びなおさなければいけません。
時代遅れに頭の中が赤い元市民運動家や弁護士、
目立ちたいだけの元水着モデル、元犯罪者は
こういった「危機」を乗り越えるための我々の指導者とするには
あまり適切ではないと思います。


2011/3/15 16:28 Comments (2)

2 Comments

あなたのマンション評論は?ですが、政治に対する考えは私に近いものがあります。
今回被災された地域の方々へ心よりお祈り申し上げます。

2011/03/17 11:02 | by 匿名

榊さん、多くの読者をお持ちのあなたは、ある意味リーダーでもあります。
今後も、読者を正しい方向に導くいいメッセージを期待しております。
今日に記事は勇気を頂きました。

2011/03/15 20:50 | by 金子ノブオ

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