「お話し相手」をさせていただきます

2年半前、私は雇っていた人にみんな辞めてもらい、
それまで借りていた事務所を解約して、今のところに移ってきました。
このオフィスには、基本的に私しかいません。
電話も自分で取ります。掃除もします。振込も自分でATMに行きます。
それまでは、経理も掃除も人任せ。
極端な話、企画書も手書きのものを社員に渡していました。
もちろん、ちょっと長い文章はワードを使って書いていましたが。

ひとりの事務所になって、何がいいかというと「自由」であること。
社員がいないので、何時に来たっていいし、
何時に帰ろうと誰も見ていません。
私は冷房嫌いなので、夏でもほとんどエアコンを使いませんが、
社員を雇っている時にはそうもいきませんでした。
また、事務所で昼寝をしていようと、酒を飲んでいようと自由。
仲間がやってきて酒盛りを始めるにも、気兼ねいらず。
だから、事務所で昼メシを食べる時は必ずビールを一杯。

もちろん、社員を一人も雇っていないということで
ボーナスの心配をしなくていいのが一番大きいのですが、
この「自由」というものにも得がたい価値があります。
その代り、若干の寂しさもあります。

朝から晩まで事務所で何か書いていることが多いのですが、
誰も訪ねてこない、まともな電話が1本もかかってこない日が、
1年の内に一日か二日くらいはあるものです。
そういう日には、家に帰るまでほぼ誰とも話をしません。
それはそれで、けっこう寂しいものです。
もし私が一人暮らしなら、ストレスが溜まるでしょうね。

考えれば、はるか昔の独身時代には、
家で誰かに電話している時間が今よりも長かったですね。
あの当時はメールやインターネットもなかったですから。
また、ネオン街にフラフラ出かけることも多かった(笑)。

人間というのは、誰かと会話することで
自分の存在価値を確認しているようなところがあります。
また、話すことは癒しにもつながるようです。
カウンセリングというのは、何かの有効なアドバイスをするよりも
「話を聞く」ことに大きな意味があるのだそうです。

私は有料(10500円)で面談によるご相談を行っています。
この時も、最初は雑談をちょっと。
そのあとはまず、じっくりとお話を伺います。
相手がどのようなことを私に求めているのかを理解しないと、
的確なアドバイスを差し上げられないからです。

家で子どもたちと話すときも同じ要領。
女子高生の娘とのコミュニケーションについては、
ちょっと前に書いた通り。
「話を聞く」というのはちょっとした忍耐が要りますが、
好奇心と相手への敬意があればほとんど負担に感じません。

さて、この「話を聞く」ということで、新しいビジネスを始めた人がいます。
私の仕事仲間であり、友人でもある濱中さんという方が作った
「話し相手電話サービス はなしとく」というシステム。
カンタンにいえば電話で話を聞いてくれる、というシンプルなもの。
「話を聞く」といっても、それぞれその道でのプロだそうですから
それはそれは上手に聞いてくれるのではないでしょうか。
費用は10分で1000円だそうです。30分で3000円。
電話代はスカイプを使えば実質「タダ」。

こういうサービスを提供している企業は他にもあるようですが、
彼はいたって真面目な人間なので、その点で安心です。
また、「専門家に相談してみよう」というコーナーがあって
なぜか私も専門家のひとりとして登場しています。
私とお話しするのは1時間で1万円だそうです。
面談が10500円ですから、価格的にはまあ同じようなもの。
ただ、ウチのボロビルにやってきて
階段を4階まで上がる必要がない分「お手軽」かもしれません。

「話し相手電話サービス はなしとく」

ご興味のある方はご覧になってください。

新宿余丁町コーポラティブ計画

6日と7日の説明会が終わると、しばらく「夏休み」に入ります。
この両日に都合の悪い方はご連絡ください。
私の事務所で随時説明会を行います。

説明会開催 8月6日(土) 17:40~
             8月7日(日) 17:40~
いずれも参加無料。場所は新宿区若松の
若松地域センターです。


2011/8/3 18:03 Comments (0)

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post. TrackBack URL


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。