歴史は繰り返す

「歴史は繰り返す。一度目は悲劇として、二度目は喜劇として・・・・」
という訳で、二度目の不動産バブルも弾けました。
これは、悲劇というよりは喜劇です。
なぜなら、誰もが予想できたことだからです。
私も、昨年にこのブログを立ち上げた時にこうなることを予測しました。
みんな、分かっていたのに、こうなってしまった。
本当に喜劇です。
不動産業界・・・というよりもマンション分譲を行なう会社(デベロッパーともいいます)は、
「他社がそうなら、俺のところも・・・・」という体質が隅々までいきわたっています。
走る時には一斉に走る。休む時には一斉に休む。値上げする時には一斉に・・・
値引きする時にも・・・・という業界なのです。
簡単にいうと、頭が悪いのです。自分で自分が今何をやっているのか、分かっている方が少ない。
というよりも、いない。
学生の就職人気ランキングで上位に顔を出すのは財閥系の数社のみ。
だから、どこもいい人材がいない。
一部上場企業でさえも「えええ・・・嘘でしょう!」といいたくなるほど
出てくる担当者、部長、重役までが・・・ばかり。知性も教養もゼロ。
というわけで、不動産経済研究所の発表どおり・・・というか、
あそこはいつも数ヶ月遅れますが、大幅供給ダウン。
今年は首都圏で4万戸を維持するでしょうが、
来年は悲惨なことになります。2万戸台???
ただ、在庫は現在1万戸なんていっていますが、
本当はその3倍はあるでしょうね。
来年初頭の在庫は実質5万戸を超すのではないでしょうか?
それまで、今のデベロッパーが生き残っていればの話ですが。
次回は、このミニバブルの始まりと崩壊について、
象徴的な物件を取り上げて解説します。
榊淳司


2008/7/16 13:52 Comments (3)

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